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空の彼方へ
今俺の前にある君の姿、抱きしめたくなるけどね
奴の存在が邪魔するんだよ
触れることすらできない
少しずつでも確実に君が離れ行くのを感じている
今のうちだまだチャンスはある
手遅れになる前に
けれど、立ち止った俺に残るのは
枯れ落ちたvenusのぼやけた微笑み
天に届くような声をあげて叫んで
聞かせてよ君の言葉を
残酷なものでも構いはしないから
愛に飢えた翼飢えて羽ばたく
空の彼方へ
いつか願いがかなうと信じて
時が経てば君のこと忘れることが出来ると
そう、思っていたけれど
時が経てば経つ程
君のことを深く思う俺がいた
輝く星でさえも君の為なら
幾つでも捕まえてみせるよ
この手に微かに残る優しい温もりは
夢で抱きしめた君のものなの?
立ち眩む程の激しい雨に打たれた
錆び付きそうな俺の心に
もう一度チャンスを与えてくれないだろうか
そしてすぐに君を奪いに行くよ
天に届くような声をあげて叫んで
聞かせてよ君の言葉を
残酷なものでも構いはしないから
愛に飢えた翼飢えて羽ばたく
空の彼方へ