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腐敗している社会において
真の芸術であれば その腐敗を写し出すだろう
社会機能への信頼を 破壊したいと欲したとき
世界は変えられるということを 芸術は示さなければならない
変化を促すのだ
–アーネスト·フィッチャー
政府の債務不履行回避計画に対する
決死の暴動
失業者数は増加し
さらに増え続けるだろう
物資の過剰供給のためである…
これは全部負債で...
この負債は外国の銀行へのものだ...
便利な個人ローンでおカネを!
…おいしいタバコをお届けします..
モルトアルコール飲料... 貴方たち熱いか。
…は、アメリカのイラン爆撃計画…
…アメリカは イランへのテロを支援している…
私の祖母はすばらしい人だった
モノポリーのやり方を教えてくれた
”モノポリー”とは 取得だと理解していた
手の届くものは全て取得し
祖母はモノポリーの達人となった
祖母は よく言ったものだ
私を見て
”いつか このゲームができるようになるよ”
毎日一日中モノポリーをした夏があった
その夏に私はゲームを理解した
勝つための唯一の方法は
取得に徹底することだとわかった
金と所有物を使って
スコアを上げるのだとわかった
その夏の終わりには
祖母よりも冷酷になった
勝つためにはルールを曲げるつもりだった
その秋に祖母とゲームした
祖母の全財産を奪った
最後の1ドルを失う祖母を見た
そして祖母はもう一つ教えてくれた
彼女は言った
”すべては元の箱に戻るんだよ”
家やホテルのすべて
鉄道や公共事業のすべて
あなたの金や所持品のすべては
元手の箱に戻ってしまう
最初からあなたのモノではなかった
ちょっと熱くなりすぎた
ゲームは今始まったのではない
あなたが死んでも続く 参加者が変わるだけ
家や車 肩書きや衣服
あなたの肉体さえも
変わるだけ
収得 消費 貯蔵するモノすべては
元手の箱に戻り 結局すべてを失う
自分に尋ねよう
トップまで昇進して
夢だったモノを買い
夢だった家を買い
経済的に十分裕福になり
成功という梯子の
最頂点に達した
そしてスリルはなくなる
無くなることは確実だ
それから何をする?
終着点が見える
この道を あなたはどこまで歩く?
あなたはわかっているはずだ
いつまでたってもきりがない
あなたは 自分に問わねばならない
何が重要か
彼女たちはセクシー!
彼女たちは金持ち!
そして彼女たちは甘やかされている!
アメリカの人気ナンバー1TVショーがかえってきた!
ジェントル·マシーン·プロダクション
ピーター·ジョセフ
若いとき 私は
ニューヨークで育った
私は アメリカ国旗への忠誠を拒絶した
もちろん校長室に行かせられた
「なぜ皆のように 忠誠の誓いをしない?」
と校長は聞いた
「昔 すべての人は 地球は平たいと信じていましたが
それが真実とは限りません」
「アメリカの繁栄は
他の国や
他の文化のおかげです
アメリカに対してだけよりも
地球とそこに住む人々に
忠誠を誓いたかったのです」と言った
もちろん
すぐさま学校を中退して
部屋を研究室に仕立てた
そこで科学と自然を
学び始めた
そのときに
私は気がついた
宇宙には法則がある
人間も社会も
この法則から逃れることはできない
その後
1929年に
世界大恐慌が起った
工場はまだあるのに
貧困 失業者や飢餓などが
溢れてるのが理解できなかった
資源の量は変わっていないのに
世界経済ゲームのあり方に
本質的に意味が無いことが
みえてきた
直後に 第二次世界大戦があり
国々がお互いを
破壊しあった
この戦争で破壊され
無駄にされた資源を使えば
全人類に必要なものが
簡単に
供給できたことを計算した
それ以来 人類が
自滅の準備をするのを見てきた
利益と自由市場の名の下
有限で貴重な資源が
絶え間なく浪費され 破壊されるのも見てきた
物質主義と
愚かな消費による粗悪な模造品で
社会の価値が変えられるのも見てきた
金の力が「自由社会」の
政治機構を
支配するのも見てきた
私は今 94歳だ
どうもこの気質は
75年前から
変わらないらしい
こんな下らないことは もうおしまいだ
[ツァイトガイスト]
[ツァイトガイスト:これからの道]
少数でも 賢く献身的な人達が
世界を変えられる
これが唯一の方法である
マーガレット・ミード
[パート1:人間性]
科学者か科学が好きな人なら
「素質 vs 環境」説を教え込まれる
コーラvsペプシや
ギリシャ人vsトロイ人
程度の説だ
今まで過剰に単純化してきた
「素質 vs 環境」という視点のどこに
影響力があるだろう
エネルギー危機への対処から
最も個人的なレベルでの
人格形成などまでにも
影響している
全ての因果関係の決定に
この 誤った二分法が
組み込まれている
生命は DNAの遺伝情報と聖杯で
すべて営まれる と思われている
一方 社会科学の
観点から見れば
我々は”社会的生物”で
生物学には当てはまらない
人と生物学は関係ない
このような視点はナンセンスだ
その代わりに分かることは
環境という状況の外側で
生物学の機能を理解するのは
ほぼ不可能だ ということだ
[遺伝]
潜在的に危険 かつ普及しており
頭がおかしくなるような
考えの一つは
”あの行動は遺伝的なものだ” という考えだ
その意味は?
現代生物学を知る人には
様々な意味をもつが
一般にはこんな意味になる
”運命はすでに決定している”
生物学者や遺伝学者にとっては
”遺伝子は不変だ” となる
遺伝子は不変なので
それを治そうなんて
時間とエネルギーの無駄だ
遺伝子は不変で不可避だから
改善の努力はエネルギーの無駄だ
この考えはまったくナンセンスだ
[病気]
ADHDなどの病気は
統合失調症などと同様に
遺伝的だとされる
真実はまったく逆だ
遺伝子的起因はない
本当に遺伝子により
決定される病気は
めったになく
ごく一握りだと言われている
たいていの合併症は
遺伝的要素を素因とするらしいが
”素因” と ”先天” は全く違う
遺伝的要因による病気は少ないので
ゲノム中に病の根源を見つける探求は
最初から失敗する運命だった
心臓病 ガン 脳卒中
リュウーマチ 免疫疾患全般
精神病 依存症などは
遺伝性ではない
例えば 乳ガンの遺伝子を持つ
乳ガン患者の女性は7%だけだ
93%は遺伝的でない
乳がん遺伝子を持つ人全てが
発病するわけではない
[行動]
遺伝子は 環境に関わらず
人間を操作するのではない
遺伝子は 状況への反応方法を選ぶ
幼少期での影響や子育てが
遺伝子の発現を
変えるようだ
自分が生活する世間に適応するために
特定の発達コースには
特定の遺伝子をオン オフする
例えば
モントリオールの自殺者の脳を 検死解剖で調べた
結果 自殺者 大多数は若者だが
幼少期に虐待を受けており
それにより 脳の遺伝子に
変化が生じたことが判明した
虐待経験のない人の脳に
この変化は見られない
遺伝子の作用である
遺伝子上の影響とは
遺伝子が環境により
オンとオフを選択することである
ニュージーランドの
ダニーデンという町で
数千人の者が 出生から二十代にかけて
調査された
彼らが発見したことは
遺伝子の突然変異や異常遺伝子が
暴力を振るう傾向に
何か関係があるということだ
しかし それは個人がひどい幼児虐待を
受けた場合に限る
つまり 異常遺伝子を持つ子供が全員
暴力的になるわけではない
実際に 幼少時に虐待されていなければ
正常遺伝子を持つ者より
犯罪率が低い
遺伝子が重要な要素ではないという
貴重な例をあげよう
ある技法で
マウスからある特定の遺伝子を取り出す
その子孫にはその遺伝子がない
遺伝子は欠損したのだ
これは学習と記憶のタンパク質と
結びつく遺伝子である
このマウスは
学習しないマウスになる
と実証された
”そうか!知能とは遺伝が根拠になっているのか!”
しかし あまり取り上げられないが
注目すべき事実がある
遺伝に障害のあるマウスを
ラボの中ではなく
豊かで刺激的な環境の中で育てれば
マウスは完全に欠点を克服するという点だ
人は現代的知識として
”ああ この行動は遺伝だ” と言う
これは 生命体が
どのように環境に反応し
遺伝的な関係があるのかを
言いたい時に使われるフレーズだ
遺伝子は 生命体が
ある特定の環境の変化に対応する際に
影響を及ぼすかもしれないと
だがそれは 多くの人にとって
心の中に持っている考えではない
しかし 古いバージョンの
”それは遺伝だ” という考えは
優生学や その類の歴史と
関係している
この考えは 広く浸透しており
潜在的な危険性がある
その理由の一つは 暴力は
生物学的に説明ができる とされていることだ
この前提は
単に間違いであるだけでなく 危険性がある
本当に危害が起こる可能性がある
もし この考えを信じると
”私たちに出来る事はない”
と簡単に結論づけられてしまう
この傾向を変えるには
人々は暴力を使うしかない
遺伝的に劣る人を 罰し 監禁し
死刑にする
しかし 実は この問題の解決に
社会の環境や前提条件を
変える必要はない なぜなら
遺伝子は関係がないから
遺伝子に対する考えは 昨今の歴史と社会問題を
無視している
「ニューヨーカー」記者の
ルイ・メナード氏は
明言している
”全ては遺伝が原因だ...
この説明は人々を脅かしている
私たちは不幸な気持ちになり
反社会的行動を取る
最も自由で
繁栄した国に住んでいるというのに
システムの問題であるはずがない
なにか別の欠陥だろう”
安易な解釈だ
遺伝の議論は責任回避であり
社会と経済と政治の
問題を無視させる
実はそこに様々な
問題行動が 潜んでいる
[ケーススタディ:依存症]
依存症とは
麻薬の問題だと思われている
しかし広い視野で見ると
依存は 渇望や
一時的な救いと
関連している行為である
また 人は依存症から抜けたいと願い 約束し
しかし 最後までやりとおすことができない
そしてコントロールを失い
ネガティブな結果に陥るという行為である
そしてそれを理解した時
ドラッグによる依存症より
多くの依存があることがわかる
仕事依存症 ショッピング依存症
インターネット依存症 ゲーム依存症
権力への依存 その欲望は果てしない
そして彼らが満足することは永遠にない
買収 企業はより多くのものを所有しようとする
原油への依存
少なくとも原油がもたらす財産や
製品への依存
環境への悪影響を見てみよう
我々は 依存を満たすために
地球を破壊し続けている
今 これらの依存症は
コカインやヘロインへの依存より
はるかに 社会を荒廃させている
だが これらの依存症には 報酬があたえられ尊敬される
より収益を上げたタバコ会社の重役は
より多くの報酬を得る
彼は 法的 社会的に罰せられることはない
彼は 同僚や
他の会社の人々から 尊敬されるだろう
しかし タバコは世界中で
年間550万人の人を殺している
アメリカでは1年に40万人を殺している
タバコ会社は何の依存症なのだろう 利益だ
彼らが依存症になっているあいだ
彼らは否認の中にいる
まるで中毒患者のように 彼らの行動が
生む結果に 目をつむっている
そして それは尊敬される
利益に固執することは尊敬に値すると
何が受け入れられ 何が尊敬に値するかは
我々の社会では自由に決められる
害悪が大きければ大きい程
中毒は尊敬に値するのだ
[神話]
麻薬自体が依存症である と思われている
対麻薬戦争は 出どころを止めれば
依存症も止められる
という方法論に基づく
依存をより深く理解するなら
麻薬=依存ではないと分かる
薬物や 麻薬自体ではなく
行動自体でもないのだ
買い物依存じゃなくても 買い物には行ける
誰もが 食べ物依存症なわけではない
一杯のワインでアルコール依存症になはならない
真の問題は 何が 受容的にさせるのか である
というのも 受容的な個人と
薬物や行動の組み合わせが
依存症を開花させる
つまり 麻薬が依存症なのではなく
個人の受容性が 薬物や行動への
依存を生むのだ
[環境]
何が人々を受容的にさせるのかを
理解したいときは
人生経験を見なければならない
依存症は遺伝子に起因する という
古くから広く定着している考えは
科学的には受け入れられない
実際は 特定の人生経験が
人々を受容的にさせる
人生経験 それは
個人の人格や心理を形成するだけでなく
脳自体をも形づくる
そのプロセスは子宮から始まる
[胎児期]
例えば
妊娠している母親にストレスを与えると
その子どもは依存症に
なりやすい特性を持つ
なぜなら 心理的・社会的環境により
発育は形成されるから
人間の生態は子宮にいる時から
人生経験の影響を受け そしてプログラムされる
出産と同時に環境が生じるのではなく
胎児として 環境を得たときから
環境は始まり 母親を通して
ホルモンや 栄養素などの
あらゆる情報を受け取っている
例えば 注目すべき事例として
「オランダの空腹な冬」と呼ばれる例がある
1944年 ナチスが 占拠していたオランダから
全食料を取り上げ
ドイツへ廻した
三ヶ月もの間 全ての人が飢餓に陥り
数万人が餓死した
「オランダの空腹な冬」がもたらした影響は
この期間に 妊娠4~9ヶ月であった胎児は
その間 とても特異な学習をしたのだ
周知の通り 妊娠4~9ヶ月の間に
胎児は環境について学習し始める
外はどれほど恐ろしいのか?
