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こんにちは。最近、ほぼ毎日、日本語の勉強法について 質問を受けるので、今回はそれについてです。
お話しするソースのリンクは全て、 動画下にある説明欄に貼ってあります。
日本語の学習において必要なのは、 リスニング、リーディング、そしてスピーキングの3つです。
今回、ライティングに触れないのは、 実生活ではメールやタイプばかりで、
鉛筆を持って、作文をする機会があまりないからです。
ですから、読みと、漢字の綴りが分かれば、 かなり上達できます。
この3つで最も簡単なのは、リスニングです。 そして、最も簡単な上達法は日本語の環境に身を置くことです。
大体の人が日本で1,2ヵ月もいれば、 ほとんど聞き取れるようになります。
もし、日本にいなければ、
日本のニュース番組やドラマを見たりでもいいです。
ですが、一番効果的なのは、日本に行って、 日本語の環境に身を置くことです。
リーディングとスピーキングのどちらが簡単かは、 人によります。
もし貴方が、机に向かっての勉強が苦手でも、 外に出て、人と話すのが好きなタイプで、
分からない事をどんどん質問して、 繰り返し口で言って覚えられるようであれば、
スピーキングの方が上達するでしょう。 ですが、大部分の人は自室で勉強する事が多く、
特に、貴方が日本にいなければ、 リーディングの方が簡単だと思います。
リーディングでは漢字、語彙、文法の3点を学びます。
ひらがなとカタカナは含めませんでしたが、 2,3日で覚えられるはずです。
そして、この3点を同時に学ぶことをお勧めします。
例えば、「元気」という教材では、それぞれのチャプターで、 この3点がまんべんなく学べます。
また、最初にリスニングセクションがあるので、 繰り返し口に出して真似し、
スピーキングにも慣れる事をお勧めします。 Junの "Advice for Japanese Learners"動画では、
彼は言語がツールであると説明しています。 上達するためには、
机に向かうだけでなく、 ツールとして使わなければならないと言っています。
もちろん、日本に留学するか、 日本語が堪能な人と練習するのが、
スピーキング上達にはベストですが、 それが出来ない方々に、
日本人と練習できるオンラインツールを いくつか紹介します。
これらのサイトは互いに添削し合うものが多く、 例えば、相手があなたの母語を学習していて、
あなたは相手の母語を学習するので、 互いに練習し助け合うというものです。
japan-guide.com.には、互いに連絡を取って、 言語添削をし合いたい人の為のフォーラムがあり、
日本人も多く、世界中から英語を学びたい人が集まっています。
skypeで連絡を取ったり、 近くに住んでいれば会ったりもできます。
lang-8.comと言うサイトも便利です。 日記添削サイトで、
学習中の言語で日記を書き、 その母語話者が添削してくれると言うものです。
そのお返しに、今度はあなたが、 誰かの日記を添削してあげます。
Junも昔利用しており、 知り合った人とスカイプで練習もしていました。
文法や語彙の勉強にはもってこいです。 是非、利用してみてください。
人と話して練習するときに、 間違うのが怖くて困っている人は、
お酒です。ほろ酔い気分で試してください。 マジです。結構みんなやってます。
さて、無料ツールです。
まず、文法ですが、 guidetojapanese.org/learn. の Tae Kim's Guide to Learning Japaneseがお勧めです。
このサイトで、おおよそ最初の大学2年間で習う 文法はカバーできると思います。
個別で文法の質問があれあば、 専用のフォーラムがあります。
他にも日本語学習者用の質問フォーラムが、 ネット上には沢山あります。
その内の一つで、回答も早く、期待できるのが、 reddit.com/r/learnjapaneseです。
堪能な人が多く、日本語を勉強した英語スピーカーからの視点で、 練習方法や、理解の手助けをしてくれるでしょう。
次は漢字と語彙ですが、 Ankiと言う、 フラッシュカードプログラムがダウンロードできます。
かなりの量の枚数があり、便利なのは、 以前覚えたカードを特定しやすく、
簡単だとチェックを入れたものは出題頻度が下がり、 重要だとチェックを入れたものは頻度が上がります。
