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真実か伝説かは時間のみが
教えてくれる
真実は時と共に廃れる
だが 青い目の子供の伝説は永遠である
それは 白い山々の四つの風と共に
伝えられた
我らヤガール族は最強の獣
マナクのハンターだった
だが 我らの世界は変わろうとしていた
マナク達が我らの渓谷やって来るは
益々遅くなっていた
そして マナクが全く現れない
日が来た
そして ハンターに落ち着きが無くなり
民は空腹をつのらせた
我らの内でただ一人 我々が
お婆 と呼ぶ者が
地の精霊に語ることが出来た
そして 父の神々に民の庇護を願った
何度も何度も願った
ついにある夜 我らの父は彼女に答え
合図を送った
終わりの始まりの合図だった
山の中で 死んだ女を抱きかかえていた
我らの父の神々がこの子をつかわした
4本足の悪魔が世界を終わらせる事を
告げに来た
奴らは 我らが最後の狩に出たとき
我らの渓谷にやって来る
だが 恐れることは無い
この狩によって 一人の戦士が立ち上る
そして この子がその戦士の妻となる
戦士とその妻は我らを新しい生活へ
導くだろう
そしたら ヤガール族から飢えは無くなる
その夜 お婆は戦士の顔を見なかった
しかし 青い目の子を
守るべき事を 知っていた
我らの民にとって エバレッツは命の
保証であった
ディレイと呼ばれる少年にとって
彼女はそれ以上の存在だった
ヤガール族の中でただ一人
お婆の預言を信じない者がいた
その者は 少年の父であり
白い槍を持ち 狩の笛を吹いた
俺はお前の息子を自分の子供として
面倒を見る
頼むよ だが 俺がここから
去った理由を秘密にしてくれ
最後の狩まで待てない
もう一度! 上手い!
カレン
カレン
駄目だ お前は
お前の父は俺たちを見捨てた
退け
放せ!
カレン 彼を放せと言っただろう
- ディレイ
- 臆病者の息だ
二度と言っては駄目だ
他の者もな
一人ぼっちなのね 私と同じ
お前の仲間に何が起こった?
皆殺しにされたの
4本足の悪魔に
お前は決して一人ぼっちではない エバレッツ
あの光が見ええるかい?
ほら あれだよ
あの光は他の全てと違って空を動かない
俺の心の中で あの光はお前の様だ
決して行ってしまわない
何処へも行かないの?
そうだ 決して行かない
エバレッツ こちらへ来なさい
黙って小屋から離れたら駄目だ
それから長い間 エバレッツとディレイは
お互いに見つめあった
そして 二人の心の中で愛はさらに大きく
強くなった
長い年月の後 ついに
最後の狩の日が来た
ディレイ 俺たち一体何時まで見張りを
するのだ?
マナクが来るまでだ
- それで 何時来るのだ?
- 分からない
- 俺は何時になったらハンターになれる?
- 質問を止めた時だ
偉大なハンター チックチックが
お婆の小屋を訪ねた
お婆は預言の時が来たと思っている
お婆はチックチックにマナクを殺すなと言った
お婆はカレンが白い槍を勝ち取る
と思っている
そしてエバレッツを要求する
バク これを見て お前の為に持ってきたの
カレンがどれほど素晴らしいハンターかは
知っているでしょ
私たち逃げるのよ
私たち一緒に山を越えられる
俺たちの仲間を見捨てるのか?
俺の父のように?
俺には出来ない
俺はこの機会を待っていた
一緒になるただ一つの道は
俺がマナクを殺すしかない
来た! 来た!
見ろ!
見て この数の多さを
今日 俺はマナクの心臓を刺さない
やるのは お前たちの一人だ
お前たちの一人が白い槍を勝ち取る
ヤガール族の父の神々とマナクの精霊が
お前たちの中から最強のハンターを選ぶ
- カレン お前が第一の矢を投げろ
- カレン マナクはお前のものだ
お前は俺たちのリーダーだ
ディレイ お前はどうする?
俺はエバレッツを勝ち取る
さあ全員 行け!
チックチックが先頭の大きいやつを見つけた
焦るな ディレイ!
分かれている?
戻せ!
バク 来た!
来たー やって来たー!
最後のやつが来た
そいつはデッカイ
ディレイが来る!
