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'Howl'を「言葉にならない叫び」 とでもいいかえることができるのならば
この曲の歌詞を書いているときに まさしく叫んでいたんだ こころから
曲のテーマでもあるんだけど ある人からとてつもなく遠ざかってしまった
そのことに気づいたときのこころが そのまま叫んでいるんだ
ようこそ! Tiger Music ナイトへ!
イタリアには初登場!ご紹介します アレックス バルガス!
イタリアでのツアーは想像を遥かに超えるすばらしいものだった
みんながショーにグッとのめりこんでくる瞬間が たまらなく好きなんだ
はじめての場所で見慣れない人たちから立ちのぼる
惜しみなく盛り上がってくれる空気 すっごくあたたかい視線 そういうのがね
'Howl' これは自分にとってかけがえのないアルバムになった
ここにある曲たちは大切な人への思いによって書かれているんだ
あるいは 大切な人との失われた時への思いもある
こころの奥底から生まれてきた曲たち 個人的な曲たちさ
そんな曲から みんなのそれぞれの ストーリーがうまれたりしたら すばらしいと思う
もしくは これらの曲を通じて 人と人がつながりあうことができたら とてもうれしい
作曲した時の個人的な気持ちを そのままに理解してほしいというわけじゃないんだ
聴いた人が あ!これ自分のことを歌っている と思うような
それぞれのストーリーに通じ合う曲たちであればいいなと願っている
曲をつくるときにいちばん大事なのは そこじゃないかな
気に入っている曲から新しいドラマが生まる 自分だけのストーリーがうごめきだすのを感じるんだ
ひとりの音楽ファンとしてのそんな感動を大事にしている
あのね スパゲティ買わなきゃならないような気がしてきたんだけど スパゲティならあることはあるけど
イタリアで買うイタリアのスパゲティだよ ほら スパゲティ
ぼくの役割? このアルバムにおいては 「アレックスのよき耳でいること」につきる
アレックスがすでに書きためていた曲たちを いっしょにレコーディングまで仕上げた
そのときのぼくの立場は それぞれの曲のメッセージがきちんと伝わるように磨くこと
アレックスもイイ感じだったし 曲に命を吹き込むようなレコーディングができたと思う
演奏に関しては 常に自分たちの最高の状態をひき出すようにつとめているよ
意見を押しつけあったりするよりは いっしょにノレるところを見つけたりしてね
どんな場合も人と人との関わりを大切にすること これがぼくの役割ってところかな
Tiger Music とのツアー?
ツアーだけでなく Tiger music との関係は とってもとってもリラックスできる
メンドウなことなんか全く無くて いろんな課題もどんどん解決していく
うれしいことばかりだし まさに気持ちイイ ほんとうだよ
Tiger Music 最高! なんといっても楽しいんだ
このアルバムを作ることで自分は変わったと思う
レコーディングのために必要なことを 現実に実行できる自分に出会えたわけだし
同時に 人を頼りにすることをゆるせるようにもなったと思う
そうやって頼りにされるのを 待っていてくれる人もいることを学んだし
それが必ずいい結果になると信じてくれている そんな信頼のありかたも学んだんだ
アルバム 'Howl' これはものがたりの始まり そう思えてならない
このものがたりは けっして終りを迎えることは無い オレが歌を作りつづけるあいだは けっしてね