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第10話
母さん電話するね
スンジョ、体に気をつけてね。食事は 必ず摂りなさい 果物や野菜もたくさん食べてね
それから、夜にフラフラしちゃダメだからね
わかったよ わかった
足りない物があったら電話しなさい
何もいらないよ
たまには家に帰ってきなさいよ 分かった?
じゃあなウンジョ
兄さん
行ってしまった
本当に あんなふうに行ってしまった
この家でスンジョと共に過ごすのがすごく幸せだったのに
冷たくされても 嫌み言われても
一緒に居て嬉しかったのに....
ハニ 泣かないで
待ちましょう
遠くに行ったわけじゃないから すぐに帰ってくるわよ
もう学校でしか会えない
きっと…
きっとスンジョは私の事を忘れちゃう
ハニ
オ・ハニ
ねえ オ・ハニ
え?
何か言った?
お願いだからしっかりしなさいよ 心ここにあらずよ
1日中 骨の無い蛸みたいだよ!蛸!
スンジョが家を出て行って辛いだろうけど こんなの友達のハニじゃないよ
しっかりしなさいよ
あっ!
スンジョだ
何してるのよ 会いたかったんでしょ?
-早く行ってきなよ -嫌だ
何でか分からないけど 話しかけるのも怖いの
ジュリが来るから お昼ご飯一緒に食べよう
ん?
トンカツ二つ追加で!
昔のハニに戻っちゃったみたいだね
高校の時と同じだよ
は~い どうぞ
ハニも来たな
鼻歌なんか歌って 機嫌良いわね ポン・ジュング
当然だろ
俺も もう安定した気持ちで働けるから 鼻歌がでるんだ
ペク・スンジョとの決闘に 俺が勝ったに違いない
それにハニに対する俺の 熱い情熱に跪いたんだ
トンカツ1つ下さい
はいよ
ペク・スンジョ どこに住んでるの?
知らない
アルバイトは?
知らない
ちょっとオ・ハニ あんたが~知らないって?
全部 知らない
片思いだから 悲しいわね
大丈夫か ハニ
ゴメン
何が?
ハニどうしたんだ?
変じゃないか?
ペク・スンジョが家を出たそうよ
ショックなんじゃない
練習しましょ
スンジョは 練習にも来ない
分かってた事だけど でも もしかしたらって思ってたから
おい オ・ハニ
珠拾いも出来ないのか!?
はーい…
あぁ本当に!!
ハニ
お前 夕飯おごる気あるか?
ありません
そうか?
ペク・スンジョに関するホカホカの情報を教えようと思ってたのに
嫌ならいいや 練習しよう
奢ります 先輩! 奢りますよ 先輩!!
奢ります!奢ります!!
俺 美味しい店知ってるんだ
はい?
そんな高い店じゃないから負担に思うな
それよりも・・・その情報なんですけど
情報?
おまえも知っての通り スンジョは俺に隠し事をしない 俺が おまえに話せば 俺とおまえだけのホントの極秘情報だ
これが終わったら連れてくよ スンジョのアルバイト先に
えぇ!?
スンジョが ここで働いてるんですか?
ここでサービスしてるんだここ俺が紹介したんだ
俺も実は週末にアルバイトしてるんだ さぁ入ろう
天下のペク・スンジョがファミレスで働くなんて
信じられない
いらっしゃいませ 何名様で… あっ ギョンスさん 今日はアルバイトなの?
いや 今日はお客で来たんだ この子と一緒に
2人ですか?
あちらにどうぞ
行こう
これ追加したんだ 先週はなかったのに
ハニ
はい
キョロキョロしてないで注文しろ
はい
スサンナツメサラダも良さそうだなぁ
ガーリックステーキも良さそうだな…
お決まりですか?
そろそろ決めて頂けますか?
はい
15分も考えればもういいでしょう
ペク・スンジョ!!
鮭のしょうゆグリルセットにしますか?
スサンナツメサラダにしますか? ガーリックチキンですか?