カレン 槍を投げろ
押さえろ!
後ろへ引け!
強すぎる
放せ カレン
- ディレイ 行かせろ
- 駄目だ 手が絡まった
見ろ! 見ろ!
あれはディレイだ!
お前が仕留めた!
たった一人で!
こんな事を仕出かしたのは
お前だけだ
勇敢な奴だ
ディレイがマナクを倒した
網を放さなかった
たった一人でやった
何を待っている?
知恵の精霊よ 俺はマナクを殺した
俺は白い槍と妻を要求する
あの日から ディレイはもはや
臆病者の息子では無くなった
ヤガール族は最後のマナクをもたらした
彼を祝福した
お婆はエバレッツが
幸せなのを見て 心の中で喜んだ
けれど 獰猛な獣を倒した男が
これから起こる事に立ち向かう勇気が
あるのかを危惧した
どうしてチックチックは一緒に
祝わないの?
- ディレイ?
- 別にやる事がある
何だ?
俺は勇敢ではない
狩したのは他にいる
今日 ヤガール族の父の神々は我々と
祝い 楽しむ
俺は如何したらいい?
白い槍もエバレッツも諦めるべきか
俺は如何したらいい?
白い槍もエバレッツも諦めるべきか
エバレッツもお前を諦めるのか?
嘘で白い槍を要求するのは
ヤガール族の流儀に反する
- 白い槍をチックチックに返す
- どうしてなの?
- 俺はマナクを殺してない
- 網を放さなかったし 確かに殺したわ
違う 俺は嘘をついた
皆と一緒に放そうとした
しかし 俺の腕が絡まった
そのとき マナクが俺の槍に飛び込んだ
俺は何もしていない
エバレッツ 光について話したことを
覚えているか?
俺はあの時と同じ気持ちだ
俺は絶えずお前のことを思っている
この気持ちは変わらない
だのに...
私を諦めるつもりでしょう
その夜 白い大雨がヤガールの渓谷を
包んだ
氷の雨のように 悲しみがディレイの
心の中に沈んだ
白い雨と共に 4本足の悪魔がやって来た
ここにいろ
モハ!
気をつけろ!
殺すな
生け捕りにしろ
- バク 隠れろ
- 分かった お母さん
助けるのは無理だ
女を馬につなげろ
俺を...
行かせてくれ!
- 何をするのだ?
- 奴らを追いかける
山を越えるのか?
そんな事は不可狽セ
奴らは山を越えてきた
不可狽ナは無い
- 奴らは悪魔だ 飛べるのだ
- 奴らには羽は無かった お前は見たか?
お前一人で行くと言うのか
お前は何様だ?
一人では無い
俺も行く
他のハンターの助けが無ければ
皆は死ぬ
俺も行く
駄目だ バク お前はここに居ろ
だがカレン お前は行け
私に触らないで!
彼らが我が民の年寄りたちと子供たちに
別れを告げたとき
ヤガール族の知恵の精霊が
彼らと彼らの槍を祝福いた
お婆は彼らが再びハンターに
戻らない事を知っていた
だが 彼らは戦士となった
直ぐに夜だ ここで休もう
いや 先を急ごう 近づいている
俺は暗くなると何も見えない お前はどうだ?
ここで休もう
ここで休んで 食べて 眠ろう
どうして白い槍を持ってこなかった?
恐いのか?
- 答えろ!
- カレン 眠れ
- バク? バク!
- ここで何している?
- 帰れ!
- 助けになりたい
- 水袋を運べる
- 帰れ!
奴らは俺のお母さんを殺した!
彼は一人きりだ
足手まといになるだけだ
ディレイ のどが渇いた
- この石は未だ暖かい
- ディレイ!
生きている
急げ!
なぜお婆は凍えているの
白い雨はハンターの友では無い
それは捕らわれた兄弟たちの痕跡を
全てかき消す
今この時 ヤガールの父の神々が彼らを導く
彼らは昼も夜も幾日もかけて遠い地を
目指して歩き続けた
そこは山々が終わる端の地だ
そこで 青い目の子供の物語が始まる
その地において 4本足の悪魔が
エバレッツの仲間を殺した
我らは幾日も歩き続けた
しかし 何の痕跡も見つからない!
