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津波が押し寄せ始める宮古港
「津波情報。ただ今、岩手県に大津波警報が発表になっています」
大津波警報を伝えるアナウンス
「ただ今、宮古市では、約20cmの津波が観測されています」
「海岸には、近づかないでください」
「今、津波が押し寄せています」
「引いていた潮が、今度は逆流して 川をさかのぼろうとしています」
「かなりの勢いで潮が流れています」
「ただ今の時間は、(午後)3時18分です」
「来てる、これ」
「午後3時20分になろうかとしています。 沖の方では白波が立っています」
「そして閉伊川河口に、ものすごい量の水が流れ込んでいます」
「波が上がってきましたね」
「2メートル以上」
「これもう、徐々に上がっていますよ」
「うわぁ~、ひどいな」
「ものすごい波です。ものすごい津波です。明らかに津波です」
「ものすごい勢いで、水が増えています」
「船が沈んでますよ」
「あそこ、保安庁の前」
「車が水没しようとしています」
「車が流される」
「湾の中に、港の中に、海水がのぼってきています。」
「すごい勢いで、水かさが上がっています」
「港の方は今、水が入ろうとしています」
「こちらは、宮古港です。宮古港が水没しようとしています」
「車は、もう流される」
「なんであそこにいたんだよ」
「あぁ、何かすごい音が」
「ゴーという音が鳴っています」
大津波警報のアナウンスが流れる
「宮古港に津波が押し寄せてきました」
「みんな車流されるぞ。あそこらへんも」
「中にあったコンテナなどが流されています」
「今、宮古港に津波が押し寄せて来ています」
「あらゆる物が流されています」
「ものすごい勢いで、浸水しています」
「駐車場に止めてあった車が、どんどんと水没しています」
「第2波かなんか、もっと大きいやつが来た」
「あぁ、出崎(埠頭(ふとう))を越えた! 2メートル以上!」
「沖では、白波が立っています」
「3メートル以上ですよ、これ」
「町が、のみ込まれていきます」
「あー、家が流されます。家が、家が流されました」
「津波によって、家が流されました」
「あぁ...クソッ」
「猛烈な白い牙をむいて、すごい勢いで津波が押し寄せています」
「あぁ、すべて流されます」
「あぁ、宮古港の市場が」
「恐怖すら感じます」
「すべてが流されます!」
「あっという間に、目の前は、海になってしまいました」
「こちらにも津波が押し寄せています」
「すべてが、すべてが流されます」
「車も電信柱も、建物も。すべて波にのみ込まれています」
「堤防も決壊しました。堤防を乗り越えて、津波が押し寄せています」
「町にも津波が押し寄せました」
「ここは宮古市の鍬ケ崎(くわがさき)地区です。 あっという間に、町全体が水没してしまいました」
「すべてが津波にのみ込まれています」
「恐ろしいことになってしまいました」
「すごいね...」
「電線が切れてしまいます」
「今度は潮が引いています。ものすごい勢いで津波が引いています」
「押し寄せていた津波が、今は一気に引いています」
「あらゆるものが流されています」
「車、そして家が、どんどん沖へ流されていきます」
「ものすごい勢いで、沖へと流されています」
再び津波が押し寄せる
再び潮が引き始める
「午後3時35分すぎです」
「押し寄せていた津波が、今度は逆に、すごい勢いで 湾の外へと流れていきます」
「船も流されています」
「これは、もう一度津波が、こちらに襲ってくる可能性があります」
「まさに、この世の終わりといったような...」
「目の前に広がるのは、地獄絵図のような光景です」
「すべてをのみ込んでいます」