漢字学習のためのサイトなら、他にも memrise.comがあります。
コメントがあり、さらに漢字と画像が一緒になっているので、 記憶しやすいです。
例えば、「明」という漢字のコメントを見ると、 日と月が隣り合って、「明」になると考えると覚え易いとあります。
ご褒美があると覚えやすいと言う人には、 Japaneseclass.jpというサイトがオススメです。
レッスンをし、テストでしっかり得点できれば、 ポイントがもらえ、レベルアップが出来ます。
仲間とランキングも競えます。ひらがなやカタカナの基礎から学べ、 リーディングセクションもあります。
ある程度上達してきたら、リスニングとリーディングを、 日本のニュースサイトで練習してみるのもいいでしょう。
子供のためのニュースサイトもあるので、 こちらから試すのもありです。
辞書は、ネットを使う場合、動詞や名詞を調べる以外は、 Google translateは避けた方がいいです。
文章を訳しても、意味が通らないでしょう。
クロームを使っているのであれば、 "Rikaikun"、
Firefoxなら、rikaichanという拡張機能があり、
単語や定義、文法などを、 マウスをあわせるだけで表示します。
とても便利ですが、クセになると、 単語を覚える妨害となるので気を付けてください。
次は有料ツールです。
紙の教材が欲しい場合は、 Genki 1 と2から始めるといいと思います。
文法は、牧野 成一(著) Seiichi Makino(著)の、 3冊が超オススメです。
シリーズの第一冊は "A Dictionary of Basic Japanese grammar" です。
中級者用も非常に良いですが、 上級者用は究めたい方以外はあまり必要ないでしょう。
辞書なので、レッスン問題はありませんが、
文法のポイントや、書き言葉と話し言葉の違い、
例文、関連する文法との細かい違いなどが 説明してあります。
漢字の教材は、「留学生のための漢字の教科書」 が私のお気に入りです。
意味もそのままです。 日本語で書かれていますが、
シリーズ3冊で、約2000字がカバーでき、 日本での普段の生活に必要なほぼ全てが学べます。
私の使い方は、各ページの漢字と用例をノートに書き写し、 練習問題を最後に解きます。
翌日にもう一度復習し、問題もやり直し、 次のページに行きます。
これらの本は全部持っているんですが、 荷物はまだ全部韓国なので見せられません。
ごめんなさい。
辞書についてですが、 多くの学生は電子辞書を買います。
難点は、値段が高い事で、
持ち運びが面倒だったり、 口語表現やスラングが載っていなかったりもします。
しかし、利点として、 中には漢字を書いて探せるモノもあります。
他にも、多くの人がスマートフォンのアプリを使います。
ただ、私はそんな現代文明の利器を持ってないので、 よく分かりません。
日本語辞書にどんなアプリを使っているのか、 よければ教えて下さい。下の説明欄に追加します。
上達するまでの時間は、学習速度、費やした努力、 学習言語環境に身を置いたか、によります。
ほぼ何も知らない状態から、たった1年間で、 流暢に会話出来るようになった人達を見たことがあります。
ですが、彼等は日本語の授業を受け、 いつも日本語で友達と話していました。
日本語を身に付けたいのなら、日本に行って、 英語で話してちゃ駄目です。
努力をせずに勉強もしなければ、 どれだけ掛かっても身に付きません。
ですが、競争ではありません。 他人があなたより早く上達しても、焦らないで下さい。
競争相手は自分自身だけです。 もしかしたら、
日本語は難し過ぎるとか、 理解できないと感じるかもしれません。
イライラします。私も、先生の説明が、 一言も分からなかった事があります。
自分は馬鹿なんだと、惨めな気持ちになりました。 無駄なんだと落ち込みました。
ストレスで泣いたこともあります。 でも、続けてください。
いずれ、分からなかった事が、 分かる時が来ます。
諦めてはだめです。どれくらい上達したのかは、 自分では測りにくいです。
ですから、上達していないと思うかもしれませんが、 でも、確実にしています。
無駄に思えても、とにかく続けてください。 いつか越えますから。
この動画で、皆さんが役に立ちそうなソースを 見つけられたら嬉しいです。
荷物が戻ってきたら、教本をお見せします。 すみません。それまでネットで画像を探してください。
とにかく、見てくれてありがとうございました。 Bye!