俺は鮭のしょうゆグリル
ナツメサラダ
あっ 紅茶も…
ソ-スは どうなさいますか?
-ピ-ナッツソース -では セットの紅茶は 桃にしますか? レモンにしますか?
レモン
紅茶に お砂糖は入れますか?
はい
少々おまちください
ハニ どうだ?俺の言った…
どうした 泣いてるのか?
まったく こいつは大げさだな
久しぶりにスンジョと話したの
おまえ今 話をしたのか? 注文を聞いただけだぞ
すみません
コ-ラの おかわり頼めますか?
はい
差し上げましょうか?
ハァ・・・
制服姿も あんなにカッコいいのね?
先輩
もしかしてスンジョが住んでるトコ知ってますか?
家?
そこまでは知らないよ
大変お待たせいたしました
鮭のしょうゆグリルセット
レモンチキンとナツメサラダです
美味しそうだな
美味しくお召し上がり下さい
スンジョ
こんにちは
どこに住んでるの?
勤務時間ですから
私が来たから怒った?
近いうちに来るだろうと思ってた
このこと 家で喋るなよ
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あれだ!
何?
あれ
ここでアルバイトしたら
すこぶる自然に会えるわ
スンジョと会えるわ
でも すごく不自然じゃないか
ちょっとまって
アルバイトですか?
はい がんばります
わるいけど
え?
丁度さっき他の人が来て 決まってしまったんだよ
えぇ?
悪いけど またの機会にね
アンタ!!
なんで あなたがいるのよ
アルバイト! 一歩遅かったわね
他にもアルバイト必要ないですか?
悪いけど今は必要ないんだ
じゃあ 今日からお願いしますよ
立場が逆転したわね
何が?
スンジョが家を出て あなたに会えるのはテニスサークルぐらいでしょ?
実際ここに来るほど行かないけどね
私は学部が一緒だし アルバイトも一緒
私は度々あなたから飴を奪ってる気分だわ
それじゃ 私アルバイトがあるから じゃあね
いや~良く食べた
おかげで腹いっぱいに食べれた
ところで・・・ アルバイトは出来る事になったのか?
そうか それじゃ全部 解決できるな
俺に感謝しないとな
全部 俺のおかげだから
もう行きましょ
お帰りですか?
セット料理の紅茶が残っていますけど
あぁ!
それ 明日じゃダメかな?
えぇ?
紅茶のことよ
明日また来て飲むのダメかな?
そんなことは 不可能です
それに明日また来ていただいても 全く ありがたくありません
うるさくしないから
それに 私お客さんだし
おい
頼むから家で話するなよ
それじゃ 来てもいいのよね?
忙しいだろ?
確かに お客様が多いからね
ユン・ヘラが居るから安心出来ない
明日も明後日も来ないと
ハニ・・何してる?行くぞ
とにかく スンジョと会えたから良かった
ただいま戻りました~
ハニ!
夕食まだでしょう?一緒に食べましょう
外で食べてきました
あらまぁ
ハニが笑うのは久しぶりだわ~
何か いいことあったの?
え?
いいえ 別に・・・
スンジョが出て行ってから ハニが寂しそうだから心配してたのよ
あの・・・お母さん スンジョが・・・
頼むから家には言うなよ
何ですって?
スンジョがファミリーレストランでアルバイト?
秘密だって言われたんですけど・・・
そこで食べてきたんです
面白そうだわ~!
会いたいわ
でしょう!ウンジョ? スンジョがウエイターだなんて
うん!僕も会いたい!
それじゃ明日の夕食 私たち3人で そこに食べに行こうか?
え?
だけど秘密だって…
ハニったら恥ずかしがっちゃって
わかったわよ だったら みんな変装しましょう
端っこで見に行きましょう
おう!
スンジョ… あなたは今 一人で何してるの?
ご飯作ってる?それとも本読んでる?
