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2014年ソチ冬季五輪の女子フィギュアスケートを観ると 分かることがある。
そう。何か間違っている。
その日の点数を分析し、三つの事実で 真実を明らかにしたいと思う。
Fact 1. 加点(GOE)
フィギュアの点数は技術点(TES)と構成点(PCS)が 合算されたものである。
選手は演技内容を予め提出するため、 技術点の基礎点は既に決まっている。
よって、実際の競技で大事になるのは加点(GOE)である。
(+3のGOEは最高の加点で「完璧な技術」の意味)
① ソトニコワはジャンプで「五輪の」ジャッジから 全体90個のうち19個の+3のGOEをもらった。(21.1%)
② ソトニコワがジャンプで「去る一年間」もらった +3のGOEは全体450個のうち5個に過ぎない。(1.1%)
③ ソトニコワは去る一年間受け続けてきた「回転不足」と 「間違ったエッジ」判定を五輪では一つも受けなかった。
「回転不足」と「間違ったエッジ」判定はテクニカル・ コントローラーが総括し、判定が下されるとジャッジは -1から-3までのGOEを与えなければならない。
Fact 2. 構成点(PCS)
フィギュアには技術点(TES)以外に構成点(PCS)がある。
複雑な細部事項があるが、規定が分からなくても これはすぐ理解できるはずだ。
① ソトニコワにPCSは「非常に」速く跳ね上がった。
② PCSの上昇には長い時間がかかり、ミスの有無には関連性が低い。
③今まで110点のPCSをもらった人は誰もいなかった。 入賞者の間で0.5点以下で狭められたのも初めてのことだ。
Fact 3. 判定
2002年ソルトレイク冬季五輪で起こったジャッジの不正事件で フィギュアの採点方式は今のように変わった。
しかし、ジャッジは変わっていない。
アレクサンダー・ラケルニック
1. 2002年ソルトレイク五輪で不正競技のジャッジ 2. ISU技術委員会のフィギュア分科委員長
3. テクニカル・コントローラーとして 「回転不足」と「間違ったエッジ」を判定。 4. 国籍ロシア
ユーリ・ヴォルコフ
1. 1988年長野冬季五輪の不正ジャッジ 2. 国籍ウクライナ
アラ・シェコヴツォワ
1. 2002年ソルトレイク五輪で不正競技のジャッジ 2. 現ロシアフィギュア連盟ヴァレンチン・ピセーエフの妻 3. 国籍ロシア
試合の結果が発表された直後
(シェコヴツォワとソトニコワが抱き合っている)
「フィギュアの点数を操作する方法」
① 予め決めておいたPCSを入賞圏内の選手に与える
② 間違ったジャップを減点しない
③ +3GOEを乱発する
④ 選手がこなせない演技計画を提出しても 基礎店を高く与える。
そうだ。また問題が起こったのだ。
2002年、彼らはフィギュアの判定には合理的根拠がないと言った。 しかし、新しい採点方式は合理的事実を根拠としている。.
2014年、彼らはまたこう言っている。 公式的提訴がなければ真実を明らかにできないと。
ソトニコワが金メダルにふさわしいか? ―ブリーチャー・レポート
金メダルにふさわしいのは誰か? - ESPN
ソトニコワにホームアドバンテージがあったか? ― ドイツ / ARD放送
ソトニコワに金メダルの資格があるか? ― フランス / TVスポーツ
世界がその日の真実を目撃している。
真実は明かされるべきである。 たとえ公式的提訴がないとしても。