どれくらいの栄養素を 今 私は
母親から得ているのか?
胎児期に飢餓だった場合 その体は
一生涯にわたって
糖分 脂肪の欠如をプログラミングし
溜めつづけることになるのだ
この時期胎児だった人は
条件が同じ場合 半世紀後には
より高い確率で高血圧や肥満
メタボリック症候群になりやすくなる
これが 予期せぬ環境である
ラボで 妊娠している動物にストレスを与える
その子達は 成体になると
コカインやアルコールを使う傾向が高くなる
人間の母親にストレスを与える場合
妊娠期間中に虐待を受けた妊婦を対象とした
イギリスの研究によると
出産時の胎盤には高レベルのストレスホルモンが見受けられる
さらに その子供達は7才から8才までに
何らかの物質に依存傾向を示すようである
子宮にいる間のストレスは
さまざまな精神病の引き金となる
イスラエルでは 1967年の戦争勃発前に
妊婦であった女性と
その子供達を対象に 研究が行われた
母親達は当然強いストレスにさらされており
生まれた子供達には 平均より高い発生率で
統合失調症が見られた
胎児期に受ける影響が 人の発達に
どれほど強く影響するのかよくわかる
[幼時期]
人間の発達 特に脳の発達に
重要な事は ほとんどが
周囲の環境の影響を受けて
出生後に起こるという事だ
産後すぐに走り回れる馬と
我々を比べると
我々がいかに未成熟かがわかる
馬の様な脳神経の調和 筋肉の強さ
視覚の鋭敏さを人間が獲得するのは
1歳半から2歳になってからである
馬の脳の発達は子宮の中で
人間の脳の発達は
生れた後に起こるからである
そして 一般的な進化の論理にならい
人類の特徴である大きな頭部へ
徐々に変化していき
前頭葉が生まれ 人類になるのである
同時に 二足歩行を始めたため
骨盤が狭くなった
そうして 狭い骨盤と大きな頭を持つのである
そう! 未熟児で生まれなければならないのだ
つまり 他の動物達では
子宮の中で行われる脳の発達が
人間においては産まれた後に
周囲の環境下で起こるということだ
神経学的ダーウィニズムによると 神経回路は
環境から情報を受け
それに合わせ発達する
ある者は発達しないかもしれない
生まれつき目の良い子を
生後5年間暗室に閉じ込めたら
その子は一生盲目になるだろう
視神経回路が発達するには光が必要で
未発達の回路が存在していたとしても
活動分子は委縮し 死に絶え
発達する事は無いだろう
[記憶]
大人の行動は 子どもの頃の
経験に影響を受ける
特に 記憶から
呼び出せない経験から
記憶には2種類ある
1つは顕在記憶である
人間は この記憶を使うと
正確な情報が呼び出せる
しかし 記憶を出し入れする
海馬と言う脳組織は
1歳半からしか発達せず
完成するまで もう少しかかる
だから18カ月より前の
記憶は思い出せないのだ
もう1つは
潜在記憶である
これは感情の記憶であり
感情を受けとり 判断する場所である
子供は 脳に浸みこむ程の
感情的な経験をすると
神経回路の形で現れ始める
例えば
養子として育てられた人は
生涯を通してたびたび拒絶感を抱く
養子である事を思い出せない
生みの母との別れを思い出せない
記憶がないからである
しかし彼らの脳は 拒絶感と別離の感情に
深く影響されている
したがって彼らは
拒絶されることに敏感である
拒絶されたと感じたとき
とても情緒不安になる傾向が
他の人より強い
それは養子に迎えられた人に
限ったことではないが
潜在記憶のために 特に強くなるのだ
研究と文献と私の経験によると
ほぼすべての麻薬常習者は
幼児虐待を受けており
激しい孤独感に
苛まれたことがある
彼らの精神的 潜在的な記憶は
世界は危険で救いがないと告げている
世話をしてくれる人がいたとしても信用せず
傷つきやすいため心が開けない
そのため 本当に親密な関係から
自分を遠ざけてしまう
医者や助けようとする人も信用しない
彼らにとって
世界は安全ではない
このような行動は
潜在記憶の機能による
思い出せない出来事に
基づいている場合もあるのだ
[感触]
早産で生まれたり
何週間や何ヶ月間 保育器や
さまざまな機械装置ですごした乳児
このような乳児が
少しでも背中をさすられたり 触れられたりすれば
脳の発達を促進できることが分かっている
そして実際
抱かれていない幼児は
最後には死んでしまう
感触は人間にとって必要である
我々の社会では
親は子供を甘やかしたくないので
子供を抱かないという悪い傾向がある
夜間の睡眠を促すためにも
泣いている子供を抱きあげない
これは子供が望んでいることとは 正反対だ
いずれ子供はあきらめて眠りにつく
それは 親に見捨てられ
傷ついている自分を守るために
脳が停止するからだ
しかし潜在する記憶の中では
世間とは 気にもかけてくれない所 となるだろう
[幼少期]
これら多くの違いは かなり早い時期に 明確な差が出る
ある意味で 親が与える経験は
人生とは逆境か または楽しいか
という人生観を子供に伝えている
マタニティーブルーだったり
疲れて機嫌の悪い
親を見たりすることで
子供に伝わってしまう
これらの経験は 子供の発達をプログラムする際に
大きな影響があることが明らかになっている
しかし 早期の感受性は 進化の過ちではない
それは他の多くの種にも存在する
苗木でさえ 成長時の環境に合わせる
早期の適応過程がある
人間の場合は 早期の生活と
社会的関係の質に 適応する
どの様に育てられ どれだけ争い 注目を得るか
それらは人が成長する際の 経験値となる
欲しい物のために
戦わなければならない環境で育てば
用心し 人に頼らず 他人を信用しない
一方 人に頼り 協力し合い
協調が重要な環境で育てば
他人と良い関係を築くことが 安心となる
これが情緒と認知の発育に
大きな差をもたらす
早期の感受性とはこの事だ
子育ては ほとんど無意識に
その環境で得た経験を
子供に伝えてしまうシステムだ
英国の偉大な小児精神科医であるD.W.ウィニコットは言う
幼児期において 2つの原因が 子供をおかしくする
1つは 起こるべきでない事が 起こること
2つ目は あるべき事が ないこと
1つ目は、イーストサイドの私の患者達や
多くの中毒者の
劇的で 虐待的で 見捨てたれた経験だ
起こるべきではなかったが 起きてしまった
2つ目は すべての子供に取って必要な
ストレスの無い 情緒が上手く調整された
集中力のある親だ
大抵の子ども達は 手に入れることが できない
虐待もされないし 育児放棄されることもない
そしてトラウマを経験することもない
が これが あるべき事だ
感情的に余裕があり 育児をしてくれる親の存在は
子ども達にとっては縁が無い
なぜなら 我々の社会や育児環境にはストレスがあるから
精神科医アラン・ショーは 親が実際にそこにいても
感情的に不在である状態を
”隣接放棄” と呼んでいる
私はざっと過去40年間
我々の社会が生み出す 最も暴力的な
人々について研究してきた
殺人者だったり レイプ犯だったり
何が暴力を引き起こすのかを理解したかったからだ
私が発見したのは
刑務所にいる最も暴力的な犯罪者は 同時に
幼児虐待という言葉では表せない程の
虐待の犠牲者でもあったことだ
頻繁に取り上げられる
子ども達の悪行の深さに
私は全く見当がつかなかった
私が出会った最も暴力的な人々は 同時に
自身が 両親や他人の手による
殺人未遂の生存者か
家族を殺された
生き残りであったのだ
仏陀は言った 「森羅万象はすべて 互いに生じ 起こり合う」
「一はすべてを含み すべては一を含む」
人は 独りでは 何も悟ることはできない
葉の中には 太陽も空も地球も存在している
人類の発達を見ると
仏陀の言葉は真理であった
人類の発達に関する科学は
”生物心理社会学” と呼ばれる
生物学的見地から見ると
人類は 社会的・心理学的環境に
強く依存している
UCLAの精神科医で研究者でもある
ダニエル・シーゲルは
”人間関係神経生物学” を提唱している
これは 神経系の機能を定める原因は
個人的な人間関係に
起因するというものである
1 育児期に世話をしてくれる人
2 人生において愛する人達
3 我々を取り巻く環境である
人間の神経生物学的な要素と
その人が育ち存在している
環境は 切っても切れない
人生においても言える
大人になっても 死ぬ時も同様である
これは 脳の成長段階で
顕著に見られ
脳が発達した後では どうする事もできない
[文化]
人類は 様々な社会を作ってきた
狩猟 採取時代は
皆 平等主義であったようだ
例えば 食物分配や物々交換など
小さな集落の人々は
主に採集と そして少しの狩りで
生活していた
親類や縁者に囲まれていなくても
人々は お互いの人生を 知っていた
異なるグループとの流動性が 盛んであった
物質文化という言葉では
表せない世界があったのだ
これが長い間
人類が暮らしてきた方法である
今とはまったく異なった世界であっても 驚きはない
一つに暴力が少ないという傾向がある
そのような社会で 組織犯罪が
起こらないのは
明らかであるようだ
ならばどこで間違ったのか?
暴力は一様ではない
人類全体に等しく存在しているわけではない
社会の暴力の程度には 大きな差がある
ほとんど暴力がない社会も 存在している
一方 自滅した社会もある
いくつかの再洗礼派教徒は
完全な平和主義者である
アーミッシュ メノ派 フッター派のように
これらのグループ間で
殺人が起きた記録はない
第二次大戦のような
大きい戦争で
彼らは兵役を拒んだ
むしろ刑務所に行こうとした
イスラエルのキブツでは
裁判所に送られた犯罪者による
暴力は とても少ない
罪を犯した人は
暴力のない暮らしを学ぶため
キブツで生活をする
それがそこでの生き方だから
そう 私たちは社会に適合する
社会は広い意味で 神学 形而上学 言語学などの
影響下に入っている
私たちが考える人生は 罪であれ
美であれ 社会が形成を促す
関係して生きようと 無関係に生きようと
後世は代価を払う
多様な社会の多様な考え方は 個人主義や
集産主義などと呼ばれ
様々な人や考え方を理解し
異なる考えが
異なる思考を生みだす
アメリカにいる我々は 世界で最も個人主義な社会で
資本主義により 能力によっては
ピラミッドの上へと上がって行ける
実際は より少ないセーフティー・ネットと
さらなる社会の階層化により
自分と同じ社会的地位の人が少なくなる
調和のとれた 相互の人間関係も少なくなる
代わりに相違点や 終わりなきヒエラルヒーで
対等な仲間が少なくなる世界なのである
利他主義が 極度に少ない世界である
[人間性]
人間性が何かについて 科学的見地から
答えを見いだそうとすると
全く新しい転機をもたらす
人間性について ある程度は知っていたとしても
本来の人間性は その知識の
範囲にはない
私たちには 他の種と違い
社会的多様性がある
育児方法や家族構成について
多くのパターンがある
私たちの多様性への能力は 類をみない
人間同士による
競争と 冷酷な搾取に
基づく社会がある
他人が抱える問題で利益を上げ
利益のために問題を作り出す
このような振る舞いは
人間の性質であるということを主張して
支配的な理論が正当化される
私たちの社会では
人は生来競争的で 個人主義で
自己中心的である という神話がある
真実は 全く逆だ
我々は人間として一定の欲求はある
人間の性質について話せるのは
一定の欲求がある と認識することだけだ
私たちには 関係を築きたいという欲求がある
愛されるため 所属するため 認めてもらうため
付き合ってもらうため 受け入れてもらうために
こういう欲求が満たされるなら
私たちは 思いやりがあり協力的で
他人と共感できる人間になる
反対に 社会でよく目にするのは
歪んだ人間性で そもそも
欲求を満たした人など
ほとんどいない
人間性について語る事はできる
しかし人間の本能的な欲求
という意味においては
一定の欲求が満たされれば
一定の特性につながるし
満たされなければ 別の特性になる
だから...
人間という生物は
あらゆる状況で生き残る事を可能にするための
適応能力が とてつもなく優れているのだ
そして ある環境に必要な条件や
人間の欲求や 社会的責務を
さらに厳密にプログラムされる
身体が実際の栄養素を必要とするように
人間の頭脳も すべての発展の段階で
ポジティブな環境的刺激を必要とする
と同時に さまざまな否定的な刺激から
守る必要もある
もし この出来事が起ったら 起らなかったら
もし この出来事が起らなかったら 起きたら
たくさんの 精神や身体の病気にばかりでなく
たくさんの 他人による有害な行動にも
ドアは開かれているのだ
だから このように観点を外に向け
現状を考え
問わなければならない
私たちが創り出した現代の世界の状況は
本当に私たちの健康を守っているのか?
社会経済システムの基本原則は
人間 そして社会の発展や進歩のために
プラスに働いているのだろうか?
私達の社会の 基本的な方向性は
必要な発展に 本当は逆行しているのではないか
そして 個人や社会の幸福を創造し
維持するのに必要なのだろうか?