どんなとこに住んでるんだろ 今…
俺はキノコ蓮飯とナツメサラダと五味子茶
私は鮑粥に緑茶
ブルーベリーシャーベットを食後に
私はトッポッキと野菜を
俺は鮭を焼いて胡椒をかけないでください
鶏の足炒めを6本とレモンチキンを8個
鮑粥は止めてグリルチキンをください
ちょっと こう一度に言うと 分からないじゃないか
ちょっと整理しよう?
ご注文を確認いたします
キノコの蓮飯とナツメサラダに五味子茶
グリルチキンに緑茶 トッポッキと野菜を
鮭を焼いて胡椒をかけずに
それとグリルチキンとオレンジシャーベット
ちょっと僕のは?
はい ブルーベリーシャーベットは 食後にお持ちします 以上ですね
うわ~ あの人 (オーダー)書いてなかったようだけど
あの人 暗記したのよ 当然みたい
かっこいいよ お兄ちゃん
やっぱり天才だわ
だけど可愛くないわ
スンジョは笑うとかわいいのに
お兄ちゃん 僕達に気付かないかな?
ハニ!こんな変装してるんだから 気付かないわよ
すみませーん
ご注文でしょうか?
私たち蓮の葉のステーキ食べようか?
俺 レモンチキンかヤンニョムご飯!
私はー...何がいいかな
早く
今日のオススメは何ですか?
フライドチキンサラダ
あ~昨日食べた・・
ハニ
バカ!お兄ちゃんに気付かれるだろ
それで変装したつもりか?
ごめんなさい
スンジョのお母様とウンジョね
いらっしゃいませ
何で あなたがここに居るのよ
スンジョと一緒にここでアルバイトしてるんです
何?
ハニ 何してたのよ~?
すみません ユン・ヘラに先越されちゃいました
息子よ たまに家に来なさいよ
ヘラなんかに絶対 傾かないように注意しなさいよ
分かってるよ
スンジョ 住んでる所教えてよ
早く帰ってよ
ヘラに負けちゃだめよ 分かった?ハニ
うんざりだと言われても何も考えないで!
毎日会わなくちゃ ガムみたいに そのままいなきゃ
毎日ここに来なくちゃ 分かった?
はい!
ストーカーだよ
かわいそうな兄さん poorスンジョ
え?
本当?
そうよ あんたがヘラとスンジョにくっつくのよ
ヘラは粘るわね
こんな風にあんたも毎日会いに行かなくちゃ
スンジョに嫌われちゃわないかな?
何言ってるのよ!
逃げても嫌がっても終わりまで 追いかけるのがオ・ハニでしょ
木にくっついて夏に鳴くセミみたいにね
そうよね それよ
木にくっついてるセミ
ただ あんたが毎日スンジョの所へ通う時間とお金があるか...
あぁ・・・
永遠に居るのか?
今日も勉強?
来週までの課題があるの
ここは私がやるから
そうか
何で あんたがここに来るのよ?
お客様が私の友達を食べそうだったので
注文はどうしますかー?
どれでもいいわ
はい わかりました
それでは 私が適当に
ご注文のお料理でございます
本を閉じて頂けますか?
何よコレ
ウチのレストランで人気のある スーパースペシャルセットです~
こんなに大きい・・・
アヒル?
アヒルではなく… 鶏!!
任せるって おっしゃったでしょ?
それでは美味しくお召し上がりください ありがとうございました Thank you~
お客様?
5杯目のコーヒー 差し上げましょうか?
毎日何倍もコーヒー飲んでたら胃がおかしくなるわよ
あらあら 心配までしてくれるの?
大丈夫よ
私 丈夫だから
こうやって ずっと座って待ってる女を 世間のどんな男が好きになるかしら?
私が男なら うんざりするようだわ
まあとにかく お疲れ
じゃ 私が帰るか見てなさい
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すみません お客様?
お客様!
閉店時間なので
ああ・・はい
12万3千ウォンです
何がそんなに高かったんですか?
