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皆さん こんにちは リル―です
今日のソウル・セッションは ロマンスがテーマです
今回のゲストは ゲイ・ヘンドリックス氏
夫妻はおしどり夫婦として知られ
オプラなど有名番組に出演し 多数の著書を出版
ベストセラーも数知れず 多くの人生を変えてきました
今日のセッションで 取り上げるのは
長続きする関係のヒケツや 独身者の悩み
心が満たされ 愛にあふれた関係を 作る方法などです
では G・ヘンドリックスとの セッションの様子をどうぞ
こんにちは 今日のインタビューでは
ソウルメイトや 本物の愛を見つけることや
長続きする関係の築き方 についてお聞きします
貴重なお時間を ありがとうございます
こちらこそ お話しできて嬉しいです
奥様のキャスリーンさんと共に 円満な夫婦関係の――
エキスパートでいらっしゃいますが
ソウルメイトの存在を 信じていますか?
そのような質問は 何度も受けましたが
私の見方をお話しすると
その問いに 最も上手く答えているのは
小説家のトム・ロビンズの名言 だと思います
「自分の外に 完全な恋人を探すより
自分の内側に 完全な愛を見つけなさい」
できるだけ自分への 完全な愛を感じること
私自身の経験もその通りでした
20代と30代前半に思いつく 方法は全て試し
やっとそのまま 自分を愛せるようになった時
運命の相手に出会いました
1カ月ほど経った頃でした
この話をする時は いつも
ソウルメイトという言葉を 使うかどうか迷いますが
ソウルメイトという言い方に 問題があると思うのは
ある決まった一人がいて
その人をずっと探し続けなくては いけない
そんなイメージが あるからです
逆に私は こういう仕組みだと思うのです
まず自分の中にその 完全な人を探していくと
そんな人は存在しない と気づきます
あるのは等身大の自分自身だけ
そして自分の不完全なところを 愛し
尊重することができると
同じくらい自分を愛せている 相手が見つかるようになります
その二人が出会ったときには
無条件の愛を共有する 関係になります
ソウルメイトという言葉で 気をつけたいことは
理想的で完璧な存在を 外に求めたり
探し続けなければいけない と誤解しないでほしいのです
つまり 自分自身を 無条件に愛せるようになると
その途端に 自分にふさわしい相手が
姿を現すかもしれない ということですね
時には奇跡のような出会いや
この人だ!と分かった という話も聞きます
お二人もそうでした?
出会いは何歳のときですか?
私がキャサリンに出会った時…
家ではケイティなので そう呼んでいいですよ
キャサリンより 呼びやすいでしょう
あのオプラ・ウィンフリーも 初めて出演したとき
何度も間違えていました
私の場合をお話しすると
ケイティーに出会う1カ月前 私は危機に陥っていました
そう悩む中で気が付きました
10代20代の恋愛を振り返ると
失敗の原因は全て 不誠実さにありました
私か相手に本音を言わないか
相手が私に本音を言わない
そんな関係ばかりだったのです
また問題の多くは相手を 責めることが原因でした
上手く行かない原因を どちらかが相手に押し付け――
すると責められた方も
「その通り 全部私が悪い」 とは言いませんから
相手を責め返し 責めの悪循環に陥ります
恋愛のトラブルがあった時は 必ずこのパターンでした
17歳で初めて彼女ができた時 からずっと同じでした
ケイティーに会ったのが33歳 いや34歳の時でしたが
その一か月前の 心理的危機の中で
隠すことと責めることが 毎回問題だったと気がついた
だからお互いが本音を話し 相手を責めるのではなく
それぞれが自分の責任を 認める
そんな関係を築きたい と考えました
私にとって大事な 3つ目の要素もありました
二人ともが自分の創造性を 犠牲にしない関係です
以前は 一方の創造性が薄れたときに
相手を責めるような関係が多かった
お互いの創造性の発揮をめぐる 戦いですね
だから私が求めていた関係は
二人ともが自分の創造性を 大切にするような関係
どちらかが働き どちらかが支え役
という構図ではなくてね
だから宇宙に注文をしました 願い事を伝えたのです
私はこんな関係が欲しい
二人とも正直で 責任を持つ関係
そして二人ともが創造性を 生かしている関係です
そしてこう加えました
もしそれが手に入らないなら
私は独りでも構わない
ただし絶対に妥協はしないと
ひとり静かな部屋で そう言い放ったんですね
その後すっかり忘れていました
その翌月に ケイティーに会いました
初めて会った時の会話で 今の話をしました
君のことを知りたいので デートに誘いたい
ただ初めに伝えておきたいのは
今僕は お互いが正直で責任を持ち
創造性を生かす関係 だけを探しているんだ
それを知った上で カフェでお茶をしませんか?
有り難いことにYESと 言ってくれたので
今まで30年間幸せな 生活を続けてきました
初めてケイティーに会った時 とても特別なものを感じました
私は「オーラ」が見えると言える 人間ではないのですが――
なんとも言えない輝きがありました
この人は愛というものを知っている と見て取れるような
本当の愛を経験した 人なのだと
表面的には 共通点が少なくても
私は当時教授でしたし 妻はダンス療法士で
全く異なる世界に 住んでいましたが
一緒になったとき 二人の世界が美しく融合しました
意識的な関係の築き方 を人々に教えることを
二人の人生の目的と 決めました
その話に入る前にひとつ お聞きしたいのですが
自分を完全にに愛し 満足していても
何かが欲しいと願うからには
欲求というか 欠落感がありますよね
その愛を誰かと共有したい 気持ちと
一人でも心地よくいることを どう両立できますか?
パートナーのいない人が 共有する悩みだと思いますが
素晴らしい質問ですね 私が思うに
どちらか一方だけ と考える必要はありません
多くの人はこう思いがちです
未来像を描いて ビジョンを作るべきか
起こるがままを 受け止めるべきか
両方してみたらどうでしょう?
自分を無条件に愛せるように 努力しながら
どのような生活が欲しいのか ビジュアリゼーションしたり
アファメーションをしてみては どうでしょうか?
レストランで注文する時のことを 考えてみてください
朝食を注文する時
優しく受容的な心で 頼んだ方がいいでしょう
消化にも良いでしょうし
おいしく食べられます
一方 ウェイターに向かって
「ホットケーキでいいから 早く持ってこい」
と乱暴に注文したとすると
相手からも同じような 邪険な対応を受けるでしょう