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丸一日遊んで、とても楽しかったです。
でも、帰るころになって、 義妹のユカとジュンが、
最後にもう一度、コーヒーカップに 乗ろうって言い出したんです。
しかも、何故かすっごく楽しそうにしてて、 列に並びに行こうとしてました
1人で待つのは嫌だったので、 「私も乗りたい!」と言い、
一緒に並びました。
ジュンに、「あー、でも、すっごい速く回るよ?」 と言われたけど、
「まあ、たぶん大丈夫。
ちょっと酔うかもしれないけど、 2、3分もすれば気分もよくなるし、
そんなに心配しなくても大丈夫よ」 と、返答しました。
それでも、2人は心配して、
乗らないことを勧めてきたので、
「一人待ってるのは嫌だから、 一緒に乗る!」と押し切り、
3人でコーヒーカップに乗ったんです。
そしたら、いきなり義妹が すごい勢いでカップを回し始めて、
「ちょっ、速っ...もうフラフラしてきた...」
まあ、でも何とかなると思っていました。
ジュンと義妹はまっすぐに座って、笑いながら、
すっごく楽しそうにカップを回してるんです。
ものすごく加速してきたのに、 2人はまっすぐに座ったままなんです!
私なんか後ろに吹き飛ばされてましたよ。 身動きすらできずに。
2人は、「あははは!」 「あははは!」
私一人だけ、 頭すらも上げられず、
何もできないので、ズルズルと 遠心力に押し流されてました。
この時にはもう、 ゲロゲロに酔ってました。
私 「ちょ、止めて...もう、限界...」
でも、2人は笑いながら
心底楽しんでました。
私「もう、無理、死ぬ...2とも、止めて...」
「コーヒーカップで死ぬ... 2人とも、止めて、もう無理...」
やっとカップが止まった時には、
私 「もう、動けない...
...もう、吐きそう...何も見えない...世界が...回ってる...」
2人は何事もなく ケロッとしてましたが、
私はゲロッと してしまいそうだったので、
私 「助けて...ジュン、助けて...」
ジュンの手を貸りて、 何とかカップから降りました。
私はふらっふらだったので何とかカップから 這い出し、よろめきながら歩いて、
ベンチまでジュンに 連れて行ってもらいました。
ジュンは両親と合流して 帰ると言いましたが、
私はフラフラで、ゲロゲロの上、
クラクラでした。
こんなに酔ったことは 今まで一度もありません。
そして、吐き気が襲ってきて、
10メートル程先に トイレがあったので、
おぼつかない足で向かい、 倒れこみながら嘔吐しました。
そして、10分くらいしたら、 義妹が来て、
義妹 「そろそろ帰りますが、大丈夫ですか? もう歩けそうですか?」
私はまともに歩ける気が しなかったので、
結局、ジュンに手を貸してもら わなければいけませんでした。
また吐き気が襲ってきた時のために もう少しトイレに留まっていたかったのですが、
みんな、私1人をずっと待っていたので、 車に戻ることにしました。
でも、車はすごく遠くに 駐車してあって、
入園ゲートまで戻って、
さらに駐車場の端辺りまで 行かないといけませんでした。
もう、拷問のように長い道のりでした。
戻る途中で、義父が お土産を買いに店に寄り、
ジュンも、私が祖父のために 買いたかった帽子を買いに行きました。
義母と義妹と3人で 車に戻りました。
でも、私は道中ずっと 頭も上げられず、
地面はグニャグニャで、 ひどい目眩がしていましたが、
何とか車まで戻りました。
木々なんかが植えてある、
小奇麗な駐車場だったんですが、
車に着いた途端、
木々の辺りに また嘔吐しました。
しかも、義母と義妹の目の前で...
2人はびっくりして、
車のトランクを掻き分けて、
うがいをするためにコップと 飲み物を渡してくれました。
その後、申し訳なく思いながら 車に戻ってじっと座っていました。
そして、ホテルに直行してくれたらなぁ、 と密かに願っていましたが、
いい雰囲気の日本の レストランに向かいました。
車中は義妹の好きなKpop の音楽が流れるだけで、
音量も低く、とても静かでした。
私は一人その中、本当に惨めで、 申し訳ないという思いでいっぱいでした。
義母と義妹の前で嘔吐したことが 本当に恥ずかしかったのですが、
「これ以上に悪いことなんて起こるはずが無い。 もしかしたら、回復して気分も晴れるかも」
と、
思ったところで、
また、嘔吐しました!
さっきもらった小さなカップに。
静かな車中で。
みんな本当に静かで、私1人が すっごいうるさいんです!
私が義家族に行った行為の 全てが頭をよぎりました。
義家族に初めてお会いしてから 1年ほどしか経っておらず、
私の家族にジュンを紹介した時は、 「彼を愛してるの。私はこの人と結婚するわ」
と、素直にさらっと言いました。
仮にもし、誰かが
「いいや、私はそんなこと許さん!」 なんて言っても、
「あら、そう。でも、もう決めたから」
と、多くのアメリカ人は 言い返すでしょう。
でもジュンにとって、家族の了承を 得ることは非常に大事なことで、
日本人全てがそうだとは 言いませんが、
日本では親・家族の了承が 自分の意思と同じくらい大切なんです。
ですから、私はもの凄く努力をしたんです。
義家族に好印象を与えるために。
「息子にはもったいない位の御嬢さんだ」 とか、
「仕事もできて、礼儀正しく、性格も良い。 品格もある素晴らしい女性だ」
と言う風に思われたかったんです。
1年もかけて、了承を得るために
本当に努力したんです!