スーパースペシャルセットとコーヒー7杯です
スーパースペシャルセットはおいくらなんですか?
58000ウォンです
ちょっと待って下さい
ちょっと待って下さいね
これ…
はい
ありがとうがざいます
すみません ペク・スンジョさんは 何時まで仕事ですか?
教えてくださいよ
そうですね たぶん9時までですか
あ~ そうなんですか?
ありがとうございました
9時・・・?
今は8時30分だから・・
もうすぐ終わりだわ
良いわ
今日はスンジョが住んでる所を見てみよう
もちろん ちょっとだけ
待ってたの?
今 出てきた所だよ
本当に?良かった
あぁ・・・疲れたわ
早く行きましょう
近くに住んでるから 一緒に帰るのよね
そうに決まってる
何よ
スンジョが・・・
ヘラと…?
ハニ どうしたのよ?
こんなに遅くなったの?
心配するじゃない もう12時すぎなのに
すみません
サークルの集まりでもあったの?
何かあったの?
いいえ 大丈夫です
お風呂は?準備しようか?
今日は もう寝ますね
おやすみなさい
そう・・・
おやすみ
おかしいわね・・・
隣の部屋にいたスンジョが・・・
今は ヘラと暮らしている
私が嫌いじゃないって言ったのは何なの?
私のことは嫌いじゃなくて
ヘラが好きって事なの?
今 二人は・・・
行ってきます
ハニ
あなた目の下にクマができてるわよ
目も充血してるわ
疲れてるみたいだわよ
そうですか?
眠れなくて
勉強をやりすぎたら駄目よ
そんなはずないだろう
大丈夫?
今日は学校休んだら?
大丈夫ですよ
もし具合が悪くなったら スンジョに言って 家まで連れてきてもらいなさいよ
でも気分の悪い妖怪みたいな顔 お兄ちゃんが見たら気絶するかもだ
そうね
気をつけるわ
行って来ます
ハニ ご飯は?
食欲がないんです
では・・
ハニ 何かあったのかしら?
どうやら 普通のことじゃなさそうだぞ
何かしら?
あ~まったく
ダイエットしてるの?
ここ数日食べてないんでしょう?
食欲がないんだもん
どうしたの?ペク・スンジョのせいでしょ?
言ってみなよ 聞いてあげるから
私・・・
もうやめようと思うの
まったく・・・
やめるって何回も聞いたわよ
だよね
耳にタコができるわ
でも今回は本当に・・・
何ですって?
同棲?
ヘラとスンジョが?
間違いじゃないの?
だけど
家から1時間も出てこないなんて
そんな関係ってこと?
こんな事になったから・・・
私がスンジョを すごく好きだったんだって
駄目になるほど痛感したの
本当に 片思いはつらいわね
ハニ
どうしたらいい?
こんにちは
1.2.3
元の位置から!
1.2.3.
元の位置から!
1.2.3
おい オ・ハニ しっかりやれ
はい
1.2.3
ちょっと ペク・スンジョ
誰?
誰ですって?
あんな長い間 一緒に過ごしたのに 分からないって?
ハニの友達よ
IQが200なんでしょ
記憶にないわけ
同じクラスでなくても 同じ高校だったんだけど
役に立たないデーターは すぐに消すんだ
あ~思い出した
オ・ハニと同じレベルの
チョン・ジュリと
トッコ・ミナだっけ?
どうしたんだ?
本当にもう こんなやつの どこがいいんだか
そう
何か言いたいことでも?
ちょっと!
ちょっと酷いんじゃない?
ハニの事よ 知ってるの?
あの子 12日間も この世の者じゃないみたいなんだから
友達として
これ以上 我慢できないのよ
だから何だよ
用件は何なんだよ?
同棲のことよ!
同棲?
何よ?今更違うと言いたいわけ?
あんた ユン・ヘラと一緒に 住んでるっていうじゃないの?
ハニが2人に付いて行って 直接 見ちゃったって言うのよね
ちょっと 可哀想に
ハニが道通りで1時間も待ったんだから!