- たぶん奴らは羽があるんだ
- たぶんな
しかし 俺たちの兄弟たちは
羽なんか無い
よく噛め
女が合図を残した
不吉な女だ
強情さが気に入った
しかし 何時まで持つかな
たまたま落としたようだ
- 暑い
- バク 離れるな
あれは何だ?
- 今夜 助けよう
- 今日は駄目だ
場所が悪い
奴はこの場所が危険と知っている
しかも見張りがいる
俺たちもそうしよう
俺が最初に行く
次にカレン そしてお前だ
ディレイ! 行こう!
お前の苦しみ分かっている
しかし あせるな
俺の主人のため...
お前の悪魔の呪文が役に立つ
だが 俺の...
ディレイ!
お前を諦めない
こっちだ!
さあ!
ディレイ!
走れ!
ここだ! こっちへ!
カレン!
走れ! 走れ!
チックチック! 行け!
ディレイ エバレッツ 上へ!
- ディレイ!
- 男の子を助ける
- よして 行かないで!
- 戻ってくる 約束だ
バク!
ここにいては駄目
奴は誰だ?
ディレイのことを話している
もう一度やってみろ...
二人とも殺してやる
絶対にな...
俺から二度と逃げるな
ディレイは助けに来る
私に約束したの
- カレン ディレイは生きている?
- いま そんなことは問題でない
私たちを助けようとしたのよ!
許してくれ チックチック
言うことを聞くべきだった
今夜 食べ物を持ってくる
お婆は彼らの旅を全身の力を振り絞って
見つめていた
お婆の魂は常に彼らと共にあった
しかし その夜
お婆は地球の力の制御はかなわず
天から降る水の流れを止めることは
出来なかった
ディレイはこの地を支配する獰猛な
獣にただ一人で立ち向かった
助けてやるから 俺を食べるな
- 死んだかと心配した
- 心配するな
あそこを見ろ
襲われたらしい 悲鳴が聞こえた
奴らの仕業だ
チックチック 離れろ
こちらへ!
ディレイ さがれ
逃げろ!
俺を忘れたか お前の命を救った
”槍の牙”と話したのか?
どうして俺たちの言葉が話せる?
どうだナクの料理は?
変わった味だが 気に入った
- 俺たちは山の向こうから来た
- 何処から来たかは知っている
どうして知っている?
どうして俺たちの言葉を話す?
以前 一人の男が山の向こうからやって来た
その男は新しい地を求めてやって来た
我らの賢者はその男の言葉を俺に教えた
お前だ お前と同じ顔だった
その男はどうした?
ずっと以前に連れ去られた
何処へ?
こちらへ
お前の父がここへ来た時
俺の友達となった
悪魔の霊がお前の父をさらった
他の俺たちの仲間と同様に
巨大な鳥の巣へ連れ去られた
そして砂漠を越えて飛び去った
それで どこへ連れ去った?
神々の山へ
そこから帰った者はいない
我らの賢者は言っている
そこへ俺たちを導くのはお前だと
俺が?
言い伝えがある
ある日 その人はやって来て
我らの仲間を解き放つ
その者は“槍の牙”と話が出来る
ナクの勇敢な人たちの亡骸を葬った時
“槍の牙”と話せる者が来た事を
その地の全部族に知らせた
この知らせは戦争を告げるものであった
どうして彼らは俺が助けることが出来る
と思っている?
お前の父から学ぶ事がある筈だ
お前に命を与えてお前の母が死んだ時
お前の父はお前だけではなく
全ての民の責任を引き受けた
我々は飢えていた
お婆の預言が実現するのを待てなかった
お前の父は逃げたのではない
我らの民を救うために去った
父が裏切った事を
どうして信じさせようとしたのだ?
お前の父は進んでその様にした
お前の父は白い槍を持っていた
去るとき 他の者が従うのを恐れた
そして 仲間を見捨てた
どうして今 俺にその事を明かす?
優しい男は...
自分の周りに円を作り
その中の妻や子供たちの世話を焼いた
他の男たちは大きな円を作りその中に
兄弟や姉妹も招いた
ある男たちは
大きな宿命がある
彼らは周りに
もっともっと大勢の人々が入る円を
持っている
お前の父は...
