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メイデイ メイデイ こちらへスパー2-9-9
非常事態発生
パパ!
エンジン1,2は停止
稼動不可能だ
行け!行け!
地球の話は
聞いたことがある
パラダイス...
我々が破壊するまでは
アフター・アース
千年前にレンジャー部隊が
設立された
全世界の軍の
努力によるものだった
地球からの撤退
レンジャー部隊が人類の
新たな故郷へと導く
プライム・ノヴァ
だが我々は一人じゃない
エイリアンはアーサを
放出した
人間を殺すモンスター
視覚がない
アーサは人間の
フェロモンを察知する
おびえた時 分泌する
恐怖の匂いを察知する
人類は再び絶滅の危機に
さらされていた
そして又 レンジャーに
答えを投げかけた
そして答えは
向けられた
最高指揮官
サイファ・レイジに
本来のゴースト
彼は恐怖心を
消す術を心得ている
アーサに対して...
彼は透明だ
この現象は"ゴースト"
として知られている
3日前
ノヴァ・プライム 人類定住地
レースじゃないぞ 見習い
士官候補生
君のテストの
点には感銘した
教室では目立つ存在だ
だがフィールドでは失格だ
よって不合格だ
来年再び試みるがいい
一身を捧げ
勉強しました
一貫してレンジャーとしての
模範を示してきました
指揮官の再考を望みます
- 士官候補生...
- はい
今夜 父が帰還します
長く会っていない...
家族にとって
特別の日です
そしてレンジャーとして
報告したいのです
父上に伝えて欲しい...
帰還を歓迎すると
以上だ
ファイア
ハイ
ファイナルはどうだった?
- ファイナルはどうだった?
- 昇格には不合格だった
話すときは
こっちを見ろ
昇格には不合格だった
昇格には不合格だった...
昇格には不合格でした
いいさ お前はまだ若い...
パパより11秒速く
渓谷を走ったのに
お前はまだ未熟だ
ヴェランは いい奴だ
部下の事は知っている
もし適格であれば合格させる
まだ未熟なんだ
お腹は空いてない
部屋に行くよ
許可を求めてるのか
それとも言っているのか?
‐部屋に行ってもよろしいですか?
- 却下する!座れ!
イフィトスには
最後の訪問だ...
明日飛行する
トレーニングの監督だ...
それが完了したら
引退を発表する
引退?
君と働く...
タービンの部門で
一緒に
家族を取り戻したい
君と一緒にいたい
あの子は...
父親を求めてる
感じやすい年頃なの
直感的なの
いつも あなたがセンシと
本を読むのを見てた
今その本を読んでる
あなたに
手を伸ばしてる
誤解しないでね
あなたの行いの
全てを尊敬する
でも あなたは
自分の息子を...
理解していない
センシの事故で
自分を責めている
自分の誤りと思っている
溺れそうなの
司令官ではなく
必要なのは父親なのよ
荷造りを
私とイフィトスに行く
これは良い決断ね
親子で良い想い出を
作るのよ
手加減してね
ちょっぴり聞き分けが悪い
わかった
レイジ大尉
私は台地の上にいました
私と他の4人を救ってくれた
初めて娘の顔を
見に来たところです
‐立たせてくれ
- そのままでいい レンジャー
いいから立たせてくれ!
いいか?
引け
いいぞ
"白鯨"を読んでるんだ
母さんから聞いた
素晴らしい
イフィトス トレーニングベースに
7時間後に到着します
少し仮眠する
お前も そうするがいい
おい!
読めるか?
読めるか?と
言ったんだ
はい
あそこにあるサインは
"関係者以外立入禁止"
読まなかったのか?
檻の中は?
お手柔らかにした方がいい 軍曹
最高指揮官の息子だ
- レイジの息子か?
- 中は何だ?
見たいか?
キット 行かなきゃ
今すぐ
- それは...
- 脅かそうとしてる
センシ 物質の抽出を
- アーサ?
- イフィトスに連れて行く
ゴーストのトレーニングだ
ゴーストになれるか
試してみるか?
ゴーストとはお前の中で
恐れがない状態
皆立ちすくむ
大脳が 無い答えを
探すからだ
脳もお前が
しくじった事を知っている
血液の中は
アドレナリンで一杯だ...
気が付いて
いてもいなくても
心臓の鼓動は激しく
息苦しくなってくる
本能が走れと言っている
だが膝が動くには
弱すぎる
そして... 手遅れだ
皮膚の毛穴は
すでに開ききって
空気中にわずかな量の
フェロモンが分泌する
そして唯一考えられるのは
いつ殺されるかという事だけ
センシ!
見られてるぞ
気をつけ!
キタイ 席へ戻れ
レンジャー レッド・コン1へ
全ての貨物の点検を!
