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カナダ・モントリオールのEric Paréです
フォトグラファーで ライトペインティグ バレットタイム
ストップモーションを使って撮影しています
これは"Lightspin" という作品で
24台のカメラとダンサーを使って
このスタジオを暗くして撮影しました
これはネバタ砂漠の 過酷な環境で開催される
バーニングマンで 作成したもので
ストップモーションと
ライトを使って作りました
次にインドで Suspendedという ミュージックビデオを制作しました
モントリオールに戻って
今は床の上でポーズをとった 作品を色々試しています
これをFotolia TENコレクションの 作品作りのために
使っていこうと 思います
今回は彼と一緒に制作します
こんにちは Mike Campauです アメリカ・ミシガン州のデジタルアーティストです
デジタルアートやレタッチに プロとして15年間携わっています
簡単に自己紹介を しようと思いましたが
自分の作品を紹介することが 一番だと思います
まずは "Motion In Air"を 紹介します
一番人気があるプロジェクトの一つで
ダンスをしているモデルのCGIと 写真を組み合わせています
次に紹介する プロジェクトは
もう一人のフォトグラファーとの コラボレーション作品で
"スポーツの未来"というタイトルです
スタジオで 撮影した
動きのあるスポーツの写真と
CGIで作った未来の世界を融合させています
最後に紹介する プロジェクトは
写真撮影やCGI制作から ポストプロダクションまで
全て一人でこなして とても楽しかったです
FotoliaのTENコレクションについて 話したいと思います
素晴らしいフォトグラファーの Eric Paréと一緒に制作します
二人のスキルを 合わせて
すごい作品を作る予定です
皆さん お楽しみに
君の作品を見たときに 温かさと光を組み合わせるのが
いいアイデアだと思ったけど
冬のモントリオールに 来て
この厳しい寒さを体験して
気温だけでなく 光も表現できる
暖かさと寒さを 混ぜてみるのが
いいかもしれないと 思いました
君の作品と 今いる場所から
寒さと暖かさを 混ぜてみたら
どうなるだろうと考え始めて
アイデアが 浮かんできました
完全なイメージは 浮かんでいませんでしたが
このスタジオにきて
君の光の作品を見て
どうやって温かさと
光が形作られるのか知って
次のステップに進める ひらめきをもらいました
プロジェクトの 初めに
二人で小さな ブラックスタジオに行って
いろいろな 光や色
モデルのポーズを 試して
一番効果があると 思われた
メタリックパウダーを 選びました
スタジオにようこそ
ここでライトペインティングを作ります
真っ暗なのは ライトペインティングのためで
窓の光が 差し込まないようになっています
カメラ1台でも撮影できますが 3台のカメラを使いました
3台あると もっといいアングルを撮れます
モデルの近くにいるので どんな風に画面に映るのか
確認できません
カメラの設定は ごくベーシックで
F9 ISO 800です
必ずボールドモードで リモート撮影をします
これは露光の時間を
変えるためです
長くしたり 短くするために
いつも リモート撮影をします
レンズのピントをあわせてから
マニュアルモードにします
真っ暗では ピントが合わせられないので
ピントにラグがないか 確認します
ハイライトや影の 詳細を出すために
いつもRAWモードで 撮影します
ホワイトバランスで 深みのある
冷たい色を 出すこともできます
ライトペインティングでは一般的ですが
ほとんどデイライトで撮影します
今回は色あいを 青にスライドして
違った雰囲気に してみました
RAWで 撮影すると
詳細を得られるので
Mikeにとっても 作業しやすいです
モデルの準備は 大切です
私のキーフレーズのひとつは
「全ては一つになる」です
モデルが露光中に
動かないように シンクロする必要があります
モデルが動くとぶれてしまいます
これは避けたいですね
ライトペインティングには 懐中電灯などの
光源を用意します
私は懐中電灯を 使います
明るさ 300ルーメンです
メタリックペーパーを 使います
これはとても 軽くて
透かして向こうを見られます
モデルの周りにセットします
ストロボモードを使うときもあります
これだと光は連続せず ストライプになります
最後のイメージに使うのは
これです
いろいろな色を 出すことができる
虹色のメタリックペーパーです
モデルの周りに "S"を作るために使いました
暗闇でライトを使った作業は
時々かなりの 緊張感を強いられます
だから音楽をかけながら 様々な色や
スタイルや形を 試していきます
一つの形で満足しないで
色々試して
自分のスタイルを見つけてください
ライトペインティングは 多くの可能性があります
無限大です!