[パート2:社会病理学]
これは いつ始まったのかと
聞く人もいるだろう
私たちは 崩壊に向かう世界に 生きている
[市場]
ジョン・ロックから始めよう
ロックは私有について語る
私有財産権には3つの原則がある
3つの原則とは
1 他人に分け与えられる物が 残っていること
2 腐らせずに利用できる範囲で
3 労働で得た物は その人の財産になる
もっともな話に思える
労働により所有権を与えられる
他の人々に 十分 残っていれば
腐らなければ
浪費しなければ それで良い
ロックの有名な論文がある
経済 政治 法律について書かれており
古典的で 公式に認められた書物として
現在でも研究が進められている
彼は 私有財産に関して 様々な条件を加える
私たちは 私有財産の解釈に
殆どの時間を費やすだろう
彼は私有財産に もっともらしい
強力な保護を与える・・・
突然 彼は中断する
突然中断し 一文を加えた
”暗黙の同意により
金の導入が必要になった”
そして 私たちに告げることなく
条件を撤回し 削除した
これが 彼のやったことだ
そして今 私たちは 労働で
物や財産を手に入れては いない
金で労働は買えないのだ
もはや 余ったものを他人へあげる
なんて考えはない
腐るかどうかなど 問題ではない
金は ゴールドやシルバーと同じで
腐らないから
よって 浪費の責任もない
バカバカしい 金や貴金属の話じゃない
何が私有財産なのかの話だ
話がずれている
彼は驚くべき詭弁で
切り抜ける
だがそれは 資本家の利害と一致する
そこにアダム・スミスが現れ
宗教に昇華した
ロックは ”神がすべて考えだした
これは神の権利である”と言った
そして今 スミスは言う
”神だけの権利ではない”と
彼が実際に言ったわけではないが
哲学的視点で見ると こう言ったのだ
”これは 私有財産の問題だけではない” と提起し
我々に与えた
”投資家は労働者を買う”
”際限なく労働を買う事ができる”
”幾らでも貯めこめる” ”どれだけ不平等でもよい”
こうしてすべての前提が与えられた
このように彼は現れ 彼の思想は
取り入れられた
売るために物を生産する 供給
供給を求める 需要
どう 需要に合わせ供給し
供給に合わせ需要を生むか?
どうバランスさせれば良いのか?
それは経済学の根幹であり
バランスする方法である
スミスは言う これが市場に均衡をもたらす
”市場の見えざる手だ” と
”神” が生まれた
そしてスミスは言う
”ロックは 所有のための権利 必要な手段
当り前の権利を与えなかった” と
”我々は今 神のような制度を手に入れた”
”このフレーズを見つけるには
『国富論』を全て
読まなければならない”
”また ”ぎりぎりの生活で 貧者の
生産を制限する
そうすれば 自然が 彼らの子供を
抹殺するだろう” とも
彼は 進化論の中でも最悪の学説を先取りした
ダーウィンのかなり前である
彼らをいわゆる ”労働者階級” と呼び
最初から差別が組み込まれていた
この経済理論への 人々の無知が
多くの子供を死なせた
そして思った ”これは見えざる手によって
供給が需要を満たし 需要が供給を生んでいるのだ” と
”神” は賢いか?
敵意に満ちた生き方の破壊性が わかったと思う
このような 環境や生態に対する 破壊は
ある意味では
”遺伝子” の考え方と同じである
アダム・スミスのような初期の
経済哲学者から提示された
自由主義 資本主義 という
概念を考えるとき
本来の市場の意義は
実際の生活を助ける取引であった と気づく
スミスは
最も儲かる経済部門は
社会にとって
何のメリットもなく
専制的なゲーム
金融取引や 金そのものを動かすことで
金を得る 投資だとは
推測できなかった
スミスの意図と関係なく
この予想外の展開は
スミスの基礎理論の1つによって導かれた
金は役に立つものと思われている
今日 社会が求めるものとは関係なく
世界のすべての経済は
金のために金を求めている
スミスの信仰的宣言である
”見えざる手” に隠された思想は
虚構の産物である
狭量な利己主義の追求が
人間社会の
幸福や進歩を
生み出すという
現実は 通貨刺激益や
”金による価値基準” は
基本的な生活への関心である
”生活の価値基準” と
完全に分離している
二つの価値基準の狭間で
経済に対する考え方は
完全に混乱している
彼らは ”金による価値基準”は
”生活の価値基準”をもたらす と思っている
だから ”もっと物が売れれば・・・”とか
GDP(国民総生産)が上がれば・・・などと言う
そうすれば 幸福度が高められると思っている
そしてGDPを 社会的繫栄の
バロメーターであると考えている
ここに混乱が見える
物を売ることで
収益をあげるという
”金による価値基準”の話しているのだ
人々は生活の尺度と 混同している
"金による価値基準" と ”生活の価値基準”を
混同したまま
価値を作り上げている
私たちは 金と 物の生産を
切り離すことはできない
という構造化された錯覚に
陥っている
これはシステムの混乱であり
この混乱は 致命的になるだろう
[構造 への招待]
現代 ある誰かが 自分の国や社会を
健康 幸せ 信頼や社会の安定によって
誇ることは
ほとんどない
それよりも経済的な基準を
与えられている
GDP 消費者物価指数
株式市場 インフレ率
等々
しかし これらの基準が 人々の人生に
役に立つのだろうか?
立たない これらは金についての基準であり
それ以上ではない
例えばある国のGDPは 生産物と
サービスの売上に対する基準だ
GDPは その国の ”標準的な生活”と
相関関係にあるといわれる
”アメリカの医療費は 2009年 GDPの17%
すなわち
2.5兆ドル以上である
このように GDPは 有益に使える”
このようなロジックで
もし医療費が
3兆円 あるいは5兆円まで増加したら
さらなる経済的成長 雇用があり
アメリカ経済に効果をもたらす
そして ”標準的な生活”の質が上がっていく
と 経済学者は誇る
しかし ちょっと待って
現実の医療は どのように行われているのだろう?
そう 病人と死にゆく人々だ
不健康な人々がいることで
アメリカ経済は良くなる と言うのだ
これは 誇張でも 皮肉でもない
事実 客観的に見てみれば
GDPは 現実社会を写し出すものではなく
健康に関しても
なんら基準になるものではない
実際 GDPは
工業的な非効率性と
社会的な下落の基準である
GDPが上昇するにつれ
個人的 社会的 環境的な清廉さに
負の影響が押し寄せてくる
利益を上げるためには 問題を作らなければならない
生命を守ること 環境とのバランスをとること
正しくあること 平和であることは
現代社会のパラダイムの中では
全く利益にならないのである
古い格言がある
”法をかいくぐって ビジネスを作れ”
そのようにビジネスは作られる
ハイチの地震による破壊が
ビジネスを作り出したように
犯罪もビジネスをもたらす
アメリカでは現在
約200万人が投獄されている
その刑務所の多くは
私会社によって運営されている
刑務所運営会社の株は
刑務所に入っている 人数によって
取引されている
まったく病的である
しかしこれは 現代の経済的パラダイムが
求めていることなのである
経済的パラダイムが求めていることはなんだろう
我々の経済システムを動かしているのはなんだろう
”消費” である
正確に言うと ”消費の循環” である
古典的な市場経済を
分析したとき
金融取引の形態が見えてくる
それは 深刻な不景気であったとしても
停止することを許されない
もし社会が私たちのものなら
それはまだコントロールできる
経済的なステージには 3人のメイン俳優がいる
被雇用者 雇用者
消費者である
被雇用者は収入のために 雇用者に労働力を売る
雇用者は収入のために
消費者に 物やサービスを売る
消費者はもちろん
非雇用者や雇用者と 違う役割を果たす
消費システムの循環を続けさせるために
システムに金を戻す
グローバルマーケットシステムは
社会には常に需要があるという
仮定に基づいている
消費のプロセスが続けられるように
十分な金を循環させるためである
消費のサイクルが早くなるにつれ
いわゆる経済成長は 当然の現象であるとされ
そして システム は続いていく・・・
けど ちょっとまって
エコノミー(経済)って元々どんな意味だっけ・・
”エコノマイズ(節約する)”?
本当は 保存 効率 浪費の削減って
意味じゃなかった?
強欲な 需要 消費システムは
どうやって効率的な保存や
”エコノマイズ” をするのだろうか
もちろん しない
市場システムは
生活に役立つ製品や 原材料を
効率的に 控えめに使うように思われている
しかし 現実の経済システムは
その完全な対局にある
私たちの住む地球は有限であり 資源も有限である
例えば 私たちが利用してきた原油は
何百万年もかけて生成してきた
鉱物は 何十億年もかけて生成してきた
つまり ”経済成長” を目的として
消費の拡大を
計画的に行うシステムは
環境破壊をもたらす愚行である
無駄を無くすこと これが効率化である
無駄を無くすこと?
このシステムは 歴史上存在したどのシステムよりも
浪費的だ
すべての組織や 生活システムは
腐敗し荒廃しており
危機あるいは 転換のときにある
新聞は この30年間
いろいろなことを言い続けてきた
すべての 生活のシステムは
社会制度や 水不足と同じように
劣化しつつある
脅威や危険にさらされていない
生活などあるのだろうか
ない
そこには絶望しかない
しかし 私たちは根本的な構造をわかっていない
私たちは向き合いたくないのだ
ただ やり過ごしたがっている
無意味だったと気付いても 同じことを繰り返す
ここに愚かさがある
あなたは ’経済的’ でない
システムの中で生きている
そこで ”アンチ エコノミック システム” を提唱する
[アンチエコノミー]
競争市場が求める
古い格言がある
”最高の商品を 出来るだけ安く作れ”
この言葉は 本来 市場競争を
促す考えが前提となっており
その結果 高品質の商品の生産に
繋がると考えられている
自分でテーブルを作ろうとすると
当然 できるだけ丈夫で
最高の物を作るでしょう?
なるべく長持ちするように努めるでしょう
弱いと知っていて作りたくはないですね
結局は作り直さなければならないし
材料とエネルギーを無駄にする
この物理的な合理は
市場でも合理だと思われるかもしれない
が 市場においては全く違うどころか
選択の自由さえないのだ
もし会社が 消費者が買いやすい価格のまま
競争力を保ち続けようとすれば
最高の物を生産する事は
不可能である
実際 世界経済の需要のために
生み出され 供給された物全てが
生産された時から既に劣化している
これでは科学的に進歩し
効率的 計画的で 持続可能な
製品など作れそうもない
市場が求めるという理由で
”費用対効果”や
全ての製造工程でかかる
人件費 材料費
包装費などの
経費の削減が必要になる
この競争戦略は
生産者の競合ではなく
商品を買う 大衆が 手に入れるためにある
商品を作ることは 競争と
買いやすさ 両方を満たさなければならない
この浪費的な結果を生むシステムを
”意図的劣化” と呼ぶ
しかし これはより大きい問題の一部である
次のような
市場経済を根本支配する法則は
教科書には載っていない
”消費循環を続けるためには
製品寿命を延ばすことは
許されない”
言い換えれば 一定の期間内に決定的な
故障や 機能停止を起こすということだ
これを ”計画的劣化” と呼ぶ
計画的劣化は 全ての生産企業の
市場戦略の重要要素として 隠されている
もちろん 意図的劣化という
事象を内包した戦略を
公然と
認めるものは少ない
同時に 持続可能で 耐久力のある
商品を生み出す技術の出現を
無視したり 抑圧したりする
そう もし 浪費ができなかったら
システムは長持ちし
効率的な商品を作れるのだ
計画的劣化は 故意に製品を
故障させる
市場システムが 消費循環
を維持するためである
言い換えれば 製品の耐久性は
経済成長と 正反対にある
ゆえに 寿命が短くなるように
製造するよう
促進され 方向付けられる
実は このシステムは 他の方法では運営できない
埋立地を見るとすぐに
計画的劣化が事実であるとわかる
そこにはたくさんの安く作られた
携帯電話やコンピューターが
言い換えると貴重で採掘することが
困難な金 コルタン 銅などの原料があり
膨大な量が腐敗している
単なる故障や 意図的劣化による部品交換は
伝統的な社会なら
寿命の長いものに交換するか
修理するだろう
物理的事実は
私たちは 有限の資源をもつ
有限の地球に住んでいる
明らかに 市場を重視することは効率的で無い
付け加えると
”効率 持続可能 維持 は
経済システムの敵である”
同様に 物理的な製品は 絶えず
生産と再生産を繰り返す必要がある
環境に与える影響とは関係なく
そして サービス産業も 同じような運営をする
実は 現在のサービスに関する
問題を解決することは
経済的な利益にならない
例えば 無数の仕事や
何兆もの収益を失わせる
ガンのような病気の治療が
医療制度の利益になる
そして 私たちには課題がある
犯罪とテロリズムは このシステムにとって 良い
経済的には
警官の雇用は
高価な装備品の需要を 発生させる
私会社である刑務所は
利益のために運営されている
戦争についてはどうだろう
軍需産業は GDPを押し上げている
破壊や死をもたらす武器を作っている
高利益産業のひとつである
軍需産業のお気に入りは すべてを破壊し
そして また作りなおすゲームだ 利益のために
イラク戦争で請け負った仕事で
とてつもない利益をあげたように
問題の本質は 社会の負の特性が
産業への投機や
様々な問題の解決に
積極的に報酬を与えるようになったことだ
環境を保護し 持続可能なものにすることは
経済の持続性とは 根本的に相反する
そしてこれが
あらゆる国でGDPが上昇した場合
真実か虚構かにかかわらず
必要性 が増加している理由だ
定義上 必要性は非効率性に根ざす
つまり 必要性の増加=非効率の増加 なのである
[価値システムの混乱]
アメリカンドリームは
極度の消費主義に根ざしている
大手メディア
特にコマーシャル
そして無限の成長を求める会社群は
アメリカ人を洗脳し 言い聞かせる
”あなた達は
なるべくたくさんのモノを所有すべきで
さらにたくさんのモノを手に入れる
可能性をもっている
幸せのために”
もちろん嘘である
なぜ人々は このような経済システムのもとで
致命的な環境破壊を生み出すような
消費を続けているのだろう
これは 古典的な ”条件付け” にすぎない
人間に ある情報をインプットすると
その人は インプットした人が望む行動や 目標
目的をアウトプットする
これは 科学的な手法だ
科学者達は
いかに幼少期の人間の心に入り込み
ブランド志向にするかの手法を
教えている
そして なぜ 大衆は無知のままなのか
無知になるように
教育されているのだ
価値システムの障害だ
人間の心の従順性を示す
証拠を挙げよう
いかに 人間の考えは従順であるか
いかに 条件づけられた人間は
環境の刺激に順応してしまうのか
多くの
研究結果がある
広告が その証拠である
あなたは 広告による 洗脳の強烈さを恐れるべきだ
洗脳でプログラム済のロボットは
”消費者” と呼ばれる
店に入り
金を使うためだけに
うろうろ歩き回る
”消費者”は 外国の低賃金労働者が
10ドルで作ったバッグを4000ドルで買う
ブランドのステータスのよってのみ
文化の象徴としてみとめられる
おそらく 古い共同体には
信頼と結束力の伝統があった
それらは 貪欲な 物質的価値の追求に
取って代わられた
そんな価値など すぐゴミになるのに
モノが 自分や家族 友人たちの
ステータスを表すものである
子供の頃からこう条件づけられていたと 気付いたとき
なぜ 買い物や モノへの強い欲求を
持っているのか 気付く
事実 社会の根幹は ”価値” である
価値が その運用と 国家の運営を行う
旺盛な消費を支えるには
市場システムの存続が必要だ
価値は
その運営のために存在する
75年前 アメリカ及び
ほとんどの西側諸国の消費は
現在の半分だった
ますます高くなる消費レベルの
需要を満たすために
現代の消費文化は作られ
押し付けられている
これが
企業が 実際の商品を作り出すためよりも
広告により多くの金を出す理由である
企業は 偽りの満足をあなたに与えるため 力を注ぐ
そして それは 効くのだ
[経済学者]
経済学者は 実は ”経済学者” ではない
貨幣価値プロパガンダ要員 である
彼らが提示するモデルはすべて
一人 あるいは両方・・・なんでもいいけど
誰かが得をする
経済的交換である
再生産については
まったく触れていない
オハイオ州で 老人が電気代を払えず
電気会社は電気を止め
その老人は亡くなった というケースがありました
電気を止めた理由は
老人は支払いができてないので
電気会社に利益がないためでした
その判断は正しいと思いますか?