そのような男達の一人だ
お前は自分で決めろ
お前はそのような男か否かを
あれはカウア 一番早いランナーだ
あの方向に住む民からの知らせを持ってきた
奴らは多くの男を捕らえ
巨大な鳥たちを目指して移動している
奴らが鳥たちに到着する迄に
見つけよう
お前には妻はいないのか?
お前が来る前の日に
奴らに殺された
息子は捕らえられた
俺の名はバク
- ツヅ
- バクだ
バク ツヅ
バク ツヅ
殺される! 止めさせて!
放せ
お前の女の為に
俺を叩くのか
やるのか
後悔するぜ
ナクの言葉は瞬く間に広まり
多くの戦士が集まった
大きな走る鳥のように移動する
ツックツック族は木の面を着けていた
クウラ族は子供のように小さかった
日が当らない谷から来た頭に血を塗った
者たちも来た
全ての部族の最強のフタ族
その部族のリーダーは全ての戦士に成り代り
話した
彼に言ってくれ 我らと一緒に戦おうと
彼は言っている お前は未だ子供だと
俺は年より若くみえる
と言ってくれ
クイナはホダ ホダは笑わない
彼らは早くさらに早く歩いた
食べたり 休むのを惜しんで急いだ
日を追う毎に槍の数が増えていった
川に向かって...急げ!
“ヤハラ”とは如何いう意味だ?
“打ち負かす”と言う意味だ
巨大な鳥が到着した
エバレッツ!
エバレッツ!
バク ディレイよ!
ツヅ 槍を持っている男は
決して諦めない
彼と彼女を
この子のいう事はあっている
ディレイは奴らのように水の上を飛べない
他に誰がこんな多くの槍で戦う事が
出来るのだ?
この川は太陽の下を蛇のように
くねっている
蛇の目は太陽の下では休み
月の下では動かない
蛇の頭に追いつく近道はないのか?
大砂漠の向こうだ だが
そんなに遠くへ行った者はいない
山と砂漠は同じに見える
そして 我らは道に迷う
みんなは死ぬ
我らは蛇の頭を見つける
そして 我らは仲間を自由にする
休もう
川から来た男は真実を語った
彼らは何日も円を描いて歩き続け
そして道に迷った
蛇の目は何処にも見つからなかった
忘れろ
お前を追いかけている男を
今まで誰も...
砂の海を渡った者はいない
みんな死ぬ
チックチック 蛇の目を見つけた
あの光が見えるか? あれだ!
川の民が言った事を覚えているか?
太陽の下では休み
月の下では動かない
ナクヅウ 俺の話した事を
皆に告げてくれ
あれが俺たちを蛇の頭へ導いてくれる
最後の日がヤガールの渓谷に訪れた時
お婆から全ての精霊が去ったと
思われた
何日も食べず 話さなかった
実現すべき最後の宿命があったから
知恵の精霊は...
カタンだ
山の神々
蛇の頭
- エバレッツ 大丈夫か?
- シィー 喋るな
バク こっちだ!
どうしてあの男はマナクにあのような
事が出来るだ?
奴らは俺たちと違う
それなら 何者だ?
ある者によると
奴らは星から来たと言っている
他のものは奴らの地が砂に沈んだ時
大河を渡って来たと言っている
もっと早く働かせろ
如何いたしましょう 全狽フ神様
生け贄を捧げよ
全狽フ神様は満足していない
お供えを差し上げよ
俺たちの前には多くの敵がいる
工事を強要されている者たちは
もっと大勢だ
その者たちは俺たちと共に戦うと思うのか?
それを探るのがお前の役目だ
それは お前が取っておけ
ディレイ! ディレイ!
恐れるな バク
家へ連れて帰ってやる
- エバレッツは何処だ?
- 女たちは別の小屋で寝る
今日見たよ
チックチックは砂漠の側で多くの
戦士と共に待っている
モハは生け贄となって殺された
俺の過ちだ
許してくれ
父の神々がお前をリーダーに選んだ
俺たちはお前に従う
どれだけ俺たちが槍を
持っているか言え
槍の数は問題ではない
人は神に立ち向かえない
この男は魔法の力がある
”槍の牙”と話が出来る
めくらの男は神の事をよく知っている
彼はかつて奴らの召使だった
しかし逃亡した
それ以後 ここに隠していた
賢者よ...
