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それでは ここで本委員会の事務局
日本マイクロソフト代表取締役社長 平野拓也がごあいさつをさせていただきます
皆さま こんにちは 日本マイクロソフトの平野でございます
日本マイクロソフトは 本イベントで
実行委員会の事務局を担当させていただいております
日本マイクロソフトのミッション こちらにございますけれども
全ての個人 そして全ての組織がより多くのことを 達成することができるようにすると
そういったことを支援させていただくというのが 私どものミッションになっております
そういった意味では 本日のこのイベントというのは
われわれの思っているところ それから ミッションに非常に即したものでありまして
今回事務局のほうを担当させていただきました
マイクロソフトといたしましては 当然テクノロジーの会社として
AI ですとかクラウドですとか いろいろなこともやっているんですけれども
会社のほうとしても フィロソフィーとしては ダイバーシティーですとか
それから社員一人ひとりのポテンシャルを どういうふうに最大限に引き出すことができるのか
そのためには マイノリティー マジョリティーという考えではなくて
できるだけ多くの人が働きやすい環境
時間という意味でもそうですし それから人事のポリシーでもそうですし
いろいろなところで毎年ちょっとずつ パイロットをしながら テストをしながら
失敗をしながら そういったことを繰り返して ビジネスを進めております
最近は リターンシップというプログラムも 発表させていただきました
これは 育児ですとか 介護もしくは ご主人さんの転勤 そういった理由で
プロフェッショナルな仕事を 辞めざるを得なかった方々が
また社会に戻る際に またゼロから始めるのではなくて
またプロフェッショナルのレベルで 始めていただけるように
マイクロソフトで マイクロソフトの 社員でなかった方でも歓迎させていただいて
半年なり1年なりそういった経験をし その後に引き続きマイクロソフトで
もしくはマイクロソフト以外でも プロとしてまた社会に戻っていただく
そういったお手伝いもさせていただいております
少し長くなってしまいましたけれども 今日は特別にスペシャルスピーカーといたしまして
野田聖子総務大臣 女性活躍担当大臣
内閣府特命担当大臣にご来場いただいております
ここでひと言 大臣より お言葉を頂戴したいと思います
野田大臣 どうぞよろしくお願いいたします
皆さん こんにちは
かなりの花粉症なのでお聞きづらいと思いますが 我慢してください
ご紹介いただきました総務大臣 そして女性活躍担当大臣の野田聖子でございます
本日のイベントは ICT をフルに活用して 女性のパワーを最大限引き出すという
私自身の政治信条と重なるテーマで
この場でごあいさつをさせていただくことを 大変うれしく思っています
少子化 人口減少社会に直面するわが国が 成熟国家として持続的成長を実現し
社会の活力を維持していくためには 当たり前のことですが 女性の活力が不可欠です
人口が減少する中 この5年間 安倍内閣において
女性活躍の旗を高く掲げて 取り組みを進めてきた結果
増加した就業者数の 250 万人のうち
実に約8割の約 200 万人は 女性が占めるということになっています
また 上場企業における女性役員数なども約 2.4 倍
女性管理職割合も過去最高になるなど
女性活躍は確実に進展してまいりました
ただ 他方で 雇用の場における男女間の賃金格差
家庭においてはワンオペ育児の問題など まだ解決すべき課題はたくさんあります
世の中で女性活躍が叫ばれるようになっても
多くの方たちは一部の特別な女性の話だと捉えて
自分には関係ないと 考えておられるのではないかと思います
また 第一子出産前後の就業継続率も 53.1%まで向上しましたが
あえて私は逆に言わせていただければ
まだ約半数の方は職を辞めてしまうというのが 現実であります
女性をエンパワーしていこうとして こうした現状を変え
就業する女性一人ひとりが働きがいを持ち 自信を持って働いていくための鍵となるのが
本日のテーマになっているテレワークです
テレワークは ICT を利用して 時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方です
子育て世代やシニア世代 障害のある方も含め
国民一人ひとりがライフステージや 生活スタイルに合った働き方を実現するものであり
まさに働き方改革の切り札だと信じています
私自身 昨年の8月に総務大臣になる前の 一議員の時代から
モバイルによるテレワークを最大限に活用して 仕事と子育て 家事を両立させてきました
私は 子育てが最も忙しかった時期に議員立法を 何度も手掛けることができたんですけれども
これはテレワークなしでは 実現できなかったと思います
総務大臣になってからも モバイルワークを 積極的に活用しています
大臣決裁や 大臣 副大臣 大臣政務官 総務省幹部との連絡会議も
全てモバイル端末で行うようにいたしました
ここに書いていないことなんですけれど 特に私は出産のとき
当然国会を休まなければならないのですけれども
誰もが私が出産に備えて入院したことも 知りませんでしたし
そして出産後も仕事に復帰するまで 数カ月かかったわけですけれども
それについてもほとんどの人に 気が付かれずに済んだのは
モバイルを通じたテレワークのおかげだったと 思っています
このテレワークの推進に最も必要と考えているのは 経営者 トップの意識改革です
そのため 昨年 11 月から 経団連や 日本商工会議所などの経済界に対して
しつこく女性の採用 登用の拡大 配偶者手当の見直しなどに合わせて
テレワークを活用しながら 目に見える形での働き方改革を
推進していただくように お願いしているところであります
総務省ではこの意識改革を促す取り組みとして 2020 年までの毎年
東京オリンピックの開会式が行われる 7月 24 日をテレワーク ・ デイとして
企業等による全国一斉のテレワークを 昨年から実施しています
第1回目となった昨年のテレワーク ・ デイには 約 950 団体 6万人以上が参加をしていただき
国民運動として大きな一歩を踏み出したところです
テレワークの一斉実施が交通混雑の緩和などに 一定の効果があったことから
今年は日数 規模を拡大して 7月 24 日プラス1日以上の
複数日でのテレワーク ・ デイズ 複数日として取り組みを強化することにしています
できれば来年は テレワーク ・ マンスということで 月に変えていければと
順番に増やしていきたいと思っていますが
今年のテレワーク ・ デイズは 昨年の2倍程度の 2000 団体
延べ 10 万人の参加を目標としています
今週末には参加企業の登録受付を 開始する予定ですので
こにお集まりの皆さま方にはぜひとも全員 ご参加いただきたく 心からお願いしたいと存じます
私もぜひ参加したいと思っているところであります
最後に 私からのメッセージをお伝えします
私は日本の企業が生き残るには 多様性の確保 ダイバーシティー
とりわけ女性活躍の推進こそが 企業の取るべき道であると考えています
現在検討されている コーポレートガバナンス改革において
取締役会の機能発揮の観点から
ジェンダーの多様性確保の重要性が 指摘されていることも
その証左だと思っています
今こそ そして 女性活躍に取り組む ラストチャンスだと思います
成長戦略の一丁目一番地は女性の活躍です
大きな潜在力を持つ私たち女性が その能力を最大限に発揮して
日本の ひいては世界全体の経済成長 世界の平和
全てに役割を持っていこうじゃありませんか
本日お集まりの皆さまの より一層のご活躍を 心から祈念申し上げまして
私からのあいさつといたします どうもありがとうございました
野田大臣 ありがとうございました
どうぞいま一度大きな拍手をお送りください