この責任は
電気会社にあるのではありません
老人が自分で
支払いができるように
助けられなかった
隣人 友人 知り合いの
責任ではないでしょうか。
う〜ん...
私の耳がおかしいのか?
金を持ってないために死んだ
老人の死に
対して責任があるのは・・
周りの人々・・?
ようするに 慈善ってこと?
我々に必要なのは
情報提供ドキュメンタリーと
食料品店にあるような募金箱や
ガラス瓶だというのか・・?
地球上の 飢餓によって
死にかけている人々に募金するための?
原因は ミルトン・フリードマンが促進したシステムだ
ミルトン・フリードマンや F・ヒャック
ジョン・ケインズ ルードヴィヒ・ミーゼスや
他の有名な市場経済学者の
理論をみてみると
その論理的根拠は
金という文脈から外れてしまっている
これは 宗教のようなものである
消費分析 通貨安定化策
赤字財政 総需要・・
そこには 永遠に続くもの 自己言及
合理化のための自己合理化
人類共通に必要なもの 天然資源
効率的生活は
元々ルールとして組み込まれていない
そして 誰よりも金を持とうという
唯一の概念によって 取って代わられた
偏狭な私欲を動機にして
マジックのように 持続可能で 健康的で バランスの取れた社会を作り出すという
この理論おいて
生命の平等は存在しない
経済学者は いったい何をやっているのか
数字を追っているだけである
すべては数字を追うために
道筋をつけるのである
1、平等な生命などない
平等などない!
2、すべてのエージェントは、
自己最大化を求める人々である
そう 彼らは自分以外のことは考えない
彼らが得るものは 自分のためのものだ
彼らの 支配的な信念は
”自己最大化のための選択をする”
”自己最大化のための目的は
金とモノのみ”
うーん 社会的な関係が入り込む隙はあるのか?
自己最大化がある限りは ない
私たちの 生来の能力は生かされるのか?
開発されない限りはない
家族が生き残れる場所は あるのか?
ない
生き残るためには 金を持つべきである
経済は 人類のために
なされるのではないのか?
これこそが 根本的な問題ではないのか?
ああ ”必要” はあなたの辞書に載ってすらいない
”必要” と ”欲望” を混同している
欲望とは何か
金は 欲望 を要求する
金が 欲望 を要求するなら
欲望と 必要は 別だ
なぜなら もし金がなにも要求しなければ
究極の必要 それは水だから
金への欲望は 黄金の便器を手に入れることに行き着く
欲望は どこにたどり着いた?
黄金の便器だ
これは 経済かい?
実際 経済について考えると
人間が考え付く中でも
最も奇妙な 妄想に行き着く
[金融システム]
これまで市場システムに焦点を当ててきた
しかし これは世界の
経済的パラダイムの半分に過ぎない
もう半分は ”金融システム” である
市場システムは
製品や流通の変動で 投機的利益を稼ぐ人々と
相関関係にある
そして、金融システムは
金融機関が設定する
市場の状況をつくり出すための方策を
基礎にしている
我々のよく聞く 金利 ローン
借金 マネーサプライ インフレーション
などだ
そして 金融経済学者たちの
訳の分からない話にいらいらするだろう
”適度な先制行動は
後々の極端な行動を 未然に防ぐ”
このシステムの本質と影響は
実に単純だ
我々の経済や 世界経済は
三つの手段で
コントロールされている
1つ目は 部分準備銀行
銀行は 無から 金を作ってる
二つ目 これは複利に基づいている
金を借りると 借りた額より
多く返さなければならず
その金がまた作りだされる
再び 無から金が作り出されるのだ
我々は無限に成長する方法論の中で生きている
3つ目 我々の経済システムはネズミ講だ
何も成長はしない
不可能なのだ
心理学者のジェームス・ヒルマンの言葉
”唯一成長するのは
体にできるガンだけである”
増え続けなくてはならないのは
金だけでなく 消費者もである
消費者は金を借り
利子を支払う
有限の地球では不可能である
人は 金を作り出すための媒体であり
崩壊を防ぐために
さらに金を創造しなければならない
ということが 今 起きている
金融制度について2つのことを
知る必要がある
1:全ての金は借金から作り出される
それが国債や住宅ローン クレジットカードから
有形資産になったとしても
金は通貨として定められた借金なのだ
言い換えると もし未払いの
借金がすぐに返済されるなら
1円も流通しなくなるだろう
2:利子は ローンを組むとほぼ全て請求される
マネーサプライの中に存在しない金を
利子として返す必要がある
この原理はローンによってつくり出され
その本質は通貨供給である
全ての借金を返すと
1円も流通しなくなるだけではない
膨大な借金―この存在しない金を
返すことは 不可能である
その結果 二つの事が不可避なのである
”インフレーション”
そして ”破産”
インフレーションに関しては
殆どの国において歴史的傾向で
起こっているように見え
利子を相殺し システムを維持するため
絶え間なくマネーサプライを
増やす事に縛られる
破産に関しては
借金崩壊の状態になる
この崩壊は 不可避的に 個人
事業 国家に起こり
主に利子の返済が
できなくなる時に起こる
しかし 少なくとも市場システム側から
見れば明るい面もある
なぜなら借金はプレッシャーを生み
賃金の奴隷をつくり出すからだ
借金のある人は ない人より
ずっと低い賃金になるだろう
つまり 安い商品になるのだ
それは企業にとって 金銭的に苦しい人材を
確保できるという素晴らしいことなのだ
でもちょっと これは国家レベルでやっていることじゃないか
他国籍企業の代理権を持つ
世界銀行や国際金融ファンドが
困った国々に非常に高い
金利で負債を負わせ
一度借金づけになると
とても払えないような
厳しいペナルティーを適用する
そして 企業が低賃金の工場で
搾取をし 天然資源を
奪っていく
それが市場の力である
でも待って そこには
金融と市場の 特有のハイブリッドがある
株式市場だ
知ってのとおり 彼らは実際に
何かを作るわけではない
金そのものを売買するだけだ
そして借金状態になれば 何をするかわかるでしょう?
そう 売り飛ばすのです
収益のため 負債自体を売買する
消費者の負債を 複雑に派生させる
仕組みを使い 投資銀行と共謀して
国全体の借金を隠したのが
C.D.S.と担保債という債務だ
ゴールドマンサックスとギリシャは
危うくヨーロッパ経済を
崩壊させるところだった
”金による価値基準” から
ウォール街と株式市場に
完全に新しい段階の 狂気が生まれた
市場について知るべきことは
数年前にウォールストリート誌の
社説に書いた
”脳障害投資家からのレッスン”を読んでほしい
この社説で なぜ脳障害の
ある人が投資家として
正常な脳の人より
優れているのかを説明した
なぜ? 脳障害のある人は
共感感覚が無いからである
これが鍵である もしあなたに
共感感覚がないなら 投資家として成功する
だからウォール街は共感感覚の無い人間を育成する
市場へ参加し 決断し
取引をすることによって どれだけ
他人に影響を及ぼすか などという
想像力は全くなく 罪の意識もない
そう ロボットを育成するのだ
この人達には魂がない
これ以上 他人になにも与えたくない
そして 今彼らは 本物のロボットを作った
アルゴリズム・トレーダーを
ゴールドマンサックスでは取引スキャンダルが頻発する
彼らは ニューヨーク証券取引所の隣に コンピューターを設置している
これは”コーロケイテッド コンピューター”と名付けられている
全ての為替取引を先取りし
多量の注文を動かし
”利ざや”を稼ぐ
小口取引はしない
一日中 金を吸い上げているようだ
昨年の四半期に30~60日
連続して稼働し 毎日
何百万ドルも生みだした?
統計学的に不可能だ!
私がウォール街で働いていた時
賄賂で体よく追っ払う方法があった
ブローカーは支店長を買収し
支店長は地方局長を買収する
地方局長は
国の局長を買収する
これは 暗黙の了解である
クリスマスボーナスの時期 一番貰うのは
コンプライアンス担当だ
コンプライアンス担当は 一日中座っている
ルールを 破らないように見てるらしい
そしてあなたは
法を ”遵守” している
もちろん そのコンプライアンス担当を
買収するのはかまわない
法は遵守している
どの程度が 不正になるのだろう?
これは二次的なものではない
これこそが システムである
ウディ・アレンの古いジョークのようだ
彼は言う:先生 兄が自分はチキンだと思っています
先生は言う:薬を飲みなさい
問題が解決するでしょう
彼は言う:違います先生 先生は分かっていません
僕たちには卵が必要なんです
分かった?
不正請求の取引は
あちこちの銀行で
報酬やボーナスのために行われ
それがアメリカの
GDPの成長をもたらす
原動力になっている
例え不正請求取引が
全く返ってくる見込みがなくとも
無を処理し 発生させ 再証券化する
もし 私がナプキンに200億ドルと書き
J.P.モルガンに売るとしよう
モルガンはナプキンに200億ドルと書き
我々はこの二つのナプキンを交換して*
お互いに料金の1/4の1%を支払う
するとボーナスとしてたくさんのお金を得る
会計簿には システムが 偽のナプキンを
これ以上吸収出来なくなるまで
200億ドルのナプキンと記載される
限界がきたときは
政府に救済を求める
なぜならウォール街と世界の株式市場には
控えめに見ても700兆ドルもの
未払いの不正請求
皆がよく知っている派生商品が
暴落するのを待っている
その価値は
全世界のGDPの
10倍に達している
一方で 政府による 企業や銀行の
救済措置を見てきている
おかしなことに
まず 銀行から金を借りてくる
国際銀行を通して
他国の複合企業によって
国家を救済しようとしているように見える
しかしこの星をどうやって救済するのか?