神々について教えてくれ
三人の神がいた しかし今は一人のみだ
倒す方法がある筈だ
かつて神が恐れる唯一つの
物について語ったのを聞いた事がある
彼らの言い伝えによると
夜の空に見える形と同じ
模様を付けている人がいる
それをウルアナと呼ぶ
つまり“ハンターの印”
天空に一番輝く星
お前はハンターの印を持っているか
尋ねている
その印がなければ お前は神を倒す
事は出来ない
待て 待て その腕輪
どこで手に入れた?
- 彼の命を助けた男
- いま何処にいる?
その者の骨は他の者たちと一緒に
砂に埋めた
どうしてその男に事を尋ねる
俺の父だから
チックチックは何処か聞け
もう満足だ
どうか そんな事を言わないでくれ
偉大なハンター
俺たちはお前が必要だ
彼らは俺たちと戦わない
彼ら自身の預言がある
預言には多くの側面があり
その実現には様々な道がある
お前の父がこれを俺にくれた
- いや 偉大なハンター これはお前の...
- 受け取れ
父のようになれ
父のように
俺のものになれ
自由にして...
さあ お前は俺のものだ
お前は全狽フ神様から奴隷を盗んだ
俺のものだ
お前には言えない
それを俺によこせ
ナイフを渡せ
この模様を見ろ
この形は...
”印”
印を見つけた!
奴隷の手に!
全狽フ神様 垂オ上げます
何処で見つけた
話せ!
印...
ハンターの...
そんな筈は無い
親友をなくした時の気持ちは分かる
お前の父はいつも俺と一緒だった
殆ど記憶にない
お前の事を言っていた
山の向こうの息子について語るとき
胸を痛めた
お前の元へ帰る準備をしていた
そんな時 捕らえたれた
ディレイ
戦士たちは待っている
我ら ヤガール族の民は
最強の獣であるマナクに狩りをした
獣は巨大だが 我らは小さい
それでも 我らは獣を倒した
我らは協力して一丸と
なって狩をしたからだ
太陽が昇った時
我らは山の神々の兄弟や姉妹と合流する
そして 彼らと共に戦うこと誓う
一緒に 一丸となって!
何事だ?
いいかバク 今日 お前はハンターとなる
俺が?
ヤハラ
お願いだ返してくれ 神様
黙れ 裏切り者
どのようにして印を彫った
測ったか?
何度も
馬乗りは他に何か知っているか?
山から来た男...
多くの戦士と共にこの女を追いかけて
ついに ハンターは来たか!
見ろ あれだ
バク 大物を見つけた 行くぞ
カレン 見ろ!
全員通路へ上がれ それ行け!
カレン! 止せ!
奴隷どもが攻めて来る!
女が止める
外へ連れ出せ
そして 引き裂け
止まれ!
この女の味方は引き下がれ
さもないと 女は死ぬ
この裏切り者のように
山へ帰れ 女も与えよう
要求をのむと 言え
同意した と言え
言え!
だが 全ての民も連れて帰る
全てのヤガール族を
言え!
分かった!
他の者たちはどうなる と聞け
神に仕える
永遠にこの仕事を続ける
駄目だ
俺は許さない!
あいつは神でない
ディレイ!
止めろ!
ウォー!
助けて! 助けて!
血を流している
お前も女を手に入れる事は出来ない
私の為に来たのね
どうか
これまでの長い道のりを経て
世界の果てに辿り着いて
全博メと呼ばれる者を倒した
エバレッツを失って帰える
お婆はこの事を預言しなかった
彼から永遠に去ろうとするまさにその時
青い目の子供の伝説が実現した
エバレッツは我らの民に命の
保証をもたらした
そして今 お婆によって
彼女の最後の息が
元に戻した
お前の父がこれを持ち帰る事を望んでいた
これはお前の民の食料を満たす
皆に言ってくれ ヤガール族はナクの民に
感謝する
ありがとう 兄弟ナクドウ
俺の心はいつもお前と一緒だ 兄弟ディレイ
これがナクの友人達に会った最後となった
それから 長い帰路の旅が始まった
帰ってきた! 帰った!
父の神々と歩き 民を見守り
導く者たちがいた
ヤガールの民はエバレッツとディレイを
民の導く者と見なした
最初の月が渓谷に訪れた時
彼らの土地に最初の収穫をもたらした
見ろ 何と成長が早いのだ
そして命の保証が
実現した