ハニの気持ち知りながら
そんなふうに家を出て
それに同棲までするの?
ハッキリするとかしてよ!
本当に卑怯だわ
揺るがしたりしないで
男らしく ハッキリ言いなさいよ!
分かった 本当だと言えばいいのか?
でも あまりにハッキリ言うとハニが・・・
あの子 見た目より心が相当弱いの
だからハニを苦しめないで
あんたがユン・ヘラを好きになるなって 言ってるんじゃない
どういう事か分かるわよね?
望みはないから もう諦めろって言ってあげて
オ・ハニ
4年間も あんたに片思いしてるじゃない
私達が言いたかったのは コレよ
それじゃ 行くわ
行こう
お腹空いただろ?
わぁ!
これはアワビ
これはツル人参
これは鴨だ
さぁ ハニ食べて ジュングと私たちが おごるから
あんた体を大事にしなくちゃ
そして 新しい愛を見付けよう
そうだよ ハニ
ねぇ それが重要じゃないわ
世界に男があいつしか居ない訳じゃないわ
周りを見なさいよ 素敵な男がいっぱいいるわよ
そうよね
でも食欲がないの・・・
あんた達が食べて
ハニ・・・
おまえが こう疲れてるから
俺は死にそうだ
少しだけでも食べろよ
もう2週間もスンジョに会ってない
そうね・・
私が努力までしなくても
こんなに会わないものだったのね
ここで何してる?
誰かを待ってるのか?
久しぶりだな
最近あまり会わないな
うん そうね
先に行くわ
何だ そっけないんだな
待ってる間 一緒にいてくれよ
うん・・分かった
新しい家はどう?
ああ・・・
いいよ 部屋も広いし
そう
食事はどうしてるの?
そうだな
アルバイト先で食べたり
誰かが作ってくれたり
作ったりって
突然 一人で住むから
寂しいでしょう・・・
そんなことないさ
ほとんどは
ユン・ヘラと一緒にいるから
ああ・・そう
先生
来ました
時間 きちんと守るんだな
目標にしているパラン大学に来てみたら
本当 一生懸命に勉強しないとって 思いました
あら
このお姉さんは もしかして
オ・ハニ オンニ?
あっ・・・
-どうして私を? -あぁ やっぱり!
ヘラ先生が言った そのままですね
ひと目見て分かりましたよ 話は沢山聞いてます
あっ はい・・・
え?どんな話を?
お姉さんも学校で成績わるかったけど ペク・スンジョ先生に教わって 50位になったそうですね
いまだに伝説だそうです!
ああ そうなの
先生!
待った?
いいえ 今来たところです
英語はヘラ先生に 数学はスンジョ先生に 教えてもらってるんです
私も この大学の試験受けようと
じゃあ 先生っていうのは・・・
家に1週間に3回いらっしゃるんです 私のママのお気に入りで
いつも食事まで作っちゃって
でもヘラ先生とハニお姉さんは 特に仲良くないみたい
それじゃ
ヘラと一緒にいたのは 同棲じゃないって事? でしょ?
同棲?
おまえ一人で勝手に考えてたんだろ・・・
夕食まで作ってもらえるから いいアルバイトだろう
じゃあ 行きましょ
じゃあな
チョコレート作ってるの?
チョコレートは ふつう愛する人に・・・
あなた もしかして・・・
まあ!! なんて嬉しい事かしら
私が この時をどれだけ 待っていたか分かる?
遅すぎでしょう?
ようやく いつものハニが戻ってきたみたいね
最近ずっと元気がなくて どれだけ心配したのに
頑張ってやるのよ
はい
ファイト!!
ファイト!!
どうやら味が イマイチね
もっとも 味は特に関係ないか・・・
何でかな・・
最近あまり食べてなかったからかな?
お前が作ったのか?
可愛いな
美味しそうだ
つけてあげようか?
スンジョ…
こんな日に雨が降らなくてもいいのに
傘も持ってきてないのに
おじさん どうしたんですか?
