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再びデイリープラネット、アジアテックのコーナーです
今回はあるポップスターを紹介します。ポップスターはしばしばルックスやサウンドがちょっと他のスターに似ている、ということがあります。
でも、このアジア人のポップスターだけは唯一無二の存在です。
満員の会場で興奮を巻き起こす素晴らしいこの日本のスターは完全に非実在の存在です。
彼女は音楽とテクノロジーの間で生まれたポップの女王なのです。
彼女はアジア圏でつねに満員札止めの興行を続けて、聴衆を熱狂の渦に巻き込みます。
それは誰だって? いいえ、それは何だって?が正しいのです。
「初音ミク」
この歌手は、は今までにはありえなかった存在です。
ミクは世界中にファンを持っています。
だれもがみなミクの歌を書きます。
それは「初音ミク革命」とでも呼ぶべきものです。
このデジタルシンガーはステージで上で3Dの生命を与えられています。
このためにカリフォルニアから東京までやって来たフィルムメーカーのタラ・ナイトさん自身も、その革命の一部です。
ミック・ジャガーやレディ・ガガ、その他にも皆さんが心から愛するスター達とちがって、ここでは皆が自分なりの方法で彼女の制作活動の一部に参加することができるのです。
ここでは皆が自分なりの方法で彼女の制作活動の一部に参加することができるのです。
彼女は一人のアーティストだけど、彼女は何千ものアーティストが作り上げたイメージ。
彼女のソングライターはみなコンピュータを使って歌詞を書くことができます。
そういう、いろいろな人が行なってきた創作なのです
それを彼女はファンの前で活き活きと歌います。
それが非常に多くのファンを引き付けるし、だから初音ミクは人気が高いということなんです
そして、彼女をデザインする人々、
カワイイ初音ミクもいれば、カッコイイ初音ミクもいれば、
その人達によって、彼女は仮想的な生命を与えられていくのです。
初音ミクを作る人が100人いたら、100通りの顔を持っています
実際のポップスターの大多数と同じように、最初の初音ミクのイメージは「作られて」いました。
この合成音声のシンガーは永遠の16歳、身長は5フィート2インチ、
そして星座は、乙女座。
でもファンが共有するスペースの中では、ミクはただのホログラムでは決してない。
このヒューマノイド・センセーションについての(タラナイトの)ドキュメンタリーは、彼女がいかにファンと深い絆を持ち、そしてそれがスターを創りあげていったかを示しています。
この技術を受け入れられるかどうかではなくて、この技術が人々の意味あるアクティビティを上手く促せるかどうか、ってことなんだと思う。
初音ミクがつなげるアートとアート、クリエーターとクリエータの繋がりの状態自体が、新しい、非常に新しいアートとしての表現のかたちだとだとボクは思っている
その結果として、すべてが新しいコンサートが生まれたのです。
とても美しく、そしてちょっとセンチメンタル
そしてとてもユニークな経験を
これにはとてもびっくりさせられる。
この体験を通して、人々は物を作り上げてゆく感覚をもてるのです。
その声はすべて一人の声優の声のボイスサンプリングされたものからできています。
そのすべてのサンプリング音は1つ1つ日本語の音素からなっています。
しかしそれらが強く結びつくことによって、言葉を生み出すのです。
そしてスターをも。
彼女は非常にシンプルなプログラミングマテリアルだったので、 人々はすぐにアニメーション、ダンス、CGを曲に付け加え始めました。
しかしそのシンプルさこそが、世界中の人々の手による彼女のレパートリーを簡単に投稿することを可能にしたのです。
そして彼女はアートになりました。
(この音声は2013年にリリース予定の初音ミク英語版によって作られました)
YouTubeを検索すれば、初音ミクのビデオは何千ってアップされてる。
それはミクのオフィシャルグループが載せているわけじゃなく、すべてのコンテンツは大勢の人によって作られているの。
彼女や今や実際に国際的なフォロワーを持っています。
貴方もタイやロシアの人々が自分たちの言語でコメントしているのを見つけることができるでしょう。
彼女は「国を超えて集まって協力する文化(international collective collaborative culture)」の次元にいるのです。
しかし、ファンの考えはもっとシンプルです。
私は彼女の声が好きですね
その創造のちからによって彼女はコンサートのステージに上がっているのです。
ひとびとが一緒に仕事をして、何かをつくり上げること。 それが(この現象の)鍵なのです。
そして今やこの体験を共有できる状況になったのです。
私達二人も初音ミクにメロメロ~