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0:00:00.000,0:00:11.740 こんにちは
ダイアナです
シドニー交響楽団の オーボエ奏者です
今日はこの シドニーオペラハウスのホールで
YouTubeシンフォニーの オーディション曲について
お話しします
取り上げる抜粋は 美しいソロ
シュトラウスの ドン・ファンの抜粋です
まずは要点を お話しします
1つは弱拍を 気にしすぎないように
このオクターブの弱拍
低音のDです
入る前に オーケストラの演奏を
想像するといいですよ
美しいバルカローレ、 波のうねりに
乗るような 感じです
そうして息を 整えます
4小節目 ページでは7ですが
小さい 装飾音があります
拍どおりがいいと思います
特に最初の回は 正統的というか
戻ってきて [ハミング]本当に
そっと抱きしめる ようにします
とても美しい 瞬間です
この場面は抜粋に 3回出てきます
それぞれに 少しずつ
違いを持たせて 演奏することにも
注意してください
そして次に 28小節目
クレッシェンドです
その後7小節ほど かかっています
ここに入る時点で 自分の音量が
わからなくなっています
必ずこのGで少し 力を緩めましょう
そうして クレッシェンドを
Bから優しく付けると 余裕ができます
長いクレッシェンドの 途中でも
少し引いてから より強くできる所があります
そうして少しずつ 積み重ねます
そうしないと
音に限界が 来てしまいます
常に朗々と優しく 響かせてください
そして次は 44小節目です
可愛い副旋律として 入ります
クラリネットソロの部分
自分のソロではなく クラリネットソロです
できれば常に 周囲が同じ音楽を
演奏しているのを 想像しましょう
これはその 良い例です
この抜粋について 最後に伝えたいのは
ストーリーを表現しましょう
それぞれが物語の 要素だと思うのです
このソロ演奏で 素敵なことは
物語にちょっとした 抑揚を
効かせられることです
本当に美しい ソロです
テンポは50以上が いいでしょう
ルバートも いいと思います
拍はクリアにしてください
美しいレガート
イントネーションは 歓迎です
ドン・ファンをやってみましょう
0:03:37.270,0:05:50.660 [オーボエの演奏]