借金漬けになっていない国など 何処にもない
計算してみると これは 多くの主権国家の
債務不履行の始まりに過ぎない
アメリカでは近い将来
利子をまかなうためだけで 所得税を
65%まで引き上げる必要がある と推定される
経済学者は 数十年以内に
世界の60%の国が破産すると予告している
ちょっと待って 当り前に考えてみよう
世界が破産しようとしているなんて
絶対にあり得ない
なぜなら 自然界には 借金という
概念は存在しないからだ
これは我々が発明したゲームの一部にすぎない
そして まだ数十億の人の福祉は
二の次にさせられている
大量解雇 テント暮らし 貧困の拍車
緊縮処置の施行 学校閉鎖
子供の飢餓・・・そして家族の喪失
全て この手の込んだ作り話が原因で・・・
我々は馬鹿か!?
ヘイヘイ火星よ
助けてくれよ 兄弟
大人になりなさい!
土星よ! 調子はどうだい?
キミとあの星雲で遊んだのを
覚えてる?
聞きな・・地球よ・・・
私たちは お前に飽き飽きしてるんだ
すべてを与えられたのに 全部無駄にした
たくさんの資源を持っているだろう
なんで成長して
責任感を学ばないのだ?
お母さんを悲しませてる
自分自身に掛ってるんだぞ
ああ なんでもいいさ
【社会の健全性】
現在 尊重されているものは
浪費的な市場システム
負債を生み出す金融システム
これによって 世界経済を定義している
金融市場のパラダイムが作られる
これら全ての仕組みは
一つの結果につながる
不平等である
独占を生み出し
権力の強化を作り出す 経済システム
それは 人の都合などには構わず
他人を押しのける
一握りの富める産業を生み出している
例えば ウォール街のヘッジファンドマネージャーは
自分のためだけに
1年に300万ドル以上稼ぐ
何にも 貢献することなく
一方 人類を救おうと 社会の不健全性を
正す方法を 研究している科学者は
6千ドルしか稼げない
また 金融システムの構造には
階級制度がすでに盛り込まれている
例えば
もし 私が1億ドルを預金したら
4%の利息がつく
それだけで 1年に4万ドル稼げるのだ
社会に貢献することなど全く無く
もし 私が低社会階級だったら
車や家を買うのにローンを組まなくてはならない
これは実質 億万長者の
預金金利4%を
私が払っていることになる
貧乏人から金持ちが 金を盗むシステムは
金融システムの根幹に組み込まれている
これは ”構造的階級制度” と呼ぶことができるだろう
もちろん歴史的に見れば 社会階級制度は
アンフェアだと考えられてきた
しかし現在 地球の40%の富を
1%の人が持っている状態にある
世俗的な公正さを脇に置いたとしても
不平等社会の根底に
流れている何かがあり
社会の健全さを破壊する原因でもある
人々は
空前の富をもたらす社会的な成功と
膨大な社会的欠陥の狭間で
困惑しているように思える
子供達の薬物乱用
自傷や 精神病の
多さをみると
私たちの社会は
何かが完全に間違っている
これまで私が提示してきた情報は
不平等が
分断と社会的腐敗をもたらすという
洞察を明らかにした
この洞察は 予想以上に真理であった
不平等は 圧倒的な精神的 社会的影響力を持っている
人に対する優越感や
劣等感などよりも
このような分断や
人に対する尊敬や蔑みによって
人は 下層階級を蔑視する
ところで 不平等な社会において
明らかに暴力が多いのはなぜだろう
暴力の引き金として
人に対する蔑視や 敬意の欠如がある
もし 暴力の原因になる
最も重要な原因をあげるのならば
それは
”対等性” であろう
暴力を引き起こす
もっとも重大な要因は
社会における
対等と非対等の度合である
ここに
社会の機能不全がある
非対等が増えている原因は
1つや2つだけではない
原因はあらゆるところに見られる
犯罪 健康 精神病 等々
公衆衛生において憂慮しなければならないことは
貧乏人になるようなミスを 決してしないことだ
あるいは 貧乏に生まれないことだ
健康を保つためにはエンドレスな支払いが必要になる
それは”健康における社会経済的な階級”として知られる
人が上流階級から落ちていくとき
社会経済学的にも落ちていく
健康も多数の病気によって
悪化していく
平均寿命も下がっていく
乳児死亡率など・・
すべての点において
最も大きな問題であり続けているのは
なぜ階級は存在するのか?である
その答えは
あなたが慢性疾患にかかっていたら
あなたには生産性が無い
だから 健康は社会経済学的な階級を生むのだ
10才の子供に
社会経済学的階級など
みられないが
この言葉は
何十年後かの彼らの健康について
何かを予言している
因果関係を方向付けようとしている
次に これは完全に明白なことだが
貧乏人は医者に行く余裕が無い
これは医療の問題か?
これに関してできることは何も無い
なぜなら
医療と医療品にも
同じように階級があるからである
OK 次の ”明白な真相” は
平均的に 貧乏人であるほど
喫煙や飲酒など あらゆる身体に
害のあることを好むようになる
そう この献身的かつ慎重に行った研究は
第三の道を提示している
何が残されているのか
貧困のストレスに対処するための
膨大な できることが残されている
そう あなたがビル・ゲイツと違い
1ドルの収入の貧乏人であると仮定する
一般的にアメリカでは 貧乏であればあるほど
あなたの健康は悪くなっていく
このことは 大切なことを物語っている
貧困と健康の関係は
貧乏であること ではなく ”貧乏であるという感じ” にある
慢性的なストレスは健康に重大な影響を
及ぼす
しかし 最も大きなストレスの原因は
社会的人間関係の質である
もし 社会的人間関係の質を
下げる何かがあるとすれば
それは 社会経済学的 階級である
科学が示していることは
物質的富とは関係なく
階層社会で生きるストレスが
公衆衛生の問題を引き起こし 不均衡を広げ
事態は悪化しているという事実である
平均寿命:平等な国ほど 長い
薬物乱用:平等な国ほど 少ない
精神病:平等な国ほど 少ない
社会資本-
信頼する者同士の能力:
平等な国ほど 大きい
教育水準:平等な国ほど 高い
殺人の犯罪率:平等な国ほど 低い
犯罪と投獄率:
平等な国ほど 少ない
更に続く
幼児の死亡率-肥満-10代の出生率:
平等な国ほど 少ない
そして最も興味深いのは
技術革新:平等な国ほど 多い
これは、競争で階層化した社会は より創造的で
革新的だという 古い考えに挑んでいる
加えて イギリスで調査された
ホワイトホール研究がある
社会経済的な階層ごとに
病気の分布があることが
確認された
例えば 最下層の人が
心臓病で死亡する確率は
最上層の人と比べて
4倍も上がることがわかっている
この傾向は 医療の利用に関係なく存在する
したがって財務状況が悪い人は
平均して健康を害するだろう
この現象は ”心理社会的ストレス”
という言葉で定着しており
今日我々の社会を苦しめる
最大の歪みの土台である
原因は?
金融−市場システムである
間違えないように
最大の環境破壊者は・・・
浪費や枯渇 公害の最大の原因は・・・
暴力 戦争 犯罪 貧困 動物虐待
残忍な行動の最大の引き金は・・・
ノイローゼ 精神病 うつ病の
最大の発生装置は・・・
言うまでもなく 社会的麻痺の
最大の原因が 個人の健康や
この星の持続可能性や進歩ための
研究を進めることを妨げている
これは 腐敗した政府や法律ではなく・・・
企業や銀行のカルテルでもなく・・・
人間性の欠陥でもなく・・・
秘密結社による陰謀でもない
これは
社会−経済システム自体が
最大の原因になっているのだ
[パート3:プロジェクトアース]
想像してみて欲しい
私たちは 文明を根本から作りなおすことができる
我々は 地球の完全なレプリカを
見つけたと 仮定する
この新しい星と現在の地球の違いは
まだ人類の進化が
起っていないことだけである
美しいままの地球
国 街 公害は無く 共和党員もいない
手つかずの環境である
さあ どうしようか?
そう 先ず必要なのは ”目標”だよね?
まず必要な 生き残ること を目標にしてみよう
ただ生き残るのではなく 楽しく 健康で
繁栄した世界にしよう
多くの人は 生きる希望があるし
傷つけられたくない
だから 文明の基礎は 持続的であり
助け合いがあることが必須だ
世界中の人々が
必要としているものを
考慮に入れる
発展の長い道のりで
私たちを傷つけるものを取り除こう
目標を ”持続性の最大化” とした上で
次に ”方法”を考えてみよう
どのような方法を取るのがいいのか
ちょっと 考えさせて
前の世界で 政治は社会運営の手法だった
共和主義者 自由主義者 保守主義者 社会主義者が
社会のデザインに関してすることは何か?・・・
うーん そんなものは無い
OK じゃあ 宗教はどうだろう
創造主がどこかに青写真を残してるはずだ・・・
ないな・・・見つけられない
OK じゃあ 何が残されてる?
それは ”科学”と呼ばれるものである ((48))
科学的手法のユニークさは あるアイデアは
テストされ 再現されてから発表されることだ
そして本質的に 反証可能であることだ
言い換えると 宗教や政治と違い
科学にはエゴが無い
そして 科学には いつか間違いだと
証明される可能性がある
科学は固執しないし 常に発展する
うん これはすごく自然なことに思える
それでは 21世紀の科学技術を
元にして
私たちの目標である ”持続可能性の最大化”
を考えてみよう
実際の社会構築は どこから始めればよいのか
まず 最初の質問は
私たちが生き残るために 必要なものはなにか?
もちろん 地球の資源である
飲料水 エネルギー
道具や家を作る原料
地球には 我々が生き残るために必要な
資源の すべてがある
これを明らかにすると
何を保有しており どこにあるか把握することが 重要だ
査定が必要だ
地球のどこに資源があるか 確定し明らかにする
銅の鉱床はどこで 埋蔵量は
風力発電ができる
土地はどこか
新鮮な水源はどこか
海水魚の数を査定する
耕作に最も適した土地はどこか
しかし 人類は長い間
これらの資源を消費し続けているので
資源の位置を把握するだけではなく
追跡する必要がある
使い切らないように注意する必要がある
悪い事態に陥るから
これは 使用量を追跡するだけではなく
地球規模の再建を追跡することにもなる
例えば 木が育ち 水源が元に戻るのに
どれくらいかかるのか
これは ”動的バランス”と呼ばれる
言い換えると 木が成長するよりも早く伐採してしまうと
重大な問題が起る 持続不可能なのだ
資源をどうやって
管理するのか
資源は地球上に散在している
アフリカには 豊富な鉱物資源が埋蔵しており
中東にはエネルギー資源がある
膨大な潮力が北アメリカの大西洋岸にあり
ブラジルには新鮮な水の供給がある 等々
そう もう一度 古き良き科学は示唆してくれる
それは ”システム理論”と呼ばれる
この理論により 自然界は
人類の生態学から 地球の生物圏 太陽系引力まで
巨大な相助作用システムであるとわかった
すべて 完全に連結されている
ちょうど 人間の細胞が内蔵の形に繋がり
内蔵は肉体の形に繋がるように
私たちは 食料 空気 水など 地球の資源なしには生きられない
完全に地球と
繋がっている
だから 資源管理とデータ追跡をし
運用する”システム”を作るという案は 自然に出てくる
”地球資源管理システム”は
すべての有用な地球資源を網羅する
私たちの目標が 人類としての長期的生き残りであれば
論理的な代替案はこれ以外無い
ここまで理解できた 生産について考えてみよう
資源をどう使おう?
生産の行程をどうするか
可能な限り 持続可能性の最大化を約束するために
何が必要か?