どうしましょう?車が故障したみたいです
え?
あら・・ハニ
スンジョ 来たわよ
こんな雨が降ってる日に
本当にすごいわね
スンジョが終わるの待ってるなら無駄よ
最悪なことに 今日はジヨンの 家庭教師の日なの
ああ・・コ-ヒ-よね?たくさ~ん
じゃぁ いつ終わるのかな?
ここじゃあちょっと ヘラもいるし
顔 どうしたんだ?
私の顔がどうしたのよ
顔色が悪いぞ
今日は早く家に帰れよ
大丈夫よ
お客様?
ハニ ハニ
オ・ハニ
ハニ
オ・ハニ
おい
大丈夫ですか?
すみません
騒がせて
救急車呼ばなくても大丈夫ですか?
スンジョさんが応急処置したんですが
大丈夫です もう良くなりました
ペク・スンジョさんの知り合いですか?
はい
そうか・・じゃあ今日は帰っていいよ
この お嬢さんを送ってあげて
いいえ 本当に大丈夫ですから
こんな雨の中に その体で一人では無理でしょう
そうして スンジョさん
はい 分かりました
今日のジヨンの家庭教師は 一人で行かなくては
分かったわ そうするしかないわね
騒がしい お嬢さんのために 毎回頭が痛そうね
オ・ハニ
たいしたものだわ
とにかく お大事に
空車もないし
タクシーは難しいみたいだ
雨に濡れちゃうから 入って
雨に濡れて文句言ってないで こっち来い
スンジョ
私 駅まで歩いて行くから 先に帰って
駅まで30分はかかるぞ
それに この雨だと この前のように
電車も運行出来ないかもしれないな
ここから10分歩けばアパ-トだけど 行くか?
俺の家で母さんに電話して
車で迎えに来てもらおう
わあ 考えていたより広いわね
こっちがキッチンね
ここが・・・
トイレね
ヘラも…ここに来たの?
ここ?
お前が初めてだよ
具合はどうだ?
もう大丈夫
そんな空腹でコーヒーを飲むからだ
胃が無理してるんじゃないのか
もう大丈夫だから
ほら 拭けっ!
スンジョの においだわ
新しいのに においなんてするのか?
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もしもし
スンジョです
家です
え?
会ったよ
アルバイト先に来たんですよ
コ-ヒ-を飲んでたら 胃痛で倒れて
いいや 今は大丈夫
こうして二人でいられるのも お母さんが迎えに来てくれるまでだわ
それまで スンジョの部屋を見ておこう
今一緒にいます
まあそうなの~ タクシ-がつかまえられなくて
だから母さんが迎えに来て下さいよ
え?
え?
冗談でしょ?
母さん?
母さん!!
もしもし
何だよ?勝手に切って
え?
何ですって?
雨がいっぱい降ってるから 来るのが嫌だそうだ
は?
明日 迎えに行くから 今夜は休ませてあげってって
そう言ってるよ
ショワ-を浴びているわ それに これから二人きりで一晩を
あ~
恋愛小説に出てくるシチュエーション!
どうしたらいいのかな?
スンジョの家でも こんなことが一度あったとけど 今度は状況が違うわ
ベットは1つしかないし
ベットも1つしかないし
おい
はい!
シャワ-しないのか?
シャワー?
うん・・・そうね シャワ-するわ
まさか 緊張してるのか?
緊張なんて
ぜんぜん
着替えて
これしかないから
嫌なんて言うなよ
ありがとう
ソワソワする 今の気持ちが好き
しばらく前までスンジョがいた空間に 今度は私が入った
スンジョは今 外で 私を待ってくれてるかな?
今夜は誰でも一度しか経験出来ない そんな気分みたい
ジュング 電話に出てくれ
はい 分かりました
はい ソ・パルボク ククス店です
スンジョの家の者ですが
ハニのお父さんお願いします
ペク・スンジョさんのお母さんですか?