ところが、私は彼らの車で ゲロってるんですよ!
しかも、義家族みんなの前で! もう、どうしていいのかさっぱりですよ!
日本語で、何と言えばいいのかすら 分かりませんでした。
当時はまだ日本語が下手で、
私がどれほど申し訳ないと 思っていたかも伝えられず、
唯一、知っていた日本語は 「ごめんなさい!」だけでした。
それから、レストランに着いて、
みんなは食事を勧めてきましたが、
10~15分くらいここで待っていたら、 落ち着くかもしれないので、
「どうか先に行って下さい。
今はちょっと食べるのは無理そうです。
どうか先に行って下さい」 と、断りました。
彼らはレストランに入り、 注文をしに行きました。
しばらくしたら、ジュンが私の注文を 尋ねに戻ってきました。
でも、まだ気分が悪く、
店に入り、食事を始めたら また嘔吐しそうだったので、
断りました。
流石にそれをしたら、お仕舞いです。
何度かジュンが尋ねましたが、
断りました。
ジュン 「料理を持ち帰ろうか? ホテルで食べる?」
私 「本当にちょっと無理。 戻ってみんなと 楽しんできて、お願い」
レストランでは義家族が、私に対して 申し訳ないと思っていたはずです。
義娘が気分が悪いために車で休んでいる中で、 どうやってディナーを心から楽しめるでしょうか?
全部、ぶち壊しです。
通園地で喚き散らし、 ディナーも台無しにして...
でも、本当に気持ち悪くて、 何もできなかったんです。
座って休んでましたが、
車は動いてないのに、それでも気持ち悪くて、 またカップに嘔吐しました。
しかもコップから 溢れそうになってました。
このまま帰る途中で 車が少し揺れたら、
車中がゲロまみれですよ...
最っ低最っ悪の事態です。
だから、ドアを開けて、
詳しくは覚えてないのですが、
おそらく排水溝かどこかに 捨てたと思います...
とにかく、何とか捨てました。
(実際はジュンが捨てて、 綺麗にしてくれました。)
そして、みんなが食事を終え、 ホテルに向かいました。
私はやっとホテルで休めると、 内心大喜びました。
ところが、ホテル周辺は山道で、
道が非常に曲がりくねっていたので、
義父がドリフトしながら山道攻めてるんじゃないか、 と思ったくらいでした。
おかげで、私はもうゲロッゲロで、 とてもじゃないですが、耐えられず、
また、また、嘔吐しました。
その後、ようやく着いたホテルは ヒルトンホテルで、
こんなに素敵なホテルに行ったのは 生まれて初めてでした。
ロビーも豪華でとても広かったです。
チェックインを待っている間、
ロビーにいた人達は 不思議に思ったはずです。
間違いなく私は彼らの人生で、 最も惨めなクズ白人女だった事でしょう。
「何であんな酔っ払いみたいな外人女が 日本人家族一行と一緒にいるんだ?」と。
ホテルにはゴミ箱が見当たらず、
ゲロ付きコップを捨てられませんでした...
そんなモノを持ち歩かないといけないのが、 どれほど屈辱か分かりますか!?
しかも日本で! 義家族に好印象を 与えようとしてる時にですよ!!
Oh my gosh...
そんな訳で、部屋に着いてからは すぐに就寝しました。
翌日、2日目、最終日は、
箱根周辺の観光地を巡りました。
車中では、まだ気分が優れなかったので
お義父さんに、
「あの~、もう少し速度を落としていただけると...」 とか、
「そこの曲がり道は慎重に走っていただけると...」 とか、
面倒な注文が多くなり、
結局、私が助手席に座り、
義母に後部座席に行ってもらいました。
終日ずっと助手席に座らせてもらいました。
ご迷惑をおかけして、 本当に恥ずかしかった...
まあ、こんな感じで、
義家族みんなでの楽しい 初めての旅行をぶち壊しにしました。
好印象を与えるという願いは見事に失敗...
最後までご視聴頂き、 ありがとうございました。
皆さんが、私のより恥ずかしい経験を されない事を祈っております。
ところで、私は今までにこんな 事態になった事は一度もありませんでした。
怖くて泣き出すとか、
(幼少の時期を除けばですが)
乗り物酔いして、嘔吐するとか。 そもそも、あんなに酔った事すらありません。
ですから、本当に全く予想が できなかったんです。
全く、本当に、
人生最大の屈辱でした...
とにかく、ご視聴ありがとうございました。 また、次回の動画で。
ジュンがこっちにいる間に作ったビデオが もう1つあるので、
次回はトランプゲーム、「大富豪」を お教えしたいと思います。
私の1番好きなゲームです。
近いうちに投稿できればと思います。
他にもビデオを作っているので、
見ていただけたら幸いです。
それでは、また次回!
それでも、やっぱり素敵な旅行でした!