シートの後ろに
ライフスーツがある
- ストラップを取り付け
フル装備だ - はい
- 今晩は 大尉
- キャプテン
最後の近距離の
小惑星嵐の位置は?
カテゴリー4
小惑星が形成
右舷2000キロ
プラス 偏角4-5
引力の振動を
艇体で感知した
どのように
感知しましたか?
引力の増強は
大質量展開の前兆だ
嵐はすぐにでも
やって来る
だが大質量展開は
100万分の一の割合です
もし外へと操縦するとしたら...
引力の力で
相殺される
現状のコースを保て
私の間違えと願う
ただの好奇心ですか
あなたの確実性は?
それは妻が
一番知っている
引力の数値が減少している
800ppm
650
さて
すべてに最初があります
- 流れを受けろ
- 方位の一致
パパ!
エンジン停止です!
エンジン1、2が停止
操縦不可能です!
- ここから移動可能か?
- どこへ?!
リシアの停泊地
一番近い
否定します ワームホールの移動は
ここからは出来ません
やれ
リシア停泊地への
コーディネート完了
確証信号が
認識されません
移動するんだ
- 確証なしでは...
- 命令だ
行け!行け!
キャビンの圧力が低下
外部ホールに多大な損害
中央キャビンに
裂け目の可能性あり
着陸地を探すんだ!
何かある
方角 340x95
航続距離 86,000
警告 この惑星は
人間の移住には不適当です
クラス-1惑星間当局
検疫の元に
処罰されます
着陸は回避せよ
繰り返す 着陸は回避せよ
不可能ではない
コンピューターが境界設定の
初期化をしたのかもしれません
いや まだだ
- 再び移動を
- 否定します
船体は今にも
炸裂しそうです
着陸させろ
メイデイ メイデイ こちらへスパー2-9-9
非常事態発生
小惑星嵐による
大きな損害を受けた
そしてビンゴパワーにより
着陸する
大丈夫か?
立ってみろ
確認を
大丈夫だ
アーサの確認をしろ
船体の後部を失った
レンジャー 点呼を
レンジャー 点呼を
くそ
コックピットは
我々の頭上だ
行くんだ
左後方に
ユーティリティ・コンパートメントがある
中には緊急ビーコンがある
銀色で皿型
持って来るんだ
備品目録の整理
サイファ・レイジ大尉
不時着した
生存者2名
キタイ
持って来た緊急ビーコンは
宇宙深く遭難信号を発射する
だが破損している
船体の尾翼に
別のものがある
我々はここ
あれが尾翼だ
このエリアのどこか
ここから約100キロ
そのビーコンが必要だ
分るか?
両足が折れている
片方はかなり悪い
お前がそのビーコンを
回収する
さもないと
我々は死ぬ
分るな?
言った事を繰り返せ
ビーコンを回収しなければ
我々は死ぬ
これは空気ろ過吸入器だ
今その一つを使え
液体が肺をおおい
酸素を増量する
環境の中で
快適に呼吸できる
ここに6個ある
お前の体重で
各20‐24時間
十分に足りる
ライフスーツにバックパック
デジタルとバーチャルイメージを
装備している
お前が見ている全てが
私にも見える...
そして見てないものも
私が誘導する
まるで一緒に
いるかのように
私の短剣だ
C-40
22構成
キタイ
お前の全ての決断で
生死が決まる
ここはクラス-1の
最上級危険惑星だ
この惑星の全てが
人類の敵に進化している
ここが どこか解るか?
いいえ
ここは地球だ
そして... アーサは?
3匹の可能性がある
最もありそうな事は
事故死だ
第2の少しの可能性は
まだ隔離されたまま
重傷を負っている
第3は可能性は一番薄いが
外に生存している
だが最悪のシナリオを
想定して進む
全ての行動のプロトコルは
"脱出と回避"
もし奴がいるなら
お前に近づくずっと前に
私から見える
分ったな?
はい
言った通りにしろ
そして我々は
生き延びる
キタイ 落ち着け
ひざま付け
今 この瞬間に
身を任せろ
視覚 聴覚 嗅覚
何を感じる?
身体が重く感じる
上出来だ
地球の引力は
故郷とは異なる
いいぞ
さあ行こう
どうした?
- 見なかった?
- キタイ どうした?
大丈夫
何でもない
滑っただけ
水滴で
滑りやすいんだ
前進する
サイファ・レイジ大尉
観測探査装置の
遠隔操作を開始する
主な目標
アーサ
繰り返して言うが
お前のナビ-バンドは
我々の唯一の
コミュニケーションだ
了解
この惑星の温度は
危険に変動する
ほとんどの惑星は
夜間に凍てつく
だがホットスポットがある
尾翼との間にある
地熱地点が
凍りつく間
暖めてくれる
毎晩夜が更ける前に
ホットスポットに たどり着け
- 分ったか?