先ず最初に考えつくのは
絶えず 挑戦と保護を繰り返す必要だ
地球資源は 有限である
私たちには ”戦略”が重要だ
”戦略的保護” が鍵である
次に 資源によっては
使用に適さないものもある
事実 ある種の資源の使用は
環境に悪影響を及ぼし
私たちの健康にも 障害を引き起こす
例えば 石油や化石燃料は どれだけ削減しようと
環境に破壊的な公害をもたらす
それゆえに使うときは できるかぎり
本当に必要な時でなくてはならない
幸運にも 膨大な太陽 風 潮 波
気温差 地熱エネルギーの可能性がある
私たちは 客観的に戦略を立てられる
何を使うか マイナス作用をどう避けるか
環境 そして我々にダメージを与える
生産や 使用法をどう避けるか
これを ”戦略的保護”とともに
”戦略的安全”と呼ぶ
しかし 製品戦略はとどまらない
製品の製作手順に対して
”効率戦略”が必要になる
そして 我々は 3つの特別な
実施項目を見いだした
1:可能な限り 使い続けられるように
デザインするべきである
より多くのものが壊れれば より多くの
資源を使うし よりゴミが出る
2:モノが壊れ あるいは
もう使うことが出来ないとき
それを回収し
可能な限りリサイクルすることが重要だ
このことはデザインの早い段階で
考慮に入れなければならない
3:テクノロジーの迅速な発展
例えば 技術発展の早い電子工学は
物理的更新を予測し 調整するように
デザインすることが必要になるだろう
現代 私たちは たった1つの部品の故障や 型落ちしたことで
コンピューターを丸ごと投げ捨てる
我々は 部品ごとにアップデートでき
規格化し あらゆる場合に交換可能で
技術革新をあらかじめ考慮に入れたデザインをする
"戦略的保護” ”戦略的安全” ”戦略的効率”のメカニズムは
純粋に技術的な思考による
人類の意見や傾向に
欠けているものだ
我々はこれらの戦略をコンピューターにプログラムする
このコンピューターは 最新の研究に基づき
関連する変化を考慮 算出し
持続可能な製品を作る方法に
導いてくれる
このことは複雑に聞こえるが
例えば様々な決定を行う
製作・監視システムは
今日すでに世界中で
それぞれの目的で使われている
つまり それらのコンピューターを接続すればよい
そして今
我々は ”資源管理システム”と
”生産管理システム”を手に入れた
これらは 容易に 効率と
保護と安全の最大化を 自動化できる
現実的に 人間や人間のグループが
全ての必要性を追跡することはできない
コンピューターならできる
そして次のレベルをもたらす ”供給”である
持続性のための戦略は どうするか
2つの点を
最短で繋ぐのは直線である
機械を移送するにはエネルギーが必要なので
短い距離の移送は より効率的である
ある品物が ある大陸でしか作れない場合のみ
別の大陸への輸送が
必要になってしまう
しかしこれは浪費である
我々は生産を現地で行い 供給を素早くシンプルにし
最小のエネルギーで行う
これを ”接近戦略”と呼ぶ
これは 原材料
完製品に関わらず 移送距離を
最短にすることを意味している
もちろん どの製品をなぜ運送しているか
把握することも重要になる
これは需要に対するインフラになる
そして需要とは 人々の健康に必要なものであり
高い生活の質のためのものだ
人間が必要とする物質は
本当に必要なものである
食糧 きれいな水 空気から
息抜きや 個人的な
社交や娯楽のためのものも 含まれる
人間と社会の健康に 重要な要素だ
だから 他の査定方法も採用しよう
人々は必要なものを伝え 需要は評価される
需要にもとづいて 製品が作られる
そして 人々の様々な需要は
自然に変動 変化する
だから 超過と不足を避けるために
”需要/供給追跡システム”を作る必要がある
もちろん このアイデアはありふれている
現代のすべての大規模チェーン店では
在庫管理のために使われている
今回我々は 世界規模で追跡しようというのだ
けど ちょっとまって もし 製品自体の使用法を考えなければ
需要を完全に理解することはできない
すべての人間が1つづつ物を持つことは 論理的で持続性がある
ことだろうか? 使うかどうかに関係なく?
違う 浪費であり 非効率だ
ある人が 1日に平均45分間だけ
ある製品が必要だとする
もし その製品が彼らのためと
他の人が必要な時の
ために作られたらより効率的だろう
製品は欲望の対象ではなく
目的達成の手段だ
製品自体は その有用性のみにおいて
重要だと理解すると
”外部制限”
つまり”所有”は
根本的にも経済的にも
究極の浪費であり 環境的にも意味がないとわかる
ここで我々は ”戦略的アクセス”を考案する必要がある
これは ”需要/供給追跡システム”の
基礎になる
人々が何か必要としたとき
その需要を確実に把握
できるようにする
そして製品を手に入れる方法を中央集権化し
地域アクセスセンターも機能させる
これらは住宅に近接した場所に
置かれる
人はそこに来て 必要なアイテムを取り 使い
そして要らなくなったら返す
現在 図書館がやっている方法である
これらのセンターは 地域の商店のように
存在するだけではなく
特別アクセスセンターが特定の地域に置かれる
常に信頼できる製品が利用でき
運送にかかるエネルギーを押さえるために
そして この”需要追跡システム”は
”生産管理システム”と
”資源管理システム”
と統合され 進化し
”世界経済管理マシーン”を作る
これは 持続可能であることを確実にする
有限な資源を保全することから始め
最も戦略的な製品だけ作ることを
確実にし
そして最も知的で効率的な方法で
すべてのものを供給する
これは 保護を基礎とするアプローチであり
多くの人にとって 常識に反する
しかし 保護と効率を進める過程で
人間の本当の 持続可能性を明らかにすることができる
この興味深い結末には 人類の歴史に
今まで存在しなかった何かが できるだろう
アクセスの充実は
世界の一部のためだけではなく
文明全体のためである
この経済モデルは 一般化される
この 最も効率的で持続可能な方法による
地球資源管理システムと
人間の属性すべてを受け入れるよう
デザインされた
プロセスは
”資源ベース経済”
と名付けることができる
このアイデアは 70年代 構造エンジニアである
ジャック・フレスコが定義した
彼は 社会は 自然と社会自体に
軋轢を生むだろうとわかっていた
持続はしない もし変化が起きなければ
我々は自滅する どちらにしても
あなたが言ってきたこと全部 ジャック
私たちが知ったことは実現できますか?
また 実現できると思ってますか?
これらのことは すべて実現可能だ
地球を変えるのに10年かかるだろう
世界を第二のエデンの園に作りかえる
選択はあなた次第だ
核の傘のバカバカしさ
兵器の開発
問題を政治的に解決するため
政党に投票すること
すべての政治は破滅に浸っている
もう一度言おう
共産主義 社会主義 ファシズム 民主主義者 自由主義者から
人をすくいあげたい
人間のよりよい生活を信じているすべての組織
これは 黒人の問題や ポーランド人の問題
ユダヤ人の問題 ギリシャ人の問題 女性の問題ではない
人類の問題なのだ
私は誰も恐れない 誰のためにも働かない
誰も追い出すことはできない
私にはボスなどいない
私は 今生きている社会の中で生きることを恐れている
この不適当な社会は 維持することはできないだろう
35年前 この自由企業システムはすばらしかった
もう役には立たない
考え方を変えなければ 崩壊する
未来の社会は ホラー映画のようになるのか・・・
この道は もう用をなさない
政治も
ホラー映画の一部になるだろう
現代 多くの人は ”冷たい科学”と呼ぶ
それは分析的だからであり
分析的 とは何を意味するか知らないからだ
科学 とは世界が動く方法を
推定することである
科学は真実とは何かを語る
科学者は 人々とうまくやろうとしない
科学者は 何を発見したかを話す
すべてに疑問を持つ
ある科学者が
ある有効な実験結果を導きだしたら
他の科学者は 同じ結果が出るかどうか
実験を再現しなければならない
また科学者は 飛行機の翼が
数学や慎重な計算によって
十分に過重に耐えられると思っても
まだ 重しを載せていく
いつ翼が壊れるか見るために
そして ”私の計算が 正しいどうかだよ” と言う
この方法が大好きだ
先入観と 数学はすべてを解決できるという考えから 自由だから
数学自体を テストしなければならない
テスト可能なシステムは
すべてテストするべきだと 私は思う
そして すべての決定は事前調査の結果なされるべきだ
資源ベース経済は 科学的手法を
社会に当てはめたものである
科学的アプローチは 今の世界では完全に抜け落ちている
社会は 技術的な発明の一つである
人類の健康や生産物 供給やインフラなどの
最も効率的な方法は
科学とテクノロジーの分野にある
政治や金融経済にはない
社会は システマティックな方法で運営される
共和党員や自由主義者の方法ではない
同様に 自然は
我々の科学を証明するために 使うものでもある
自然は固定したシステムだ
これは我々の理解が進むと 姿を現してくる
あなたが主観的に真実だと思っていることは
考慮しない
選択肢はある
自然法則や 自分の管理を学び
方向付けることができ
法則に沿い 例外なく 健康と持続性を創造する
その流れに逆らうこともできるが 有益ではない
あなたが信じているかは問題ではない
壁を歩いて登っていってみよう
重力の法則が許さない
もし 食べなければ 死ぬ
もし 幼児が世話をされなければ 死ぬ
過酷に聞こえるかもしれない 自然は専制的である
我々はその声を聞きハーモニーを生み出すか
必然的な逆の結果に苦しむかだ
そう 資源ベースの経済は 証明されたものの積み重ねにすぎない
決定は
最適化された人類と 持続可能な環境により下され
それにより 調和のある生活を送る
そして ”ライフ・グラウンド"を取り入れる
政治宗教が違っても すべての人類が
必要なものとして共有してきたものだ
ここに文化的相対主義は含まれていない
これは見解の問題ではない
人類に必要なものは 人類が必要なものだ
必要なものが手に入る環境が必要だ
きれいな空気 食料 清潔な水など
自信を持って促進し
安定して育成でき
暴力の無い環境が
私たちの精神的肉体的な健康や 進化論による適合
種の自己保存に求められる
資源ベースの経済は
入手できる資源をもとにする
必要なものが手に入らない島に
たくさんの人を連れていったり
人口5万人の街は作れない
私が ”包括的システムアプローチ”という言葉を使うとき
その地域にある資源から考えることを 指している
また 何を産出するか明らかにする
建築的アプローチだけではなく
デザイン的アプローチだけでもない
しかし デザインは 人間の生活を高めるために必要なものを
基礎にしなければならない
これが私の一貫した考え方である
食料 服 家 暖かさ 愛 ー
すべて必要なものである
人々からどれを奪っても
それは人間以下の行為であり 人として劣っている
前もって要点を述べると 資源ベースの経済はグローバルであり
科学的システム 生産物や供給は
真の経済的メカニズムに もとづいている
そして 効率と すべての経済区域の持続可能性を
保証する戦略に もとづいている
この 論理的なデザインに関して考え続けると
次の問題は何だろう?
これを実現するのはどこか?
都市だ
都市の出現は 近代文明の未来を明らかにする
都市の役目は 生活物資への効率よいアクセスを可能にすることだ
社会的サポートと地域の交流の増加を伴って
理想的な都市をデザインするにはどうしたらいいか?
どんな形にすればいいだろう
四角? 台形?
私達が 目的物の回りを動くようになる と仮定すると
簡便のために 等距離に作った方がいい
つまり 円だ
都市は何を含むのか?
まず 居住エリア 製品を作るエリア
エネルギーを作るエリア 農業エリアが必要だ
しかし 私たちは人間として育ってきているので
文化 自然 娯楽 教育も必要だ
そうだ すてきな公園も作ろう
文化と社交のためのエンターテイメント/イベントエリア
そして 教育機関 研究機関
私たちは円状に活動しているので
これらの機能を環状に配置するのが 合理的なようだ
配置は 機能同士の
アクセスの容易さによって決定される
とてもいい
よし 細部に取りかかろう
まず インフラや都市の内部構造の
核について考えることが必要だ
これは 水 製品 ゴミ
そしてエネルギーを送る経路である
現代は上下水道システムが 都市の地下にあるので
この経路を ゴミリサイクルと輸送の経路と
統合できるだろう
配達人やゴミ回収はもう必要ない
システムに含める
さらに 自動化された 空気力学によるチューブ技術も使える
同じく輸送に使用できる
無駄と 個人使用の自動車を減らすため
組織化され戦略的にデザインされる必要がある
電気路面電車 歩く歩道
トランスベイヤーやリニアモーターは
都市のあらゆるところに行け 上下の移動もできる
他の都市にも繋がっている
そしてもちろん 車に関しては 衛星を使って
安全に 完全に自動化する
実際 この自動化技術は現在も使われている
自動車事故で毎年 120万人が死に
5000万人が怪我をしている
これは馬鹿げており 事故を起こす必要は無い
効率的な都市デザインと 運転手の要らない自動車により
死者数はほとんど0になる
農業
現代 行き当たりばったりのコスト削減のために
殺虫剤や農薬を使ってきた
この 過度の化学肥料や その種の手段は
耕作可能な土地を破壊し
私たちの身体を破壊してきたことは言うまでもない
産業と農業による科学毒素は
事実上 すべての人間を侵している 幼児も含めて
幸運なことに すばらしい第二の選択肢がある
土の要らない 水耕栽培や空気耕栽培だ
これは 必要な栄養剤や水を
現在の75%にまで減らすことができる
食料は 産業工場のような規模の
縦型の農場で有機的に育てられる
50の農地を1エーカーの土地にまとめられる
実質上 農薬と炭化水素
の必要を無くすことできる
これは未来の工場的食糧生産だ
効率的 清潔 豊富に収穫できる
この進歩的なシステムは 部分的には
農業ベルトからなり すべての食料を
都市の人々全員に生産している
外部から輸入する必要はない
時間 無駄 エネルギーを節約する
エネルギーについて
エネルギーベルトは 再生可能媒体から
電力を得るシステムを稼働している
特に風力 太陽光 地熱 気温差
そして 潮力 波力の発電である
途切れることなく
供給される
再生可能な電力源は
統合されたシステムとして稼働する
地下の巨大蓄電器が
余剰電力を蓄え
電力を無駄にしない
そして都市電力だけでなく
個々の建物も独立して
動力や電力を作る
太陽光発電や熱電効果 その他
現在利用されている技術を使って
もちろん疑問はある:
まず どうやってこの技術 資材を
つくり出すのか?
これが製品を運ぶ:
産業ベルトが 修理工場などは別にして
工場生産の中枢となる
すべてが現地で行われ
もちろん 原料はすべて地球資源管理システムによって
現地で得られる
住民は 自分たちの需要について話し合う
生産機構に関しては
人類の歴史を変化させるような
強力なものを議論する必要があり
そしてすべてを変えていくだろう
これは 機械化とか
労働の自動化と呼ばれる
見回してみると
現在私たちが使っているほとんどのものが
自動的に作られていることに気付くだろう
あなたの靴 服 家庭用器具 車等々…
これらはすべて機械によって自動的に作られる
社会はこれらテクノロジーの進歩には
影響を受けないか?
