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私たちは誰でも腕力やたくましさに魅力を感じます― もっと強く 元気になりたいとか
スーパーマンのようになりたいとか そして これを叶えるためのお勧めの
方法や運動療法はたくさんあります しかし 私がもし 「これは自分では調節できず すべて遺伝子によって
制御されている可能性がある」と言ったら どうしますか? 逆に もしそこに何か秘訣があり
これを使ってスーパーマンになれるとしたら どうしますか?
実際には:筋線維の大きさには限界があります 確かに そう聞くと当たり前に思えるかもしれませんが
「ミオスタチン」と呼ばれるタンパク質が 筋肉量を厳密に調節していて
正確に 筋肉がどこまで肥大できるかを決めます そして この限界は ミオスタチンのレベル次第で
人それぞれに異なります 筋肉量がこの限界に達すると ミオスタチンで
筋肉の肥大が抑えられます しかし ミオスタチンそのものが 受容されなかったり 生成されなかったりした場合
筋肉肥大の限界が 突然取りはらわれます この現象は最初に「ベルギーブルー種の蓄牛」で認められました
ベルギーブルー種は 通常の畜牛よりも筋量が 2〜3倍肥大していたのです
後になり それらには まさにミオスタチンを生成する 遺伝子GDF-8が たまたま欠失していたことがわかりました
その結果 どんな運動も特別な食事制限も 行わずに これらの畜牛は
驚くほどの筋肉量を身につけたのです 似たようなケースが 今までイヌやマウスで報告され
また GDF-8遺伝子を欠く人間の赤ちゃんのケースさえ 何件か報告されています
これらの研究報告は なぜ容易に筋肉が増える人がいる一方で 苦労する人もいるのか 科学者が知る手立てとなっています
ミオスタチン発現レベルの低下は 筋肉量の増加を意味します 実際に 研究でわかったことは
ボディビルダーのチャンピオンの多くは 生まれつき ミオスタチン発現レベルが低下しているか
完全にミオスタチン遺伝子が欠失しているということです 10代のアーノルド·シュワルツェネッガーのような人を見ると
彼は単に生まれつき筋骨隆々のように見えます 同じように おそらく ボディビルダーチャンピオンの多くは
トレーニングや薬物を使用したことよりも 遺伝子のおかげで優勝できたのです
やがて ミオスタチンを非活性化するか または受容しない 医薬品を開発できるかもしれません
もちろん これは両刃の剣です しかし一方で 筋ジストロフィー患者や
老化のために筋力低下した患者の筋肉量を 再び増加させたり 回復させたりできます また他方で
成績向上薬を乱用するおそれは...避けられそうにありません しかし 実在する ハルクのような超人は...
かっこよく見えます それに すでにミオスタチンが低レベルな人は
不当な優位性があると見なされるでしょうか? 何とも言えません ともかく 誰もがうんざりしているのは
この実証も規制もされていない医療を 販売したり促進したりしていることです
結局のところ 生まれつきのミオスタチンレベルが 低くても高くても 次のことを心に留めておいてください―
今のレベルが あなたの機械的効率および代謝効率にとって 最適なのです 適切な運動と
全身状態によって 個々の生理的ピークに達するでしょう また あなたが 生来スーパーマンのような
強烈なパンチ力を持ちあわせていない場合でも トレーニングや努力をすることで限界を超えられます
でも もしあなたがスーパーマンのように 強烈なパンチができるようになったらどうしますか?
友人のジェイクは 『Vsauce3』で この衝撃の スーパーヒーロー問題に応えています
必ず見てみてください そしてもし 自分のミオスタチンレベルがどのくらいか知りたい場合...
調べる唯一の現実的な方法があります 取り掛かってください
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