- 了解
更なる指示をするまで
通常の手順を続行せよ
スタンバイ
パパ そこにいる?
ねえパパ いるの?
パパ
そこにいる?
ハロー
ここだ
誰かがこの本を
手に入れたの
博物館にある
本物の本
"白鯨"よ
ずっと持ってていいって
持ってろって何を?
本よ パパ
鯨を殺すって本当?
センシ 油のためだ
そしてほとんどが絶滅した
カーボン燃料になる前に
弟はどこだ?
キット
よお
パパ いるの?
ここだ
どこにいる?
スーツが黒くなった
好きだけど
何か悪い事かも
スーツは特別な
繊維で作られている
人感センサーが付いている
西から生命体が
前進している
急速に接近している
50メートル
40
30
20
10
すぐそこだ キタイ
動くな
自己の力の認識を
お前自身で決断を下す
後退しろ
- キタイ!
- 失せろ!
落ち着くんだ!
キタイ!後退だ!
失せろ!
- とっとと失せろ!
- キタイ!
後方へ
後方へ脱出
川がある
250メートルまっすぐ前方 行け
もう追跡はない
お前は追われていない
繰り返す
お前は追われていない
キタイ ただ走るのはやめろ!
キタイ
私の短剣を
片付けろ
もはや追跡はない
ひざま付け
ひざま付くんだ
今日死にたければ
それでいい
だが俺まで殺すな
キタイ 身体の診断を
して欲しい
急速な血液汚染を
示している 怪我は?
めまいがする
自己の確認を
何だ これ?
我慢できない!
医学キットを開けろ
解毒剤の連続投与を
しなければならない
まず透明の液体を
注射せよ
今すぐだ!
見えない
毒が神経系に
影響を及ぼしている そのままで
お願いだから助けて
見えないんだ
見えなくて出来ない
頼むから助けに来て
始めに心臓に直接注射しろ
今すぐに
次に2本目 すぐにだ
左だ
左!
手の感覚がない
パパ 手の感覚がないんだ
地に打ち付けろ
転がって
地に打ち付けろ
良くやった
しばらく横に
なっていろ
刺した寄生虫は...
麻痺性の毒がある
しばらくの間
横になるといい
解毒剤の効力が
現れるまで
起きる時間だ
息子よ
気温が10分毎に
5度下がっている
起きなければ
まばたきが出来るか?
息子
頼むから
まばたきをしてくれ
まばたきをしろ
よお パパ
よお
- ひどかった
- その通りだ
ホットスポットまで9.5キロだ
50分で たどり付けるかな?
はい
3キロ通過 すべて順調
レンジャーになりたいか?
なりたいのは誰だ?
今に見てろ
今に見てろ
8キロ通過
さあ 灯りを消して
19歳の誕生日おめでとう
センシ
パパ 手伝って
センシ 自分で消すんだ
さあ パパが消して
いや それは
ここからでは無理だ
できるって
ファイア そこに居るなら
手伝ってやれ
できるってば
愛してるわ パパ
ホットスポットに到着
Hプラス54分
機材のチェックと整備
次の吸入器を使用
酸素抽出が
低下している
次の呼吸液を吸入せよ
2個目の吸入を終了
残りを数えろ
残り 4個です
繰り返せ
残り 4個です
パパ
パパ
ここだ
どうやった?
初めてのゴーストした時
追い詰められて
たった一人
思いがけない事だった
アーサが現れた
すぐ目の前に
短剣で立ち向かおうと...
ハサミで一撃された
右肩をやられた
気づくと我々は
崖の上にいた
落下して
30メートル まっすぐ底まで
川の中
底まで沈んでいった
奴は俺の上にいた
だが動かなかった
そして気が付いた...
俺を溺れさせようとしている
頭に浮かんだのは
"俺は死ぬ
俺は死ぬんだ"
こんな死に方をするなんて
信じられない
出血が泡のように
浮いていくのを見た
陽の光と共に
水中を通して
輝いている
そして思った "わあ...
"とても綺麗だ"
全てがスローモーションのようだ
ハサミが肩を
突き抜けていた
そして決心した
刺されているのは
もう嫌だ
だから抜き取った
そして解放された
そしてそれ以上に
分った事は...
俺を見失った
どこを見たらいいのか
分らない
そして俺の上で
溺れ死んだ...