もちろん受ける
これらのシステムは 新しい構造や新しい必要性を生み
ゆえに たくさんの不要なものを生む
そして私たちは発展し
ますますテクノロジーを使う
自動化し続けることは間違いない
意味のある技術を止めることはできない
テクノロジーによる労働の自動化は
社会変革の基礎である
すきの発明による農業革命から
動力機械の発明による産業革命
エレクトロニクスとコンピューターの発明による
いま私たちが住む情報世代まで
現在の先進的な生産方法に関しては
機械化は機械自身が発展させている
部品を組み立てて配置するという
伝統的な方法から離れて
一つの行程で
完全な製品をつくる新しい方法である
ほとんどの技術者のように 私は生物学に魅かれている
なぜなら技術への膨大な手本があるからだ
生物学とは 自らをコピーするものの研究だ
人類に良い定義を与える
技術者として 自らをコピーする機械に
好奇心を持ち続けている
Rep-Rapは3Dプリンターである
すなわち あなたのコンピューターに繋ぎ
2次元の紙に描画する代わりに
現実に 物質でできた3次元の物体を作る
この3Dプリンターは ここ30年で
最も先進的なものだ
Rep-Rapのすごい所は 自分の部品のほとんどをプリントできることだ
だからもし 一台手に入れたら
もう一台を友達にあげられる
もちろん 他のものもプリントできる
家庭用の製品をプリントし
自動車のボディもプリントできる
先進的で自動化された3Dプリントは
あらゆる分野の製造品に応用できる可能性がある
家の建築にも
Contour Crafting(輪郭技術)は
3Dプリンティングと呼ばれる 組み立て技術である
コンピューターモデルから直接
立体を作成できる
Contour Craftingを使うことによって
いずれ完全に機械のみで
一日で600平方メートルの家を作れる可能性がある
多くの人が建築の自動化に興味を持つのは
たくさんの利点があるからである
例えば 建築は労働集約的である
社会のある領域に仕事をもたらすが
同時に 問題と混乱もある
例えば 建築現場は最も危険な仕事である
炭坑業や農業よりも悪い
ほとんどの国で高い死亡率である
もう一つの問題はゴミである
アメリカの平均的な家を立てるのに 3~7トンのゴミを出す
莫大なゴミの量である
そして世界の40%の原材料が
建築に使われている
そして 莫大なエネルギーと資源がゴミになり
環境にも巨大なダメージを与える
ハンマーや釘など 現在のテクノロジーで
木を使い 家を建てることはとても不合理であり
アメリカの手工業のように
衰退の道を辿るでしょう
最近の研究でMITの経済学者デビッド・オウターは
中産階級は無くなり
オートメーションに取って代わられるだろうと予測しています
実際すべての経済領域で 機械化は
人間の労働者より生産性が高く
効率的で持続可能である
機械には 休暇 休憩 保険 年金が必要ない
そして 24時間 毎日働くことができる
人間の労働者と比べて
生産量の能力と 精密さは比較にならない
結論:流れ作業のような仕事は廃れ
世界中で実用的でないとされる
現在見られる失業は
根本的に技術革新における効率の
発展の結果である
市場経済学者は何年もの間 ”技術革新による失業”
と呼ばれる成長パターンを認めてこなかった
解雇された労働者を 新しい分野が再吸収する
ように見えるためである
今日 サービス産業だけが 残された産業だ
現在 80%以上の労働人口が雇われている
工業化された国では このパーセンテージを示している
しかしながら サービス産業界も
キオスク レストラン 商店を
オートメーション化しようとしている
経済学者達は
何年もの間否定されてきたことを 認め始めている
それは 世界的な経済の下降にともなう
労働危機によって
工業の雇用が悪化するばかりでなく
景気後退が進むと
産業は早く機械化すること である
気付かれていない落とし穴は
金を節約するために より早く機械化すればするほど
人を解雇すればするほど
人々の購買力を削いでいるということである
これは 企業が
すべてをより安く作れるようになればなるほど
安いもの以外買えない人々を増やしている
ということである
問題の核心は ”収入のための労働”ゲームは
ゆっくりと終焉に近づいている ということだ
ここで 現代の労働
そして機械された労働について
しばらく考えてみよう
世界の労働人口の75%が
明日にでも機械に取って代わられるだろう
ここに 資源ベース経済の根拠がある
金融−市場システムはもういらない
金は存在しない
もう必要ないのだ
資源ベース経済は
機械化したことによる効率を算出し
そして要求されることを受け入れる
今日我々がしている戦いはない
効率と持続可能性に関心を払わないことは
無責任であるからだ
都市システムに話を戻そう
中央には住宅や
教育施設 交通のハブ
となる中央ドームがある
ここに 都市の技術作業用
メインコンピューターがある
この都市は 巨大な自動化した機械なのだ
全てのベルトには
建物 エネルギー 製造
流通などの経過を観察するセンサーがある
人が 故障などの作業を
監視する必要はあるのか?
おそらくあるだろう
しかし改善を続けながら
超過勤務は減るだろう
そして分析すると
この仕事は都市の3%の人で
足りるだろう
私が保証しよう:
あなたの世話をし
福利を守るように設計された
この経済システムでは
日常的な私的独裁に
服従することはない
仕事において まったく無意味であり
社会的に不適切だ
存在しない借金で苦しむことは
もう無くなる
私は保証する: 人々は進んで 自分の時間を
自分たちのシステムの維持や向上に
使うだろう
”動機” の問題と結びつけると
もし ”生活のために働く”
という外圧がなければ
人はぶらぶらして何もしないか
怠け者になるという
暗黙の了解がある
ナンセンスだ
今日の労働システムは
怠惰発生装置であり
解決策ではない
子供の頃の生活を
思い返して見れば 創造や探究のような
新しい事を理解しようと懸命だった
でも時が過ぎるに従い システムが
金を得る方法に集中するよう 急きたてた
そして初等教育から
大学までに 狭量になる
1%の上流階級に収益を
もたらすための歯車として
仕える生き物になる
科学的研究によれば 人は
創意工夫が閃く時 金銭報酬に
動機づけられるのではない
創造そのものが報酬になるのだ
実は 金は 繰り返すための動機として
役立つものであり 日常の
行動の役割を機械化できることを示している
人の心を動かす
実用的な技術革新を閃いた時
金銭的動機は創造思考を妨げたり
損なったりすることが証明されている
なぜニコラ・テスラやライト兄弟
他の発明家達が 金銭的動機を
少しも考えず
大変な貢献をしたのかがわかる
金は間違った動機であり
このような貢献を
100倍も歪める原因となる
おはよう みんな 座って下さい
初めに クラスのみんなに
大きくなったら何になりたいか 聞きたいと思います
最初は誰かな?
よし サラさん?
大きくなったら ママみたいにマクドナルドで働きたいです
家族の伝統ですね?
それじゃ リンダさん?
大きくなったら N.Y. の街角で
売春婦をするつもりです
魅力的な女性ね?
とても野心的ですね
次は トミーくん?
大きくなったらウォール街で働く
エリートビジネスマンになって
外国経済の崩壊で儲けて
お金持ちになるつもりです
意欲的ですね
多文化共生に関心があるとはすごいわ!
[文化の犠牲者]
資源ベース経済は
社会的不安に対し 科学的解決法を用いる
これは単に技術的な能力に制限されない
人と社会の福祉についてと
どう構成されているのかを 直接考えさせる
どんなに社会制度が良くても
結局は幸福と平和的共存をもたらさない
貨幣制度の撤去と
生活必需品を供給することが
重要である
これにより世界中で 95%の犯罪が
直ちに減少する
窃盗 横領 詐欺などは無くなる
今刑務所にいる95%の人は
金絡みの犯罪か薬物乱用だ
しかし薬物乱用は障害だ 犯罪ではない
では他の5%はどうだろう?
本当の暴力
暴力を求める
暴力のように見える・・・
彼らは本当に ”悪人”なのか?
人々の暴力について
道徳的価値判断を持ってくるのは
率直に言って時間の無駄だと考える
なぜなら
その原因と暴力行為の予防について
私たちの理解が 少しも進んでいないからだ
時々 あなたは犯罪者を許そうと思う? と聞かれる
私の答えは
”ノーだ 有罪判決以外に
許すことはありえない”
もし私たちが 社会として
暴力を 道徳的に”邪悪”と捉えるのではなく
公衆衛生と予防医学と同じ問題として
取り扱う姿勢をとれるなら・・・
私たちが 自分の態度と
前提と価値観を変えようとする時のみ
暴力を奨励するのではなく
減らすことができる
これが 今私たちがすることだ
正義を求めるほど 傷つくことになる
正義と言われるようなものなど 無いからだ
虚構の概念である それだけだ
言い換えれば 人種差別主義者になるように育てられたら
差別を支持する環境で育ったなら
どうしてその人を非難できるのか?
彼らは 特異な文化の犠牲者である
だから 助けなければならない
私たちは 異常な行動が起きる環境を
設計し直さなければならない
これが 問題である
人を投獄することではない
裁判官や弁護士の言う ”選択の自由”
そんな概念は危険である
誤った情報を与えるからだ
あいつは ”悪人”だ・・・ あいつは ”連続殺人犯”だ
連続殺人犯は作られる
兵士が機関銃で 連続殺人者になるように
兵士は殺人兵器になる
誰も彼らを 殺人犯や殺し屋とは見ない
それは”自然”だからだ
そして私たちは人を責める
「この男はナチで ユダヤ人を拷問した」
ちがう ユダヤ人を拷問するように育てられたのだ
個人的な選択と
選択の自由について考えてみると
選択する自由とは
影響を受けずに選択すること という意味になり
私は それを少しも理解できない
我々の選択は全て 文化
両親 支配的な価値に
影響される
そう 影響されるのだ だから 選択の“自由”はありえない
最も素晴らしい国はどこだろう? 本当の答えは:
「すべての国へ行ったことはないし
この質問に答えるだけ 異文化を理解していない」
このように答える人を 私は知らない
「古き良きアメリカだ!」
「世界で一番素晴らしい!」
そこに客観性はない 「インドへ行ったことは?」 「いいえ。」
「イギリスへは?」 「いいえ。」
「フランスへは?」 「いいえ。」
「では何を前提に決めたのですか?」
彼らは答えられず あなたに苛立つ
「ちくしょう! 何様のつもりで
こんなことを言うんだ?」
忘れないで 倒錯した人々を論じているのです
彼らに答えの責任はない
自らの文化に影響を受けているという意味で
彼らは文化の犠牲者なのだ
[パート4:高まり]
資源ベース経済を考えるとき
度々多くの議論に出くわす・・・
「おい!」
「おい おい!」
「ちょっと待ちなよ」 「はい」
「これ知ってるぞ マルクス主義って言うんだろ?」
「スターリンは800万もの人を殺した こんな考えのために・・」
「親父はロシアの収容所で死んだ!」 ちょっと待って
「共産主義者!ファシスト!」
「アメリカが嫌いなら出ていけ!」
みんな 落ち着いて・・・
「新世界秩序に死を!」
観衆の不合理さに
ショック状態になり困惑する
突然ナレーターが致命的な心臓発作に襲われる
もう共産主義の宣伝映画は存在しない
[システムエラー]
[バックアップ開始−回復]
私の言っているのは
人々に シンクタンク的な考えをさせる原因
ローマクラブのような・・・
”マルクス主義者!”
”何? マルクス主義? どこから来たの?”
彼らはこの偶像を持ち 離さない
彼らの聖杯なのだ
とても簡単だ
もし 社会主義者や共産主義者や資本主義者か と尋ねられたら
どれでもない
なぜ 選択肢は1つだと考えるのか?
これらの政治概念はすべて
無限の資源の星に住んでいる と仮定した
作家によって書かれた
これらの政治哲学は なにか欠陥があるんじゃないか?
とさえ考えない
私は 共産主義も社会主義も自由企業もファシズムも
社会の進化の一部であると信じる
システムの狭間にいたのでは
一つの文化から他へ
大きく踏み出せない
”主義” が生まれる前
我々は生活基盤を持っていた
求められることのすべては
次の呼吸ができるくらいの健康
呼吸に必要な空気
飲める水 安全
利用できる教育だ
私たちが共有している これらがなければ
すべての文化は 営むことはできない
リセットして生活基盤に戻るべきで
生活基盤は ”主義”などではない
”人生の価値の分析”だ
[限界を超えて]
これは歴史的事実だが
社会の支配的な知的文化は
その社会を支配してるグループの関心を
反映している
奴隷を持つ社会においては
人間についての信念や人権などは
奴隷主のニーズを反映している
もう一度言おう
一部の権力者達が 人の命や労働によって
利益を得ているシステムの社会では
支配的な知的文化は
支配グループのニーズを反映する
概観してみると
主流の心理学 社会学 歴史学
政治経済学 政治科学における思想は
基本的に エリートの
関心を反映している
そして これらに関して疑問を投げかけすぎる学者は
脇に追いやられたり
”急進派”とみなされる傾向がある
ある文化の支配的価値は
その文化に貢献するものに報い
永続させる傾向がある
社会での成功や地位は
物質的富で測られる
社会貢献ではない
今日世界はなぜこのような世界なのか 把握するのは簡単だ
私たちは 価値観の異常を論じている
−完全に変質させられている−
優先事項である個人や社会の健康が
二の次にされていて 人工的な富や際限なき成長という
有害な信念になっている
この異常は ウイルスのように
あらゆる面に広がる
政府 報道機関 娯楽 学問の世界でさえ
システムへの干渉から
保護する仕組みが
構造に組み込まれている
現状維持のために守護者を自ら買ってでた
金融−市場教の信奉者達は
彼らの信条を邪魔する可能性のある
あらゆる思想をしりぞける方法を 探し出す
一般的なのは ”二元論”である
共和党員でなければ 民主党員に違いない
クリスチャンでないなら サタニストかもしれない
もしあなたが 社会は改善できるものだと信じ
−例えば
すべての人を救いたいと思っていたら?