あら そうおっしゃるのは だれかしら?
ジュング 君かしら?
ええ ジュングです
今シェフは忙しいんですけど
それじゃ ジュングくんが聞いて ハニのお父さんに必ず伝えてね
はい分かりました 話してください
今夜 ハニは外泊するから
心配しないでと言っておいて
スンジョの家で1泊するから
ええ??
こんなに雨が降るのに家に帰ってくるより そこにいるほうが良いと思って
何て?
何て言ったんですか?
おばさん それ本当ですか?!
ペク・スンジョの家で ハニが1夜すごす・・・
スンジョの家はどこなんですか?
あら どうしましょう・・知らないのよね
でも 知ってたとしても 教えないけどね~
何でですか?!
では もう切りますね
ちょっと・・もし・・
おばさん 切らないで 切らないで
どうした?
シェフ ペク・スンジョの家はどこですか?
何で俺がスンジョの家を知ってるんだ
知ってるのは あそこのファミレスで アルバイトしてる事だけだよ
どういうファミレスですか?
そこはダック屋だったかなチキン屋かな どっちだったか・・・
ダックかチキンかどっちですか?
お先に失礼します
おい
おい
ペク・スンジョ~
おい ジュング
私・・
シャワーしたわ
ありがとう
そうか
じゃあ
これから 何をすればいいの?
どちら様?
もしもし
もしもし?
ちょっと聞きたいことが
この店に
スンジョという
スンジョ・・ペク・スンジョ?
見つけた
見付けたよ
もしもし
おじさん? もしもし?
お客様 もしもし!
俺 もう寝るから
おっ?
そうね・・・もう12時だから
じゃあ 私が床で寝るから
あなたはベットで寝て
当たり前だろ
何が
布団一枚しかないから
寒いならタンスから
俺のコートでも出して寝ろ
ちょっと!!こういう時は普通 女の人に
何を言ってるんだ 俺が床で寝るから お前はベットで寝ろ
そうやって言うんじゃないの?
お前にそんな事言いたくないね
具合悪い人に何なのよ
あんた 人間じゃないわ
冷血人間よ
何だと?
ねえ
ねえ
何だよ
暗いと眠れないんだけど
電気つけたらだめ?
俺は暗くないと寝れないんだよ
お化けが来るでしょ
ねえ
何だよ
寒くない?
寒いにきまってるだろ
背中も冷たいよ
じゃあ 私がそこで寝ようか?
いいから 早く寝ろよ
でも・・・
でも寒いって
分かったよ 俺も一緒に寝ればいいだろ
ちょっと待って 私が床で・・・
いいよ
こうすれば お前が静かになるんだろ?
寝るぞ
緊張してるのか?
何で緊張なんてするのよ
するわけないでしょ
じゃあ今聞こえた唾の音は何だ?
え?
俺と1晩一緒に過ごすんだから
何があってもおかしくないだろう
キスみたいにさ
それとも
それよりもっとあってもおかしくないだろ
期待してるなら
悪いけど
俺は 何もするつもりないから
お休み
お休み
何か・・気が抜けちゃった
でも安心出来そう
でも 女の子と一緒のベットに寝て 何もしないなんて
もしかしてスンジョは女の子に対して 不感症(興味ない)なのかな?
それとも私が女性として 見られてないせいだろうか
きっとそうだわ
明らかに私みたいな・・・
落ち込んでいるのか?
落ち込んでって?
いいえ・・・
俺は
母さんが考えてるような事にはなりたくない
もしも今日 俺たちに何かあってみろ
完全に ひっかけられて
一生母さんの思い通りになるから
そういう事だ
だから
期待しないで 寝ろよ
あ・・私の事が嫌いってわけじゃないんだ
とにかく 暖かくて幸せだな
スンジョの横で寝られるなんて
惜しくって寝られそうもないわ
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ペク・スンジョ
ユン・ヘラ
1・2
面白いな
続けろ
ほら
もう一度やれ