ポストプロセッシングは いつも簡単なものです
RAWファイルで
ホワイトバランス カーブ
レベルの 調整をします
このプロジェクトでは Mikeにファイルを渡すので
レイヤーを少し 整頓しました
銀色の女の子の 写真を選んで
それを持ち帰り
フォトイラストを 作って
Ericと2人で 次のステップの屋外撮影の
準備をしました
マウント・ロイヤルの頂上で すごく寒いです
気温はマイナス17度!
背景にする画像を ここで撮影します
木を広角で撮影し
Mikeが 小さな破片や
高画質な画像を撮影しました
背景にする 画像を撮影しました
背景のパーツ用に 曲がった木の影や
かっこいい建築物などを
撮影しました
36メガピクセル以上の 高解像度で
撮影します
切り抜いて小さいパーツにした時に
解像度を
メインの画像に 合わせるためです
Ericから最終画像を受け取って
Photoshopを使って 分離作業をします
今回はパスツールを使って
まずはモデルの輪郭の アウトラインを作りました
次に チャンネルを使って
髪や輪郭の 細かいディテールを分離し
完璧なマスクを作ります
ここはまだ スタート地点です
いつもの作業では メインのテーマを決め
それからストックサイトで ひらめきを探したり
自分では撮影できないものを 探したりします
光と影に細心の注意を払い
影と光が 同じところから
来るように気をつけます
影の配置がずれていたり
背景と同じ質感の 光でなければ
全てが台無しになってしまいます
これがずれると失敗です
複数の画像を 一コマで撮影したように作り上げます
Ericからインスピレーションを受けました
紙の 折り方や
紙やライトを 動かして
どうやって形を作っていくかなどです
これを取り入れて CGIで再現します
Ericが撮影したライトを使って
CGIの造形を 照らし出します
CGI作業では
Luxology Modoを使います
お気に入りの3Dソフトで
高解像度の レンダリングが速く
レンダリングエンジンも優秀です
Modoで オブジェクトを作りあげ
Ericのライトの形と合わせます
まず ポリゴンを作ってから
カーブを描き Ericのライトペイントのスタイルを
再現するために カーブを描きます
それからポリゴンを パスに沿って抽出します
抽出できたら キーポイントを取ってから
大きさを替え 回転 ブレンドを試します
わざと違いやずれを作っています
カーブを抽出すると
みな同じような形に なってしまうから
最初から最後まで 特徴を持たせるようにします
これという形を見つけて
曲げてみたり折ってみたりします
それからライティングと レンダリングをセットします
CGIの最後の仕上げに ライティングの設定と
Photoshopに取り込むための 準備をします
Ericのライトペイントを 真似て
アルミで形を作り 現場に配置し
カメラから隠して 光が見えないようにしました
Ericの撮影中ずっと まるでスタジオにあったかのように
モデルに当たった光に 反射しているように
作りました
セットアップができたら
レイヤーごとに レンダリングをして
シャドーパス
リフレクションパス ディフューズパス
そしてオブジェクトは アルファパスを作りました
この作業は Photoshopに取り込んで
オブジェクトのライティングや 影を調整するためです
レンダリングができたら 3Dでの作業は終了です
これで様々な質感効果を得られます
色々なものを配置するとき
忘れてはいけない 大切なことは
物には コンタクトポイントがあって
それぞれとつながっていることです
光が 跳ね返ったり
別の物に 影を落とすからです
作業のコツは
スポイトツールを使って
近くに配置された物か メインの物の
サンプルカラーをとります
この色を 輪郭にブラシをかけるか
ソフトライトや レイヤー上に使います
そして透明度を調整して
全体が上手く溶け込むように
仕上げます
全ての画像を 配置し
上手く収まったら
画面にはハイパーリアルな 色の質感がでます
ここで最後の 色調整をします
よく使う仕上げの コツのひとつで
Topaz Adjustというプラグインを使います
ここ数ヶ月 使い込んで
自分の表現法に合わせて スタイルやセッテイングを
調整してきました
CGIアーティストとして 知っておくべきことは
光と影 そして その使い方です
一番いいのは 自分でスタジオに行ったり
フォトグラファーの仕事を見ることです
Fotoliaの おかげで
モントリオールで Ericと仕事ができました
すばらしい経験でした
前から 興味があった
ライトペインティングのことも 知ることができました
本当にいい経験ができました
Mikeありがとう! Fotoliaありがとう!
ずっとこんな経験を 求めていました
光の周りはいつも真っ暗なので グラフィック要素を
自分の写真に取り込んでみたいと思っていました
Mikeが私の写真の余白に
ストックフォトと CGIを取り込む作業は
見ててとても楽しかったです