恐れは現実ではない
唯一恐れが
存在するのは
未来の思考の中
想像の産物だ
存在しないものを
恐れているだけ
そして架空かもしれない
それは狂気に近い
誤解をするな
危険は現実に起こる
だが恐れはお前次第
人それぞれの物語がある
あの時から
俺は変わった
14キロ先に滝がある
そこが目的の中間地点だ
聞こえます
滝に早急に たどり着け
何か聞こえる
水だと思う
沢山の
所持品の点検
了解
食料 残り半分
照明弾完備
医学キット 残り半分
吸引液...
吸引液 残り4個
なぜケースを見せない?
何?
見せるんだ
何とかなると思ってました
任務は中止だ
船に戻れ
命令だ
出ちゃだめよ
何があっても
命令よ
助けて!
助けて!
イヤだ
できる... 僕はできる...
沢山必要ない
2個で十分だ
尾翼まで最低3個の
吸引液が必要だ
お前は物資を
使い果たした
行き着ける
2個あれば絶対行ける
任務は中止の
基準に達した
全責任を取る
お前は最善を尽くした
これ以上証明
することはない
すぐ船に戻るんだ
間違いだった?
信頼した?!
任せた?
僕に達成できると思った?
今 命令を下す...
向きを変えて
船に戻るんだ
他のレンジャーなら
そんな命令はしないくせに
お前はレンジャーではない
そして命令する
何をすればいいんだ?
何をして欲しい?
姉さんは命令した
"何があっても
箱からは出るな"と言った
出て来て
死ぬべきだったかな?
どう思う?
何をするべきだったか?
そこが重要な事のようだが
どうすべきだったと思う?
そしてパパは
どこに居た?
パパに助けを求めてた
パパを呼んでいた
でもそこには居なかった
ずっと居なかったんだ
僕が臆病と思ってる?
それは間違いだ!
僕は臆病じゃない!
臆病なのはパパだ!
僕は臆病じゃない!
キタイ!
キタイ 追跡されている
応答せよ
追跡されている
やめろ...
キタイ 急降下だ!
急降下!
キタイ!
やめろ!
放っておけ!
出てけ!
パパ ごめんね 僕は...
息子はどこだ?
サイファ・レイジ大尉
これは妻へのメッセージ
ファイア
息子との連絡が途絶えた
メッセージ終了
6個ある
お前の体重で
各20‐24時間
十分に足りる.
尾翼には
4日で到着するだろう
割り当てをしよう
6時間で最初の
地熱地帯に到着する
最初の行程は20キロ
北の森の入り口だ
ここにいる
8キロ先だ
- 歩き続けろ
- 約一時間だ
次の吸引液を使え
Hプラス 54分
急斜面がある
滝かもしれない
そこが中間地点だ
きっと渡れる
2個で間に合う
森まで14キロ
今ここだ
あれが尾翼
そのビーコンを探し出す...
さもないと我々は死ぬ
放っておけ!
起きて
起きる時間よ
やあ
やあ
あの時
出ようとしたんだ
いいえ それは違う
でも それは正しかった
パパは
試みるべきだと言った
自分自身に
怒ってるだけよ
なぜゴーストに
なれなかった?
あなたは
もうじきなれる
僕が?
怖いの?
いや疲れてる
それなら良かった
心を他の何かで
埋めるといい
起き上がって
"白鯨"の一部を暗記してる
キタイ 起きて
- "すべての激怒と苦悩のほとんどが..."
- キタイ 起きて!
- "その全てがつまらぬクズにすぎない"
- 起きて!
- 起きる時間よ
- "全ての真実に悪意あり"
- キタイ!
- "筋肉はひび割れ脳を硬化する"
起きて!
おい... ありがとう
いや
パパ
パパ キタイだ
着いた...
- キタイ?
- 尾翼に着いた 聞こえる?
キタイ 私はここだ
- 無事か?
- 応答を?
応答する
パパ 尾翼に到着した
応答を?
電波の障害がある
お前はブラックゾーンの中だ
繰り返す
お前はブラック...
アーサは隔離されていない
応答を
- パパ
- ここだ
ここにいると誓う
ひざまづけ
イオン層だ
現在位置の
上の大気が
電波の障害を
引き起こしている
それが原因でビーコンが
発信できない
北の方角だ
山頂で
ビーコンを差し出せ
あの山の山頂だ
見てくれ
頼むぞ
見るんだ
よくやった
よくやった
よくやった
それはフェロモンの
引き金になる
怖がらせるために
吊るして...
お前を感知する
前進しろ
見つけられた
走れ
走るんだ
走れ
中に入って いいね?
匂いが嗅げないから
パパ!
今 この瞬間に
身を任せろ
視覚 聴覚 嗅覚
何を感じる?
お前は まだ箱の中
出る時が来た
立たせてくれ
大尉
立たせろと言ったんだ
気をつけろ
パパ
ああ
ママと仕事をしたい
ああ
俺もだ