単なるユートピア主義者である
そして最も狡猾なのは
もしあなたが ”自由市場”を支持しないなら
あなたは 自由そのものに反対しているのだ
私は自由の信奉者です!
”自由”や ”政府の干渉”という
あらゆるところで聞かれるこの言葉
意味を解読しよう
”個人資産家の金を増やし最大化
するのを妨げること” という意味だ
そう! 彼らはいろいろ言う
”人々にもっと商品が必要だ”
”これは圧政に対抗する 自由なのだ”
彼らが言うことは 常に解読可能だ
彼らが論理を使うときはいつも
1:1の対比関係に気付くだろう
ある意味では 彼らが使う 特殊な文法とも言える
価値と理解を支配している 特殊な文法だ
彼ら独自の認識を つかさどっている
”ああ そんな意味ではなかった” と言うかもしれない
しかし それが彼らがやることなのだ
あなたが 何がルールなのか認識しないまま
文法のルールに従い
話しているようなものだ
背後にあるこのルールを ”価値支配の文法”と呼ぶ
いつも彼らが使うこれらの言葉
”政府の干渉” ”自由の欠如”
”自由” ”進歩” ”発展”
それが 何を意味するかに 戻ってくることによって 解読できる
もちろん ”自由”という言葉は
”民主主義”という言葉と
同じような意味にとられる傾向がある
興味深いことに
人々は 政府がやっていることに
影響力をもっていると信じているようだ
私たちのシステムはすべて
売りに出されているということを忘れて
唯一影響力を持つ投票は
金の投票であり 活動家が
倫理や説明責任を叫ぼうと問題ではない
市場システムでは すべての政治家 すべての法律
つまり すべての政府が売りに出されているのだ
さらに 2007年から 20兆ドルもの金が
銀行救済にあてられ
完全に再生可能な方法の
地球規模エネルギーインフラへの資金が
一連の金融機関に持ち去られた
社会に何の役にも立たない機関に
資源とともに
未来も
奪われたのかもしれない
政治や政治家は公共のために存在する と思っている
民衆の盲目状態は続いている
事実は 政治はビジネスで
市場システムと何ら変わりない
彼ら自身の利益以外は関心が無い
私は 心の底から政治活動を信じない
システムが必要に応じて伸縮したらと思う
変化に適応させるのだ
国のシステムの一部が順応したから
公民権運動は成功したのだと思う
彼らは 自らの私欲の嘘かわかっている
ある程度の自由は良いらしい
自由の幻想 人々に 無意味な選挙へ幻想を持たせ
毎年投票させている
無意味な選択 奴隷のように ”投票した”と言う
この国では 議論を始める前に
その範囲が決まっている
誰もが共産主義者か
反体制の人物にされた
”変人”と呼ばれる
彼らが ”陰謀”と名付けたのだ
「少しでも楽しませるべきではない」
「権力者が集まり計画を立てるのだろう!」
「なにも起こってない! この変人 この陰謀論者!」
このシステムの防衛機構は二つあり
繰り返し使われている
一つ目の防衛機構は このシステムが 地球において
物質的向上の基盤になってきたという考えだ
もちろん・・・ちがう
”富”の拡大と 人口増加を
引き起こしている 二つの
根本的な原因がある
1:製造技術の急激な進歩:
あるいは科学的創意
2:膨大な炭化水素エネルギーの 最初の発見
現在の社会−経済システムの基礎である
自由市場/資本家/金融−市場システム
−どう呼ぼうと構わないが−
何も成し遂げてはいない しかし 歪んだ利益システムと
成果の利用と分配のための
でたらめかつ 非常に不公平な方法によって 勢いに乗っている
二つ目の防衛機構は 長年のプロパガンダで作られた
好戦的な社会的偏見である
これは 他の社会システムにも見られる
いわゆる ”独裁”の手段である
スターリン 毛沢東 ヒトラーなどによって いろいろな名前が付けられた
彼らは犠牲者を生みだした
同じよう独裁的に 彼らは
社会を永続させるための 社会的な方法を使ったのかもしれない
それは 死のゲームに行き着いた
そして
組織的な大量殺人に行き着いた
歴史上 私たちの社会と比べられるような社会は無い
飢餓−少なくとも 過去の歴史の100年間を通して
食料不足は起こらなかった
”相対的な貧困”によって引き起こしている
経済資源は不公平に割り当てられた
貧困層は食べ物を買う金が十分にない
もし金を払う余裕があったなら
食べ物を得られただろう
構造上の暴力の一例だ
別の例では アフリカや他の地域で
−特にアフリカでは−
たくさんの人が エイズで死にかけている
なぜ死にかけているのか?
私たちは エイズの治療法を知らないわけではない
裕福な国では たくさんの人達が
劇的に良くなっている
治療薬があるから
エイズで死にゆくアフリカの人達は
***ウイルスのために死ぬためではない
生き残るための薬に 払う金が
無いために 死んでいく
ガンジーは分かっていた
「最も致命的な暴力の形は 貧困である」
まったく正しい
歴史上全ての戦争より はるかに多くの人を殺している
歴史上の全ての殺人や
自殺よりずっと多い
構造的暴力は
行動上の暴力すべてを合わせたよりも 人々を殺している
それだけではなく 構造上の暴力は 行動上の暴力の
主な原因にもなる
[ピークを越えて]
石油は人類の文明体系の基盤であり
至る所で使われている
産業化した世界で食べ物を食べると
毎回10カロリーの炭化水素エネルギーを消費する
科学肥料は天然ガスから
殺虫剤は石油から作られる
種まき 耕作 灌漑 収穫 輸送 包装
石油で機械を動かす 食品をラップする
プラスチックはすべて石油だ
タイヤ一つに7ガロンの石油
石油は至る所にある
今 この星の
約70億の人間のためだけにあるのだ
安価で容易なエネルギーが
出現した
多くの奴隷が休みなく働き この100年
急進的な方法で世界を変え
人口は10倍に跳ね上がっている
しかし 2050年までに 現在の石油の供給と
生活様式では 世界人口の
半分しか支えられなくなる
異なる生活の基準を 受け入れることは重要だ
世界は今 1バレルの石油を採掘するのに
6バレルの石油を使っている
5年前は4バレルだった
1年後は1バレルにつき
8バレルの石油を使うことになる
世界中の政府と 産業の指導者たちの
何とかしようとする努力のなさに
私は不安を抱く
もっと風力発電を作る試みができる
たぶん潮力発電も・・・
もう少し効率の良い車を 作る努力が必要だが
技術革命が起こる気配はない
これらはかなり少数派の意見だ・・
ぞっとさせる事だと思う
経済学者たちによって コントロールされている政府は
消費者を刺激して
過去を復活できるという希望で
かつての繁栄を取り戻そうとしている
いまだ 担保もないまま 金を印刷している
もし経済が好転し回復して
素晴らしい成長が甦っても
長続きしないだろう
しばらくしないうちに 再び供給障害で
痛手を与えられるからだ
つまり 別の激しい価格変動で
ひどい景気後退になる
連続する悪循環に入っていく
経済成長が起き 止まり
全て閉鎖される 今の状況だ
そして再び起こる しかし 今わかることは
安価なエネルギーを生みだす能力はどこにもない
石油生産はピークだ 後は下る
地面からこれ以上掘り出す術はない
これは 仕事は閉鎖され 石油価格は
2009年初めのように下がることを意味する
しかしお馴染みの ”回復”が価格を戻し始める
最近は1バレル80ドル台で安定している
ここで私たちがわかることは 財政的 経済的に崩壊し
人々に困難を与えていてもなお
80ドル台であることだ
世界の石油生産量は今 1日約8600万バレルである
10年にわたり1日約1400万バレル分を
別のもので補わなければならない
周りにこの要求を満たすものは
1%もない
早急に何とかしなければ
重大なエネルギー不足になるだろう
人々はこの大きな
間違いに気づいていない
10年前には 持続可能な
エネルギー開発に協調する努力が 必要だったのだ
我々の孫たちは 疑惑の念を持って
この事を振り返るだろう
「あなた達は有限で貴重な物を扱っていたと知っていたのに・・・
どうして 消えてなくなる物質を中心に
経済を作り上げたのですか?」
人類史上初めて
現システムの生存のための主な資源の
枯渇に直面している
話の落ちは
さらに石油が少なくなっても
経済システムは この癌のような成長モデルを
推し進めるということだ
人々は 繰り返し 石油で走る車を買う
GDPや仕事のために 腹立たしい堕落だ
炭化水素経済システムの
代わりになる解決策はあるのか?
もちろんある
しかし 市場システムは
変化を成し遂げるのに必要な方針を
明らかにしないだろう
利益を生み出すメカニズムによる 解決策を生み出すまで
人は持続可能なエネルギーに投資しない
短期的にも長期的にも金にならないからである
投資したとしても
財政の損失を発生させるだけだ
だから 金銭的動機などは生まれない
システムでは 金の動機がなければ 何も起こらない
さらに 石油のピークは
環境−社会の繋がりを破壊する
主な原因の1つであり 今日加速している
真水は −私たちの存在の基礎であるが−
現在 28億人分不足している
そしてこのペースで行くと
2030年までに
40億人に達する
食糧生産:
人類の食糧の99.7%がとれる
作物用耕地の破壊が
土地を回復させるよりも 40倍も早く進んでいる
過去40年に渡って 30%の
耕地が収穫できなくなった
現代農業にとっても 炭化水素は
重要な要素であり 同様に低下おり
食糧供給もそうなる
現代の資源の消費傾向で
このペースを続けるには
2030年までに地球が2つ必要になる
絶滅を引き起こす 生物多様性の
絶え間のない破壊と
地球環境の
不安定化については いうまでもない
これらの減退とともに
急激な人口増加が起こり
2030年には 地球の人口は
80億人を超えるだろう
エネルギー生産だけでも
44%の増産が 需要を満たすのに必要になる
繰り返す 金は行動を導くというが
地球上のどの国でもいい
灌漑やエネルギー生産を改革するのに必要な
大きな変化を起こすことを
期待できるだろうか?
債務ピラミッドスキームが
終焉を迎えるとき
現在見られるような 失業は
当り前のことになるだろう
技術革新によって
”仕事”は無くなるのだ
仕事は返ってこない
最後に 大まかな社会の展望
1970年から2010年までに
貧困はこのシステムのために倍増した
そして 現状を生じさせている
あなたは本当に
貧困が少なく 苦しまず 大規模な飢餓が少ない
何かを 目指しますか?
[始まり]
回復することはないだろう
これはいつか抜け出せるような
長期の不況ではない
経済的崩壊の次に来る局面は
大きな市民不安だろう
そのとき失業手当は支給を止められる
国には金が残っていないからだ
状況が極めて悪化した時
人々は自ら選んだリーダーへの信頼を失い 変化を要求するだろう
もし私たちが 互いに殺し合わないか
環境を破壊しなければ
残念ながら 私たちは引き返せない所まで来ている
それは絶えず私を悩ませる
私たちは この状況を避けることを 何でもする
人類が 大きな移行期の縁にいることは明らかだ
今直面しているのは
我々の知っている生活の 根本的な変化である
経済と地球の資源は繫がるべきだ
もちろん資源とは
すべての動物 植物の命のことであり
海洋とその他全ての繫栄のことだ
金融のパラダイムは
最後の一人を殺すまで見逃さない
”内部”のグループは 権力を維持するためなら何でもするだろう
あなたは 覚えておくべきだ
陸軍 海軍 ウソ
権力を維持するためには 何でも使うだろう
彼らは諦めようとしない
なぜなら 人類を永続させる他のシステムを 知らないのだ
[ニューヨーク中継]
[地球規模の抗議が 世界経済を閉鎖]
[ロンドン中継]
[中国 中継]
[南アフリカ中継]
[スペイン中継]
[ロシア中継]
[カナダ中継]
[サウジアラビア中継]
[西側諸国の犯罪率急増]
[国連 非常事態を宣言]
[世界の失業率65%に到達]
[世界大戦長期化の恐怖]
[借金崩壊により食糧不足]
.
[暴力行為は報告されていません
先例のない抗議は続ています・・・
何兆ドル相当のお金が
世界中で組織的に
銀行口座から引き出されているようです
今 世界中の中央銀行の前で
お金が投げ捨てられています]
[これがあなたの世界]
[これが私たちの世界]
[変革は今]
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