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Tobiiの設立は2001年です。ストックホルムで起業しました。
目の動きでコンピュータを操作するというコンセプトに基づき
市販のさまざまなアプリケーションに対応できるものを開発し
市場に投入しました。
現在、Tobiiは世界最大手のアイトラッキング企業になりました。
目の動きだけでコンピュータを操作できる機器の開発に
日夜取り組んでいます。
マウスでポインティングする代わりに
対象物を見つめて、キーを押したりタッチパッドをタップしたりするだけで
操作が可能になるのです。
身体の機能に何らかの障害がある方でも
手を使うことなく目を動かすだけでコンピュータを操作できます。
ハンディキャップを意識することなく、自由に操作できるようになるので
まさに「自立した」活動が行えるのです。
当社では、アイトラッカーをDell Latitude 10に接続可能な
システムを提供しています。
身体の不自由な方でも、さまざまな場所からインターネットにアクセスして
作業できます。
ハードウェアに問題が起こっても、デルのサポートセンターに電話をすれば
次の日には出張サポートが受けられます。
身体の不自由な方にとって、コンピュータは
インターネットへのアクセスやコミュニケーションに不可欠なツールなので
こうしたサービスはとても便利です。
翌日に出張対応してくるデルのサポート体制は
実に優れていると思います。
新たな技術が登場すると
それによってまた新しいことができるようになります。
コンピュータを使うことで、可能性を無限に広げることができるのです。
私たちは常に問いかけています。
「コンピュータで一体何ができるのか?」と。
コンピュータはさまざまなことを可能にし、しかも目を動かすだけで操作できるのです。
当社のお客様に、優れたアニメーターの方がいまして
当社のEye Gazeを使ってアニメーションを作成されています。
カーソルの移動や線の描画が、マウスではなく目の動きで行えるのです。
他にも、例えばテレビゲームでも同じことが言えるでしょう。
ゲーム内のキャラクターを目で操作できたら便利ですよね。
あなたが見つめているキャラクターを
あなたの思うように動かせるわけです。
没入度が高いテレビゲームが増えてきているため、当社の技術は
プレイヤーとゲームをつなぐものとして期待されています。
当社の技術が活かされているもう1つの分野が、エルゴノミクスです。
最近、「マウス肩」が問題となっています。
コンピュータを使う場合、普通はコンピュータの正面に座ります。
その状態で右手でマウスを操作すると
肩にとっては非常に不自然な姿勢となり、痛みが生じます。
しかし、肩の位置をゼロポジション(身体の正面方向)に置ける姿勢で作業ができれば
ほとんどの人が痛みから解放され
生産性も向上するはずです。
別の例を挙げましょう。とある有名な病院での話です。
その病院ではさまざまな患者が入院治療していますが
人工呼吸器を付けている患者とは意思疎通ができません。
こうした状況では、医師が想像で話しかけて、
患者がまばたきで応える、といったやり取りしかできません。
こうした患者さんたちがアイトラッカーを使えば、医師との意思疎通が
自由に行えるはずです。「ここが痛みます」
「どうしてほしいですか?」といった具合です。こうしたコミュニケーションツールを
患者と医師が使えれば、治療のレベルも向上するでしょう。
アイトラッキングは多くの人々の助けになります。
そのことをぜひ知ってほしいと思います。
詳しい情報は、ぜひ当社のWebサイトwww.tobii.comをご覧ください。